犬へのヨーグルトの効果は?口臭予防やてんかんにも良いって本当?

人間でも健康美容ダイエットにも良いとされ、腸内環境を整える際に欠かせないヨーグルト。

同じ効果が犬にも得られるのなら、積極的に与えたいという飼い主さんは多いのではないでしょうか。

しかしヨーグルトは乳製品ですからアレルギーも気になりますし、下痢嘔吐などは大丈夫なのかな?と心配にもなります。

また、どの位の量であれば犬のお腹に優しく、ヨーグルトの効果を効率良く得られるのかというのもよく分からなかったりしますよね。

今回は、ヨーグルトの良い点注意点ヨーグルトの与え方適量などをお伝えします。

スポンサーリンク

ヨーグルトの良い点

dog-753269_640

ヨーグルトの乳糖

犬にヨーグルトを与えることは、基本的に問題ありません

かなり個体差はありますが、一般的に犬に牛乳を与えることは余り良くないと言われているのは、有名なことだと思います。

その為、乳製品であるヨーグルトも良くないのでは?と思われがちですが、ヨーグルトは牛乳に比べお腹を壊しにくい食品です。

犬に牛乳を与えない方が良いとされる理由は、乳糖という成分にあります。

この乳糖を犬は上手く分解することが出来ない為、ウンチが緩くなったり、下痢をしてしまったりするのです。

しかしヨーグルトは、発酵の際に乳酸菌がその乳糖のほとんどを分解してくれていますので、お腹への影響が出にくいと言われています。

牛乳を与えた際にはウンチが緩くなってしまった犬でも、ヨーグルトは大丈夫だったというケースも多く見られます。

しかし乳糖の分解に関しては、ひとえに体質です。

人間でも牛乳に対して敏感な人と全く平気な人がいる様に、犬も個体差がかなり強く出る成分ですので、初めて与える際には注意が必要になります。

関連記事として、

犬に牛乳はダメ?薄めると大丈夫?下痢は?適量は?アレルギーは?

こちらもご参照下さい。

ヨーグルトの栄養素

ヨーグルトは牛乳の発酵食品ですから、牛乳の栄養素に加え乳酸菌などが含まれている為、腸内環境を整えるのに大変適しています。

また、発酵の過程で様々な酵素が作り出されますので消化不良の改善なども望めます。

その他にはビタミンB1・B2・B6などのビタミンB群が豊富で、ミネラル類ではカリウムや牛乳の代表的な栄養素でもあるカルシウムを多く含みます。

ヨーグルトの代表的な栄養素はこちらです。

ビタミンB1

炭水化物をエネルギーに変える栄養素です。

代謝を助ける成分でもあり、皮膚体毛粘膜などを健康に保ってくれたり、疲労回復にも効果があります。

ビタミンB2

脂質や糖質、たんぱく質などをエネルギーに変える栄養素です。

代謝を助ける成分でもあり、皮膚体毛粘膜などを健康に保ってくれます。

また、ビタミンB2には抗酸化作用もあると言われています。

カリウム

余分な水分や食塩などに含まれるナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。

その為、むくみ神経過敏高血圧不整脈脳卒中などを予防し、代謝神経を正常に働かせる効果があると言われています。

カルシウム

などの形成に必要な栄養素です。

骨粗しょう症などの予防に効果があり、骨を丈夫にします。

また、筋肉の収縮や弛緩、神経の伝達などにも役立っている成分です。

乳酸菌

人間同様に犬の健康にも腸内環境が密接に関係しており、犬の腸内にも善玉菌悪玉菌が存在しています。

ヨーグルトには、この善玉菌の代表である乳酸菌が豊富に含まれています。

乳酸菌は腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やし悪玉菌の増殖を防ぐ役割を担っているのは皆さんも御存知だと思います。

