スタンダード・プードルの特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!スタンダード・プードル大全!

プードルの中で最も大きいサイズのスタンダード・プードルは、その優雅な姿や振る舞いが特徴的で、魅力に溢れた人気の犬種です。
しかし活発で運動量も多く、美しい被毛を維持し続けることは並大抵の努力では成し得られません。

本記事ではそんなスタンダード・プードルの特徴や飼い方、なりやすい病気から歴史にいたるまで詳しくご紹介します。
飼うことをお考えの方は、検討するための参考材料の一つにされてみてはいかがでしょうか。

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スタンダード・プードルの特徴

スタンダード・プードルは、体高によって4区分されている犬種の中で最も大きなサイズのプードルです。(スタンダード、ミニチュア、ミディアム、トイ)
平均的な体高は45〜60㎝程度で、体高と体長はほぼ等しく均整のとれたスクエアの体格をしています。

小さな頭に垂れた耳、楕円形の瞳に長いマズル、根本が太く上向きの尾、そして四肢は筋肉質で細長く、全身に広がるふわふわの巻き毛が特徴的です。

足の筋肉が発達していて運動能力にも優れているため、毎日の散歩は欠かすことが出来ません。運動量が不足していると、ストレスが溜まってイタズラなどをすることもあります。

美しい被毛とバリエーション豊富な毛色

被毛はやや硬めカールしており、毛量は多いもののシングルコート抜け毛は少なく体臭もほとんど気になリません

毛色は単色であることが理想とされ、ホワイト、クリーム、シルバー・ベージュ、シルバー、ブラック、ブラウン、レッド、ブルー、グレー、アプリコットなど種類も多彩です。

印象抜群!独特のカット「コンチネンタルクリップ」

そして、スタンダード・プードルを語るうえで外すことのできない最大の特徴が、「コンチネンタルクリップ」と呼ばれる独特のカットです。

ドッグショーなどでよく見かけるこのカットの目的は先述した通りですが、優雅で気品に溢れ、スタンダード・プードルを象徴するような印象的なこのカットには、プードルの豊富な毛が最大限に活かされており、現在では様々な形が存在するトリミング技術の基礎になったと言われています。

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スタンダード・プードルの性格

スタンダード・プードルは、基本的には明るく活発な性格の持ち主ですが、プードルの中では最も穏やか優しい性格であると言われています。
プードルらしい繊細な一面は持ち合わせていますが、知力に富んだ聡明な犬種のためしつけもしやすく、社交性があって他の人や犬に対しても友好的で、多頭飼いにも向いていると言えるでしょう。

飼い主やその家族に対してはとても愛情深く従順なため、小さな子供がいる家庭や初心者の方でも飼うことが可能です。

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スタンダード・プードルの飼い方

室内飼育向けのスタンダード・プードル

スタンダード・プードルはとても体の大きな犬種ですが、基本的に室内飼育向けの犬種となります。
屋外で飼育すると被毛が汚れやすく、それが原因となって毛玉がたくさん出来てしまったり、時には皮膚病につながることもあります。
寂しがり屋で繊細な性格を持つスタンダード・プードルは、一人ぼっちで過ごす時間が長いとストレスがたまり、騒がしい場所を特に苦手としていますので、大好きな家族と常に一緒に居られるよう室内飼育を行いましょう。
抜け毛や気になる体臭も非常に少なく無駄吠えもほとんどありません

運動不足はトラブルの元

活発運動が大好きなスタンダード・プードルは、運動不足が続き体力を持て余してしまうと、ストレスが溜まってイタズラなどの問題行動やトラブルに繋がってしまいかねません。
毎日1時間程度の散歩を行い、時にはドッグランやアジリティーのある施設などで思いきり体を動かせる環境を用意してあげることが大切です。

スタンダード・プードルの被毛の手入れは覚悟が必要?

スタンダード・プードルを飼ううえで最も気をつけなければいけない点は、被毛の手入れです。
優雅で気品漂う被毛が特徴的なスタンダード・プードルですが、カールした巻き毛は大変絡まりやすく、放っておくと延々と伸び続けてしまいます
毎日のブラッシングに、最低でも月に1回はトリミングを行うようにしましょう。

自宅でトリミングを行う場合は、体が大きく被毛も豊かなため、多大な労力を必要とします。出費はかさみますが、近くのサロンなどでプロにお願いした方が飼い主さんの負担は少なく済むためオススメです。
トリミング代は、シャンプー・ドライ・カットまでを含めておよそ2〜3万円程度かかります。
店によっては断られる場合もありますので、スタンダード・プードルを飼おうと考えている場合は、最寄りのサロンへ事前に確認しておいた方が良いでしょう。

こちらの記事も参照してください。

現役トリマーが犬のトリミングの必要性、頻度、費用、自宅でできることまで徹底解説!

