現役トリマーが犬のトリミングの道具や使い方、注意点まで細かくご紹介します!

犬をトリミングする時、必要な道具と具体的なやり方をご存知でしょうか?知らずに余計な道具を買ってしまって使わなかったり、使えなかったりなんてこと意外とあるんですよ。

また具体的な内容を知ると飼い主さんでも出来そうな事と、トリマーさんにお願いしよう思う事がわかるかもしれません。現役トリマーの私ことlongtail8010が犬の種類に合った道具と内容を項目と種類にわけて、注意点もふまえながらご説明していきましょう。

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グルーミングをしよう

ブルーアイブルーマール

まず基本となるグルーミングについてです。グルーミングは爪切り、耳掃除、シャンプー、ブロー(必要な犬種は足の裏、足回り、肛門周りのカット、お腹のバリカンを含む)の工程を言います。

ほぼ全ての犬にグルーミングで必要な道具をあげてみましょう。爪切り、耳を掃除する時に使用する鉗子、シャンプー、リンス、コーム、スリッカー、ハサミです。

では実際どうやって道具を使って、どのように行うのかをご説明していきましょう。

ブラッシングをする

スリッカーブラシはハードとソフトがありますが、ハードは名前の通り固く扱いが難しいので全犬種でソフトの小さいスリッカーをおすすめします。コームは荒い目は始めの時や毛玉取りに、仕上げは細かい目を使うので半々になっているタイプが良いと思います。

スリッカーブラシは静電気が起きにくいように針金で出来ていて、九の字の形状をしています。そのため使い方に注意点があります。真っ直ぐ皮膚に沿ってかけてしまうと、引っ掻き傷のようになり、スリッカーまけを起こしてしまいます。もちろん犬は痛がります。ただソフトタイプであれば多少皮膚に沿ってかけても大丈夫です。力を込めず優しくかけましょう。

かけ方の基本は毛の根元にスリッカーをかけたら皮膚から離しつつ引いていきます。毛の長い犬は片手で毛を持ち上げて、下の方から順にかけていきます。表面だけにスリッカーぶらしをかけると中はもつれたままだったり、毛玉が残ったままになります。耳や尾の長い部分は毛をわけて部分的にかけていきます。もつれや毛玉は犬が痛くないように、根元を持って少しずつかけます。またひどい毛玉は手でほぐしたり、毛に沿って縦にハサミを入れてからブラシを入れましょう。

次にコームをかけます。短い毛の犬もコームをかけます。体に沿わせてかけますが、コームは毛の流れに合わせて寝せてかけましょう。毛の長い犬はコームが毛玉を検知してくれます。ここでしっかり毛玉を取り除きましょう。

爪切りをする

犬の爪は中に血管と神経が通っているため、出血したり鳴いたりすることがあるので、爪切りは苦手な飼い主さんが多い項目です。

白い爪は横から見ると赤い血管が見えますが、黒い爪は全く見えないです。爪の断面を見ると真ん中に丸い輪の形に見える事があります。この場合はもう血管間近だとわかります。トリマーさんはこの部分と爪の全体の長さから推測してカットしています。

ギロチン式の爪切りが一般的で握ると刃が出たり引っ込む仕組みです。爪切りは刃が付いている側を手の平に持ちます。稼働する側を手の平に持つと刃が動いてしまい、予想した場所より深爪になります。気を付けて使いましょう。

またやすりを使って仕上げると引っかかりにくくなり、犬はもちろん飼い主さんも怪我の防止になります。

こちらの記事も参考にしてください。

犬の爪切りは必要?頻度や方法、嫌がる犬の対処法まで

現役トリマーが教える!犬の爪切りの使い方から押さえ方、切る長さや頻度と止血まで!

シャンプー、リンス、肛門腺絞りをする

ブル、ブルブル

シャンプーをする時の最初の注意点はシャワーです。怖がりなコに目の前で「ジャーッ」と出してしまうとパニックになり、犬がトラウマになることがあります。犬のお尻側で低い位置でシャワーを出しましょう。

お湯の温度を確かめてから足元からかけていきます。下半身を流したら徐々に背中を上がり、上半身を流します。そして顎を優しく抑えて顔を上に向かせて後頭部を流します。そのまま額にシャワーが当てられたら顔が流せますが、お鼻に水が入らないように注意します。お顔を嫌がる犬は直接流さず、手で水をすくって流しましょう。

全身を流したら肛門腺を絞ります。肛門の八時と四時の方向の辺りにあります。親指と人差し指で持ち上げるように絞り上げます。肛門腺はニオイがとても強いです。絞った時に勢いよく飛び散る事がありますので注意しましょう。

シャンプーは丁寧にマッサージしながら足先の指の間も洗います。顔は手にシャンプーを取って指で細かに洗うと目に入りずらいです。しっかりすすいだら、リンスを被毛に馴染ませてしっかりとすすぎましょう。

こちらの記事も参考にしてください。

現役トリマーが肛門腺絞りの必要性、やり方、コツ、注意点、頻度、料金等を徹底解説します!

