現役トリマーが犬のトリミングの必要性、頻度、費用、自宅でできることまで徹底解説!

犬を飼うことにした時、食事やおトイレのしつけは必要とわかってもトリミングってどうしたらいいのか、実際飼っている方でもわからないこともあると思います。

初めて犬を飼う方は、どんな事が必要でどの位の頻度でやればいいのかを知りたいのではないでしょうか?また、飼っている方でもその必要性はよくわからなかったりするのではないでしょうか?現役トリマーの私ことlongtail8010が今回はトリミングの必要性を具体的に細かくご説明していきます。

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トリミングの必要性

水辺のプードル

そもそも犬はオオカミが家畜化されて今の形になったと言われています。現存する犬の大半が人間によって作られたと言っても過言ではないようです。犬は長い歴史の中でずっと人間の良きパートナーであったわけです。

その中でも従順さと賢さから猟犬となって活躍するようになったプードルを例にとってみましょう。

プードルは水辺で猟師さんが鉄砲で撃ち落とした鳥を水に浸かって取ってくるお仕事をしていました。独特な形状のクルクルとした毛は水はけがよく、乾きが早いのです。ドックショーなどでご覧になったことがあると思いますが、あの部分的に毛を残すカットは大事な関節や臓器を守るために残されていて、更に水はけがよいように他の毛は切り落とした姿が原型と言われています。

このようにそれぞれの犬に合わせたカットの理想形が現代に伝えられているわけです。その理想形を学校などで学んだのがトリム(毛を刈り込んで整えるという意味)する人、トリマーさんです。

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トリミングとグルーミングの違い

子犬ダックス

犬の毛の種類を大きく分けると長毛犬種と短毛犬種に分けられます。

長毛犬種を具体的にあげると、先ほどのプードルもそうですし、マルチーズやシーズ、ヨークシャテリアなどの毛が長く伸びる犬達のことです。このコは全身の毛をカットする必要があり、トリミング犬種になります。

短毛犬種はチワワやダックス、ビーグルやラブラドールなどの犬達です。このコ達は一定の長さの毛を保持していますので、カットする必要がないか部分的にカットが必要があり、グルーミング犬種になります。

トリミングを行うには丁寧なグルーミングが必ず必要となります。大まかにいえば、グルーミングとはカットする前までの事を言うのです。

さて、このグルーミングですが、カットする前のシャンプーだけではありません。これがとても大事です。では、それぞれ項目ごとに説明していきましょう。

ブラッシング

犬には年に二度、換毛期というのがあります。夏毛、冬毛に生え変わる事です。この時期、短毛犬種のチワワやダックスなどは毛が抜け落ち、服にも付きますしお部屋に散らばります。長毛犬種のプードルやマルチーズなどは抜けませんが、伸びて絡むのです。

ですから、ブラッシングは犬の種類を問わず、必要なのです。長毛犬種の犬はもつれや毛玉の防止になりますし、短毛犬種の犬も不要な抜け毛を取り除いてあげられます。そしてマッサージ効果があるので、美しい被毛を維持できるのです。日常の犬とのコミュニケーションの一つとして取り入れる事をおすすめします。

足の裏と足周りの毛のカット

足の裏の毛は本来、小石などが挟まらないように生えているのです。しかし毛があることでフローリングなどでは滑りやすく、怪我をしてしまうこともあります。そして濡れると乾きにくく、蒸れて皮膚炎になったりもします。

爪切り

爪はお散歩をしていると削れて切る必要がなくなりますが、狼爪と呼ばれる人間の親指にあたる部分の爪は、地面に当たらないため切る必要が出てきます。またお散歩には出ていても、歩き方であまり削れなかったり、年齢が上がると走る事が少なくなるので余計に伸びます。また小型の犬はお散歩にあまり出ないことも多く、その場合は爪の中にある血管もどんどん伸びてしまうので、定期的なカットが必要です。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

犬の爪切りは必要?頻度や方法、嫌がる犬の対処法まで

現役トリマーが教える!犬の爪切りの使い方から押さえ方、切る長さや頻度と止血まで!