その善玉菌が増え、腸内環境が整うと様々な効果がもたらされます。

お腹のトラブルが改善する

ヨーグルトの乳酸菌は、腸内で乳酸という大腸を刺激する物質を発生させます。

この乳酸は腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防いでくれています。

その為、便秘お腹が弱いウンチの臭いが強いなど、排泄機能に関わるトラブルが改善されます。

これらが改善されるということは、体内の老廃物などがしっかり排出されるということになりますので、病気などにかかりにくくなります。

また、腸内に不要なものが溜まっていると体臭口臭などの問題にも繋がりますので、こちらの改善も期待出来ます。

関連記事として、

犬の便秘ってどの位大丈夫なの?原因と対処法、便秘予防まで 

犬の下痢の原因はストレス?食べ過ぎ?症状から分かる病気や治療法

犬のウンチが緑?血便?色と形状で分かる原因や健康状態

犬もおならをする!原因と臭い時の対処法

こちらもご参照下さい。

消化吸収が良くなる

善玉菌が増えると腸内の悪玉菌などの毒性が減少しますので、消化吸収機能が向上します。

消化吸収が良くなれば肝臓などの負担を減らすことが出来ますし、毛並みも良くなったりと、摂取した栄養素の効果を得られ易くなります。

特に高齢犬などは消化吸収機能が低下していますので、積極的に腸内環境を整える必要があると言えます。

関連記事として、

愛犬家に絶対読んでほしい!犬の健康を守る14個の老化チェック

こちらもご参照下さい。

免疫力が向上する

免疫細胞全体の約60%が腸に存在していると言われています。

腸内環境が整うと、腸の免疫細胞が活性化され免疫力が高まり、ウイルス感染を防いだり、アレルギーを抑えたり等、強い抵抗力が発揮されるようになります。

また、ガン予防にも良いとされ、様々な病気にかかるリスクを減少させてくれます。

口臭予防・歯周病予防

ヨーグルトの乳酸菌により腸内環境が整うことで排泄機能が改善され、口臭が減少するということは前項でもお伝えしました。

それだけではなく、ただヨーグルトを与えたり、歯磨きの際に使用することでも口臭を予防することが出来ます。

また、ヨーグルトを使用した歯磨きは、虫歯歯周病などの口内トラブルの予防にも役立ちます。

乳酸菌には、口臭や口内トラブルの原因になるお口の中の細菌や雑菌の繁殖を抑えてくれる働きがあるのです。

歯磨き粉の代わりにヨーグルトを使用したり、ヨーグルトを染み込ませた布などを使用して歯磨きをしてみて下さい。

関連記事として、

本当に怖い犬の歯周病!その症状や原因、治療について

犬の歯磨きってどうやるの?簡単歯磨きシートや歯ブラシを使った磨き方

歯磨きをさせてくれない犬には歯磨きガム!おもちゃは?サプリは?デンタルグッズ色々

こちらもご参照下さい。

てんかん

最近ではてんかん持ちの犬にヨーグルトが良いと言われています。

てんかんは神経の疾患ですので、神経伝達物質の合成に必要なビタミンB6を摂取すると症状が改善されることがあるそうです。

ヨーグルトには、このビタミンB6を活性させるビタミンB2などのビタミンB群も豊富な為、よりその効果が期待されています。

また、ビタミンB6は腸内細菌によりある程度は合成される物質なのですが、腸内環境が整っていないとその合成量が足りなくなってしまうとも言われています。

その点ヨーグルトは、腸内環境の向上にも役立つ乳酸菌も含んでいます。

腸内環境が安定ビタミンの合成がスムーズになり、更に腸内環境が整えば免疫力向上も望めることから、ヨーグルトは複合的にビタミンB6の効率良い摂取に向いる為、てんかん症状の改善に良いとされているのです。

てんかんの症状が劇的に改善されたり、てんかんが完治するというわけではない様なのですが、試してみる価値はありそうです。

関連記事として、

てんかんなの?病気なの?犬の痙攣の原因と対処法

こちらもご参照下さい。

食い付きが良い

ヨーグルトを好む犬は沢山います。

勿論犬によって好みはありますがこの食い付きの良さを利用して、食の細い犬食欲が落ちている老犬療養食やダイエット食などを食べたがらない犬の食事のトッピングなどに使うことが出来ます。

