トイ・プードルの特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!トイ・プードル大全!

日本で最も人気を誇り、誰からも愛される大人気犬種「トイ・プードル」。
全身もこもこの毛に覆われ、クリッとした目で人々を癒すぬいぐるみのように可愛らしいトイ・プードルですが、しつけ次第では時に手を焼くような場面もあると言われています。
本記事では、そんなトイ・プードルの特徴や性格、飼いに至るまで詳しくご紹介いたします。

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トイ・プードルの特徴

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最も小さなプードル

トイ・プードルは、体高を基準にタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイと4つに分類されるサイズの中で最も小さなプードルになります。

一般的な体高は約24〜28㎝で、他のサイズのプードル同様に体長と体高はほぼ正方形で均整がとれており、手足は細長くて筋肉質ではありません
しかしながらもともと猟犬であったこともあり、その運動能力の高さは素晴らしく、またIQにおいては小型犬の中で最も高いと言われています。

トイ・プードルの被毛

被毛はシングルコートで、くるくるにカールした毛で全身が覆われており、ダブルコートの犬種に比べて抜け毛が少なく体臭も少ないため、室内飼いに向いている犬種と言えます。
ただ、毛色によって被毛の特徴が異なるため、ブラッシングなどのケアも変える必要があります。

トイ・プードルの多彩な毛色

トイ・プードルの毛色は非常に多彩で、魅力の一つとされています。
JKC(ジャパンケネルクラブ)では、パーティーカラーと呼ばれる2色以上が混ざっているトイ・プードルの毛色は犬種標準として認められていませんが、単色であっても濃淡があるものについては認められています。

公認されている毛色には以下の11色があります。

●クリーム
●ホワイト
●ブラック
●レッド
●アプリコット
●ブラウン
●シルバー
●シルバー・ベージュ
●グレー
●カフェオレ
●ブルー

以前はホワイトやブラックが人気でしたが、近年ではテディベアカットが流行したことにより、レッドアプリコットなどのブラウン系の毛色が最も人気で、ペットショップなどでもよく見かけられます。

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トイ・プードルの性格

トイ・プードルの性格は、オスとメス、また毛色によっても異なりますが、基本的に活発明るく、好奇心が旺盛であるとされています。

賢さはワガママに繋がることも

トイ・プードルはボーダーコリーに次いで2番目に知能が高いという研究結果もあり、非常に聡明で育てやすい犬種です。

飼い主に対しては愛情深く従順で、家族以外の人や他の犬とも仲良くなれる社交性もあるため、初心者の方でも安心して飼うことができるでしょう。
しかし、賢さは一方でワガママにも繋がりやすくなります。
物覚えがよく、相手の行動を見て立ち回ることのできる賢いトイ・プードルですが、甘やかし過ぎていると自分より飼い主を下に見てしまうようになり、ワガママな犬に育ってしまいかねません。
トイ・プードルは繊細な面も持っていますので感情的に怒るのではなく、子犬の頃からしっかりとしつけをして、飼い主の立場を理解させておくことが大切です。

毛色によって異なる性格

トイ・プードルは毛色によって性格が異なると言われています。
大きな特徴を持つ毛色は以下のとおりです。

●ホワイト : 甘えん坊。落ち着きがあり、飼い主には従順。
●ブラック : 最も知性・運動能力が高く、落ち着きがある。飼い主への服従心が強い。
●レッド  : 陽気で活発。やんちゃな子が多く、協調性に欠ける。
●アプリコット:陽気で活発。やんちゃな子が多く、協調性に欠ける。
●ブラウン : 協調性に欠ける。飼い主への依存度は低く、穏やかでマイペース。
●シルバー : 独立心が旺盛。飼い主には従順。

それぞれ特徴は異なるものの、トイ・プードル自体が非常に賢い犬種ですので、しっかりとしつけさえすればきっと理想的な家族の一員となれるはずです。

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トイ・プードルの飼い方

こまめなケアを心がけよう

トイ・プードルを飼ううえで最も大切なことは、日々のこまめな手入れです。

抜け毛や体臭は少ないものの、トイ・プードルは全身が巻き毛で覆われていますので、毛玉ができないよう毎日ブラッシングをしてあげてください。
また、被毛は延々と伸び続けていきますので、毎月のトリミングも必要です。

家庭では、定期的なシャンプーとあわせて、涙やけや耳のケアも忘れずに行いましょう。
トイ・プードルの耳の中は、奥までびっしりと柔らかい毛が生えていて耳垢が出づらく、汚れがたまって外耳炎中耳炎などの病気につながることが多いとされています。
家庭内でのケアとあわせて、かかりつけの病院で定期的な診断とケアをしてもらうことも大切です。