現役トリマーが教える犬のシャンプー・ブローのやり方!頻度、温度などの極意を徹底解説!

ブローをする

シャンプーが終わったら、しっかりタオルで水気をふき取ります。ブルブルさせてもあまり水が飛ばなくなるくらいが目安です。ドライヤーで乾かしていきますが、ここでも注意点があります。一か所にドライヤーを当て続けない事とドライヤーを近づけ過ぎない事です。犬が火傷をしないように、ご自身の手で温度を確認しながら行うと良いでしょう。

基本的にブラッシングと同様に毛を下から持ち上げてスリッカーブラシを入れながら乾かしていきます。長毛のマルチーズやシーズなどの犬は顔を乾かす時はコームで毛をときながら乾かします。目にコームが当たらないよう気をつけましょう。

短毛のミニチュアピンシャーやチワワの犬も尾の付け根から毛の根元を乾かしていきます。毛が特に短い脚や顔は手で優しく乾かしてあげましょう。

もう一つの注意点はお耳に風を入れないことです。多くの犬がとても嫌がります。お耳を塞いだり、風の向きを気にしてあげると良いと思います。

耳掃除をする

通常であればシャンプー後にコットンをさいて鉗子に挟み、優しくふき取ります。長毛の犬は耳の中に毛が生えているので、鉗子で抜き取ります。ペットショップでは専用の洗浄液でふき取る事もあります。犬のお耳の構造は水が入っても大丈夫なので、汚れがひどい時はこの洗浄液で耳の中を洗ったりもします。

こちらの記事も参考にしてください。

現役トリマーが語る!犬の耳の注意点と耳掃除の仕方について!

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コーミングする

全身、コームをかけます。最終チェックの意味合いもあります。乾ききったかどうか、毛玉は残っていないか、細かい目のコームをかけましょう。

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仕上げ、カット

ヨーキーピンクの花

ほとんどのわんちゃんに共通するグルーミングは以上になります。ここからはわんちゃんの種類によって違いますので、具体的に三種類にわけてご説明していきましょう。

超短毛犬種の仕上げ

一般的にスムースと呼ばれる、毛のペタペタした感じのわんちゃん達ついてご説明しましょう。例えばスムースのダックス、ミニチュアピンシャー、ビーグルのわんちゃん達です。

このコ達は毛が短いままを保っているので絡まないですが、抜け落ちます。抜け落ちる毛は掃除も大変ですし、わんちゃん達も不快そうです。飼い主さんが抜け毛をアシスト出来ると良いでしょう。

ラバーブラシというゴムで出来たブラシを購入して、コーミング後にかけてあげるとスッキリと抜けます。

足の裏の毛はさほど伸びませんが、お散歩が少なかったりすると肉球が隠れてしまうことがあります。その場合はハサミでカットしてあげましょう。

おひげやまゆげはお好みでカットします。根元から切りますが、怪我の防止にハサミの先を小さく開けてカットします。

短毛犬種の仕上げ

短毛犬種でもロングと言われる、一定の長さを維持しているわんちゃん達についてです。例えばロングのダックスや柴犬、ポメラニアンなどです。

おひげも足裏の毛も超短毛犬種と同じです。ただ、日本犬種はおひげ切りはしないです。

足回りはボサボサと伸びて来ますので、握りが可愛く見えるように切ります。スキバサミがあると切りやすいです。ポメラニアンは「爪出し」と言って猫の手のように爪が見える切り方をするのが理想です。

ポメラニアンやダックスは飾り毛もカットします。他、ポメラニアン、シェットランドシープドッグなどは耳の毛をカットします。

長毛犬種のカット

テディベアカットが一般的に知られるようになり、またミックスのわんちゃんもよく見かけるようになりました。

毛を持ち上げて行うわんちゃんのカットは全身はなかなか難しいと思います。出来る部分をやってみる、またカット特集をご覧になってどんなカットにするかを検討される楽しみ方もあるかと思います。

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まとめ

眠るダックス系子犬

ペットショップを覗いたら、とってもお利口にトリミングしてもらっているわんちゃんを見かけた事があるかと思います。わんちゃんにとってトリミングもグルーミングも人間で例えたら全身エステのようなもので、トリミングに慣れたわんちゃんはブローやカット中に眠ってしまうほど気持ちのよいものなのです。

トリミングはしつけの一環です。根気強く教えていく事が重要なのです。わんちゃんも飼い主さんもお互いがストレスにならないトリミング、グルーミングを探してみてください。

こちらの記事も参照してください。

現役トリマーが犬のトリミングの必要性、頻度、費用、自宅でできることまで徹底解説!

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