耳掃除

お耳は垂れている犬ほど蒸れやすく、トラブルになりやすいです。垂れ耳の犬は特に掻きすぎて耳の骨を骨折なんて怖いこともあります。また長毛犬種の場合は耳の中にも毛が生えているので毛を抜いてあげる事が必要です。頭をよく振るしぐさをする時は「痒いよ」の合図だったりもします。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

犬の耳が赤いのは病気?臭いや耳垢の色で分かることと耳掃除方法

現役トリマーが語る!犬の耳の注意点と耳掃除の仕方について!

肛門腺絞り

肛門腺絞りとはお尻から出る分泌液の事です。犬同士がご挨拶でニオイを嗅ぎあう時にはこのニオイが名刺のような役割をします。また便がスムーズに出るように潤滑油の役割もしています。ですが、たくさん溜まってしまうと肛門腺破裂をして肛門の脇に穴が開いて出血してしまうことがあります。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

現役トリマーが肛門腺絞りの必要性、やり方、コツ、注意点、頻度、料金等を徹底解説します!

その他のグルーミング

以上の他に肛門周りのカット、お腹のバリカン、シャンプー、ブローがあり、おひげ切りは好みで行います。ただし、日本犬はおひげ切りはしないです。

そして例えばロングのダックスでしたら、人間でいう踵と手首の毛と足の飾り毛のカットまでがグルーミングとなります。所要時間は一般的に1時間程度だと思います。

ちなみに先ほど説明したプードルはここから全身のカットに入ります。人気のテディベアカットは全行程終了まで3時間はかかります。

この項目、全てが定期的なケアが必要となります。でも飼い主さんが全部はなかなか難しいと思われた方もいると思います。では次に、その料金と頻度についてご説明しましょう。

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ペットショップに頼むには

茶ぺき

ペットショップには基本、電話などで予約しておくとよいでしょう。大手のショップでトリマーさんの人数を確保しているような所でしたら飛び込みでも大丈夫だと思いますが、専門店になると、予約の犬がたくさんいて年末などの繁忙期はお断りされる場合もあります。

またペットショップにはたくさんの犬が集まるため、感染症予防にワクチンの確認を取るショップも多いと思います。このワクチンは三種混合ワクチン、六種混合ワクチンなどと呼ばれている、身近に感染の危険のあるウィルスのワクチンです。ワクチンを打ってから二週間ほどで免疫がつきますので、トリミングはワクチンを終えた二週間後以降にしましょう。

こちらの記事も参照してください。

犬のワクチンの種類って?時期や回数、副作用など接種前に知りたいこと色々

トリミング、グルーミングの頻度

理想の頻度としては二週間に一度と言われています。例えば一か月に一度はトリマーさんにお願いして、間に自宅でシャンプーと飼い主さんが出来る項目を無理なくやる、などの方法が理想的ではありますが、通常であれば一か月に一度で大丈夫です。

老犬になった時は疲れやすいので二か月に一度はトリマーさんにお願いしして、間に自宅でシャンプーと出来る項目を行ったり、拭き取るだけのシャンプーなどを上手に使って犬の負担にならないようにしてあげましょう。

料金について

地域に違いがあるようですが、小型犬種のグルーミングで3,000~、トリミングで5,000~が基本だと思います。

追加料金としては毛玉取りの他、噛み付きでも追加になる場合があります。その他、オプションとして泥パックやマイクロバブルなどもあります。カットは内容によって変わりますので、遠慮せず聞いてみましょう。

またお家でシャンプー、ブローは出来るのでという飼い主さんは、爪切り、耳掃除などの単品で部分処置や、部分カットをお願いすることも出来ると思います。だいたい、一項目500~行っていただけると思います。

ただ単品の部分カットについては、シャンプーとブローをして毛を整えた状態で本来は行うものですので、後から毛が出てきてしまったり、仕上がりは違ってしまいます。

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まとめ

鼻アップゴールデン

トリミングやグルーミングは他のしつけと同じように子犬の頃からしつけていくのが一番入りやすいです。ペットショップから来たわんちゃんであれば、そのショップにお里帰りするように定期的に連れて行かれても良いでしょう。

トリミングでは毛で普段見えない皮膚の疾患も見つけやすいですし、毎月しているといつもと違うことに気が付いたりすることで、病気の早期発見にも繋がります。トリミングやグルーミングをすることでわんちゃんの健康までもが保てるのです。

こちらの記事も参照してください。

現役トリマーがわんちゃんのトリミングの道具や使い方、注意点まで細かくご紹介します!

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