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運動好きなトイ・プードル

トイ・プードルは、小型犬ですが活発運動が大好きです。
祖先犬は水猟犬として活躍しており、運動能力自体も高い犬種ですので、毎日30分程度のお散歩を1日2回は行うようにしましょう。
社交性もありますので、お散歩時に飼い主以外の人や他の犬と触れ合えることもきっと喜びとなるはずです。
ただし、パピー期には体力の限界を超えて遊びすぎることもありますので、体力を考慮しながらのお散歩を心がけましょう。

意外と脆いトイ・プードルの骨

トイ・プードルは、運動が大好きな一方で、骨が細く骨折や脱臼などのトラブルも多く報告されています。
高いところへの昇り降りや、滑りやすいフローリングの対策などをしっかりと行い、過度な運動はなるべく避けるようにしてください。

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トイ・プードルのしつけ

トイ・プードルはその賢さが魅力の一つですが、しつけを怠ったりやり方を間違うと、利口であるがゆえにワガママな子に育ってしまう可能性が高くなります。
しかし、性格自体は飼い主に非常に従順なため、子犬期の早い段階から基本的なしつけを行ってさえいれば、成犬になってから大きく困ることはほとんどないと言えるでしょう。

しつけの基本は主従関係の構築から

しつけは、飼い主がリーダーであることをはっきりと示し、主従関係を明確にすることが最も大切となります。
利口なトイ・プードルは、一旦飼い主をリーダーと認識すると非常に訓練がしやすくなります。

トイ・プードルは、生後5ヶ月を過ぎたあたりからホルモンバランスが大きく変化し、反抗的になることがあると言われています。
愛犬が攻撃的になってしまった場合は、甘やかさずにそれまでのしつけの内容を見直し、改めて飼い主がリーダーであることを認識させるべく毅然とした態度をとるようにしてください。

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トイ・プードルの病気

活発で元気が良く、健康的なイメージを持つトイ・プードルですが、頻繁に行なわれている繁殖などが原因となって遺伝性疾患を持って生まれる個体も多いとされています。
また骨が細く、骨折や関節の病気にも注意が必要です。
本記事では、トイ・プードルを育てるうえで気をつけたい主な病気をご紹介します。

外耳炎

外耳炎は、中が蒸れやすい垂れ耳の犬種がかかりやすい病気で、細菌が耳の中で繁殖することにより炎症が起きます。

症状としては、耳を痒がったり、臭いがきつくなったり、時には頭を振るような行動をすることもあります。

予防するためには、こまめに耳掃除を心がけることが大切ですので、家やトリミングサロン、動物病院などで定期的に耳の中の状態をチェックし、掃除を行ってあげるようにしましょう。

こちらの記事も参照してください。

犬の耳が赤いのは病気?臭いや耳垢の色で分かることと耳掃除方法

低血糖症

低血糖症は、血液の中の糖分が少なくなる症状を指し、子犬の時になる場合と成犬になってからなる場合があり、トイ・プードルは5歳以上になってからが多いとされています。

子犬の低血糖は、主に空腹胃腸異常などが原因として考えられており、体を冷やすことでも発症することがあります。
成犬の低血糖は、運動時や空腹時など体内の糖分を消費した時に起こりやすく、すい臓腫瘍によっても起こる場合があります。

症状としては、痙攣が起きたり、ぐったりして元気がなくなったりします。
生後間もない子犬の場合は寝たきりになることも多いため、様子がおかしいと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。

予防するためには、子犬の頃はあまり体を冷やさないようにし、成犬であれば空腹時の運動を避けて体内の糖分が無くならないよう注意することが大切です。
発症した場合は、子犬であればブドウ糖を、成犬であれば食事を摂ることで回復します。
緊急時には、砂糖水を飲ませると良いでしょう。
しかし、すい臓の腫瘍が原因となる場合は、医師による診断のうえ別の対応が必要となります。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、後ろ脚にある膝のお皿(膝蓋骨)が正しい位置から外れて脱臼した状態になる病気です。

症状のグレードは1〜4まであり、初期段階では気づかない場合が多いですが、グレードが上がるにつれて脱臼の頻度が上がり、グレード4では歩行に異常をきたすようになります。

予防するためには、膝に負担がかからないよう愛犬の肥満に気をつけ、適度な運動で筋肉をつけることが大切です。
また、家の床を滑りにくくしたり、高いところからの飛び降りに気をつけるなど、日々の生活の中で後ろ脚への負担をなるべく減らしてあげる工夫と努力が飼い主さんにも求められるでしょう。

治療法には、手術を行う場合と、サプリメントや薬で症状をコントロールしていく方法の2種類がありますので、愛犬の症状にあわせて獣医師に相談のうえ選択しましょう。

クッシング症候群

クッシング症候群は、トイ・プードルでは6歳以上によく見られる病気で、副腎皮質ホルモンの異常分泌によって起こるとされていますが、ステロイド剤の長期投与によってクッシング症候群の症状が現れる場合もあります。