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スタンダード・プードルのしつけ

スタンダード・プードルは体が大きく、活発で運動への欲求も高い方の犬種です。
運動が不足していると、あり余るエネルギーを持て余してイタズラをしたり、無駄吠えなどの問題行動にも繋がりかねませんので、しつけが非常に重要となります。

知力に富み賢い犬種と言われるスタンダードプードルは、しつけや訓練の内容で困ることはありませんが、飼い主がきちんとリーダーシップを取れることが大前提となります。
また、非常に繊細な一面を持っていますので、高圧的な態度で指示を行ったり、苦痛を与えるようなトレーニングはもってのほかとなります。丁寧に、そして適宜褒めながらしつけるようにしましょう。

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スタンダード・プードルの病気

スタンダード・プードルに限らず、プードルは全般的に「進行性網膜萎縮症」「テンカン」、「若年性白内障」「脂腺炎」などの遺伝性疾患にかかりやすいとされています。
遺伝性疾患は、親犬やその血統を見ることが重要ですので、子犬を購入する段階でしっかり確認するようにしましょう。
なお、遺伝性疾患については、有効な治療法については残念ながら見つかっておりません。

スタンダード・プードルに多い病気としては、「アジソン病」「股関節形成不全」があります。

「アジソン病」

副腎皮質ホルモンの分泌量が低下して起こる病気で、オス・メスに関係無く発症し、早いと1歳前から症状が現れると言われています。

症状には食欲や体重の低下嘔吐や下痢があり、少しずつ元気が無くなっていくとされています。
特徴的な症状が見受けられる病気ではないため見逃されることが多いですが、愛犬の様子がおかしいと感じたらすぐに病院へ行き、血液検査をすることで発見ができます。

現段階での予防法は無く、治療法としては、副腎皮質ホルモンを投与し続ける必要があります。

「股関節形成不全」

股関節形成不全は、大型犬に多い病気で、大腿骨と骨盤を結ぶ股関節が正常に形成されていなかったり、異常な形になっている先天性の骨の病気です。

生後半年頃から症状が現れることが多く腰が左右に揺れているような歩き方やスキップのような仕草、また後肢を投げ出すような座り方が特徴的とされています。
7割が遺伝性であると言われていますが、後天性の場合は、生後2ヶ月間の間に股関節にどんな力が加わるかが骨盤の形成に影響していると言われており、この時期に肥満になったり、股関節への過度の負荷がかからないよう気をつけることが重要です。

治療法には運動制限体重管理、薬の投与があり、程度によっては手術が必要になることもあります。
予防には、関節に効くとされているサプリメントがあり、手軽に続けられるのでオススメです。

その他にも大型犬特有の病気などもありますが、いずれにしても、早期発見が大切になりますので、愛犬が子犬の頃からささいな変化にも気づけるよう心がけましょう。

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スタンダード・プードルの寿命

スタンダードプードルの平均寿命は、およそ12年程度となっています。
犬の寿命とては平均的ですが、体の大きな犬種の中では長生きな方と言えるでしょう。

しかし、プードル全般がかかりやすい遺伝性疾患や病気も多いため、日頃から愛犬の様子には注意し、気になる点があれば病院で早めに相談をするよう心がけておきましょう。
病気の早期発見・早期治療は、愛犬の寿命を延ばすうえで最も重要となります。

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スタンダード・プードルの購入相場

スタンダード・プードルの子犬の販売価格は、およそ20〜35万円程度で、これは血統毛色、月齢などによっても大きく変動します。

購入方法は、ペットショップで販売されることが少ないため、スタンダード・プードルの専門ブリーダーへコンタクトを取って、直接足を運び、自分自身の目でしっかりと子犬を選びましょう。
スタンダード・プードル自体は人気犬種ですが、専門ブリーダーの数は多くありませんので、購入希望の場合は事前に予約をしておき、子犬の情報をいち早くもらえるようにしておくのが良いでしょう。

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スタンダード・プードルの歴史

スタンダード・プードルの歴史は、プードルの中で最も古いとされています。
しかし、プードル自体の起源や原産地がはっきりと特定されていないことから、その歴史は諸説あると言われています。

水猟犬として活躍していたプードル

現在では、家庭犬としてだけでなくショードッグなどでも活躍しているスタンダード・プードルですが、16世紀までのプードルは、荷車を引く使役犬や鴨狩りの水猟犬として飼育され、その姿も現在よりやや大きかったとされています。
泳ぎを得意としていたため、撃たれて水辺に落ちた鳥を回収する回収犬として重用されていたプードルは、その名前も、ドイツ語で“水が跳ねる”という意味を持つ「プーデルン(pudeln)」という言葉に由来するとの説があります。

現在のスタンダード・プードルが行っている独特のトリミングの形は、水辺で漁を行う際に冷たい水の中で内臓を保護し、居場所を知らせたり、水の抵抗を受けにくくするなど、より作業を円滑に行うために考案されたものとされています。

猟犬から愛玩犬を経た現在の姿

16世紀に入ると、プードルは気品のある愛玩犬としてフランスの上流階級の間で人気が高まり小型化が進められました。
この頃にミニチュア・プードルが、そして17世紀に入ってからトイ・プードルも誕生し、高い人気を博しました。

それまで猟の場面で活躍していたスタンダード・プードルは、変わりゆく時代と環境の中でしだいにその機会が減少していき、救助犬などの分野へ活躍の場を変えていきました。

現在では、愛玩犬としても大人気のスタンダード・プードルですが、もともと持っている高い知力や運動能力を生かし、近年では介助犬盲導犬警察犬としての活躍にも注目が集まっています。

まとめ

スタンダードプードルは、美しく優雅な容姿が人気の犬種ですが、活発で運動量も必要とするため、部屋の中に置くぬいぐるみ的な愛玩犬として飼おうとしている人には不向きだと言えるでしょう。
毎日の散歩や、被毛の手入れに手間暇を惜しまない覚悟と努力、そして深い愛情をもって育てることのできる方にこそ、ぜひオススメしたい犬種です。

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