また、余りお水を飲まない犬の水分補給に、ヨーグルトを混ぜた水を与えるとよく飲んでくれたりしますので試してみて下さい。

関連記事として、

どうしてドッグフードを食べないの?考えられる原因とその対処法

愛犬家に絶対読んでほしい!犬の健康を守る14個の老化チェック

犬のダイエットは計画的に!食事や運動などの方法色々

こちらもご参照下さい。

スポンサーリンク

ヨーグルトを与える際の注意点

beagle-63722_960_720

アレルギー

ヨーグルトは乳製品ですので、乳製品のアレルギーがある犬には与えないで下さい。

また、今まで牛乳を飲んだ際にアレルギー症状が出ていない犬は問題ないかと思いますが、

初めてヨーグルトを与えた際にアレルギー症状が出てしまう犬がいますので注意が必要です。

どの様なアレルギー症状がどの位の度合いで表れるかは個体差がありますが、

ヨーグルトを与えた際に、

●皮膚を痒がる

●くしゃみ・鼻水

●目の充血・目やに

●脱毛

●元気が無くなる

●嘔吐

●下痢

などの症状が出た場合にはアレルギーを疑ってみて下さい。

プレーン(無糖・無脂肪)を選ぶ

ヨーグルトは必ず砂糖や人工甘味料の入っていないプレーンのものを選んで下さい。

また、果物などが入っているものも避け、低脂肪無脂肪タイプのものの方がより良いとされています。

糖分や脂肪分は、糖尿病虫歯歯周病肥満などに繋がる恐れがあるからです。

ヨーグルトには比較的脂肪分が多く含まれていますので注意が必要です。

大量に与えない

牛乳よりも乳糖が少ないとはいえヨーグルトを大量に与えてしまうと、お腹を壊してしまうなど何かしらの問題が引き起こされる可能性があります。

大量に摂り過ぎてしまうことでウンチが緩くなったり、下痢になってしまったり、嘔吐してしまうこともあります。

また、腸内細菌の働きにより発酵されたガスが腸に溜まってしまう場合もあります。

これらは特に胃腸が弱っている時などに起こり易いとされていますが、乳糖に対する耐性消化吸収能力には個体差があります。

少しの量を食べただけでも下痢嘔吐をしてしまう場合もありますし、多くの量を食べても平気な犬もいます。

犬によって適量が異なりますので、ヨーグルトを与える際は犬の体調食後の様子ウンチの状態などに注意してみて下さい。

スポンサーリンク

ヨーグルトの与え方

dog-1164979_960_720

ヨーグルトを与える際の1日の適量の目安としては、小型犬で小さじ半分~1杯程度中型犬の場合は2杯程度大型犬では3~4杯程度になります。

そして与えるタイミングとして、気を付けて頂きたいことがあります。

実は乳酸菌は胃酸に弱く、その半数以上が腸に辿り着く前に死滅してしまいます。

その為、胃酸が薄まった後になる食後か、いつもの食事のトッピングとして食中に摂ることが効率良い摂取のポイントになります。

また、乳酸菌の効果には残念ながら即効性はなく、腸に定着してくれる菌ではない為、毎日継続して摂取することが重要になります。

その際には最低でも1週間位同じ種類のヨーグルトを与え続けて下さい。

これはヨーグルトによって使用されている乳酸菌が違う為です。

そして、ヨーグルトの効果が表れるまでには個体差がありますので、焦らず与え続けることも大切になります。

機能性ヨーグルト

近年ではたくさんの機能性ヨーグルトと呼ばれるものが販売されています。

その違いは使用されている乳酸菌にあります。

よく耳にするR-1LG21ビフィズス菌ガセリ菌の他にも、LGG乳酸菌BB536LKМ512など、種類がとても豊富です。

腸内に定着し易いと言われる菌を含むヨーグルトを選ぶことも良いと思いますが、犬との相性もありますので色々試してみるのも良いと思います。

その際には、前項でお伝えした様に毎日継続して同じ種類の菌のヨーグルトを与えて、犬の体調やウンチの様子を見て判断してみて下さい。

サプリメント

近年では犬用の乳酸菌サプリメントや乳酸菌を使用したおやつもたくさん販売されています。

サプリメントの形状も粒タイプであったり、いつもの食事にふりかけるだけの粉末タイプ、飲み水などにも混ぜられる液体タイプなど種類も豊富です。

生きた乳酸菌を腸に届ける為に有効な、納豆菌オリゴ糖などを同時に摂取出来るタイプのものなどもあります。

より効率的に腸内環境を整えたいという場合には、これらを使用することで手軽に取り入れることが出来ますので、試してみるのも良いと思います。

スポンサーリンク

まとめ

dog-926220_960_720

今回は、ヨーグルトの良い点注意点ヨーグルトの与え方適量などをお伝えしました。

ワンちゃんがその体内で分解し辛い成分である乳糖が少なく、牛乳よりもお腹を壊しにくい乳製品であるということが分かりました。

そしてヨーグルトに含まれる乳酸菌は胃酸に弱い為、食後食中に与えることが望ましく、同じ乳酸菌の種類のヨーグルトを毎日継続して摂取することが重要であるということも分かりました。

また、与える量は小型犬で小さじ半分~1杯程度中型犬の場合は2杯程度大型犬では3~4倍杯度と、少量で良い為、毎日の食事のトッピングなどに手軽に取り入れ易そうでした。

乳酸菌の効果は人間もワンちゃんも同じですので、飼い主さんが食べるヨーグルトをプレーンのものにして、ワンちゃんと一緒に腸内環境を整えてみてはいかがでしょうか?!

関連記事として、

りんごを犬が食べるのは大丈夫?皮は?アレルギーは?下痢や嘔吐は?

犬が嘔吐する原因は?心配のいらないものから病気が疑われるものまで

犬が白や黄色の泡を吐いた!嘔吐物や色で分かることと対処法

こちらも合わせてお読み下さい。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加