症状には、多飲多尿、お腹が膨れるようになる、左右対称に脱毛する、食欲旺盛になるが痩せていく、などがあります。

この病気は遺伝的なものであると考えられているため、現在のところ効果的な予防法はありませんが、愛犬の多飲多尿に注意し、元気のなさを感じるなど気になる点が出てきたら、すぐに病院へ行って検査をすることで病気の早期発見が可能となります。

治療法には、ステロイド剤の中止や、副腎皮質ホルモンの分泌をコントロールする方法があります。

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トイ・プードルの寿命

トイ・プードルの平均的な寿命は、約14〜17歳となっており、比較的に小型犬の中でも長い方となっています。
しかし、全ての犬種に当てはまることですが、食べ物や日々の運動、定期的な病院での検診などによっても寿命は大きく変わってきますので、少しでも長く愛犬と元気に過ごせるよう、愛犬の成長とともに生活や習慣を見直していくことが大切です。

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トイ・プードルの購入相場

トイ・プードルの平均販売価格は、約20〜30万円となっています。
しかし、毎年人気ランキング上位の犬種であるため、血統性別、顔、体つき、月齢などによっても価格は大きく変動し、時代によって変わる毛色のトレンドによっても人気が左右されます。

小さいほど高額な「ティーカップ・プードル」

トイ・プードルの外見はスタンダードに近いほど価値が高くなる一方で、近年では体重が2kg以下の「ティーカップ・プードル」と呼ばれる小さなトイ・プードルが人気となっており、体つきが小さければ小さいほど価格も高くなっています

トリミングを楽しむなら毛量をチェックしよう

また、トイ・プードルの価格を決めるうえでは毛質も重要視され、毛量が多くしなやかな毛質の場合、価格も高くなります。
トイ・プードルは、様々なトリミングの形を楽しむことができる点が魅力の一つであり、毛量が多いと見栄えが良いと考えられることで価格に影響が及ぼされるようです。

ミックス犬は優性遺伝?

その他にも、近年ではトイ・プードルと他犬種のミックス犬も人気となっています。
価格は個体によりますが、トイ・プードルの賢さや見た目の可愛さを残しつつも、外見や性格がバラエティに富んでいるため、より個性的なトイ・プードルを探されている方にはオススメです。
また、ミックス犬である場合は、犬種それぞれの劣性遺伝を補い合うと言われており、遺伝性疾患が起こりにくいとされています。

トイ・プードルの歴史

トイ・プードルは、現在公認されている中で一番小さなサイズのプードルであることは先述のとおりですが、プードルの歴史は非常に古く、また諸説あると言われています。

水猟犬として活躍していた祖先犬

一般的にはフランスが原産地とされていますが、実際には古くからヨーロッパ大陸のあちこちにプードルは存在していました。
その中のドイツで水猟犬として活躍していたプードルこそが、今日のプードルの祖先犬であるとされています。

鴨狩りの水猟犬として飼育されていた16世紀頃までのプードルは、現在の姿よりも大きく、泳ぎが得意であったため、猟の際に水辺に落ちた鳥を回収するための回収犬として重用されていました。
現在のプードルが行っている「コンチネンタル・クリップ」という独特のトリミングの形は、水猟の作業をより円滑に行うために考案されたカットが原型であると言われています。

小型化がすすめられた愛玩犬

その後、ドイツからフランスに渡ったプードルは、16世紀に入ってから上流階級の人々の間で気品ある愛玩犬として人気を博すようになり、さらなる小型化が進められました。
その頃に小型のミニチュア・プードルが、そして18世紀に入ってからはさらに小型のトイ・プードルも作出され、その高い人気は次第にフランス国外へも広まっていきました。

知力・運動能力に富んだトイ・プードル

愛玩犬としてのイメージが強いトイ・プードルですが、水猟犬として活躍していたプードルを祖先に持っていることもあり、その高い能力賢さは幅広い場面で活用されてきました。
時には嗅覚を生かしてトリュフを探す使役犬として活躍し、時にはサーカスで曲芸を披露するなど、愛玩犬の枠を超えた高い能力と魅力を兼ね備えたプードルは、今日でもその能力が生かされ、介助犬セラピー犬、ショードッグとしても活躍しています。

まとめ

トイ・プードルは、その愛らしいビジュアルばかりが先行しがちですが、実際はとても賢く、適切なしつけさえ行えば飼い主に従順でとても飼いやすい犬になると言われています。
反抗期を迎えた時に困ることがないよう、パピー期の早い段階からしつけを行い、たっぷり愛情を注いで優しく穏やかな性格を育んであげると良いでしょう。

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