柴犬の特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!柴犬大全!

国内だけにとどまらず、「shiba」の名で今や世界中で人気を集めている日本古来の土着犬「柴犬」。
国の天然記念物にも指定され、国内で飼育されている日本犬の中で約8割を占めるほどの大人気犬種となっています。
飼い主に対しての忠誠心が高く、強い警戒心と勇敢な性格から、番犬向きと言われることの多い柴犬ですが、一方で幼犬期から適切なしつけを行わないと攻撃的になる可能性も秘めています。
そんな柴犬の特徴や性格、しつけの方法や購入すべき時期まで本記事で詳しくご紹介いたします。

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柴犬の特徴

素朴さと逞しさを兼ね備えた柴犬

柴犬は、日本犬の中で唯一小型犬に分類されており、平均的な体高は約35〜41cm程度で体長は体高よりもやや長くコンパクト均整のとれた体つきをしています。
しっかりとした骨格に発達した筋肉を持つ体はとても強健で、動作にも敏捷性があります。

外見は、ピンと立った小さな耳精悍な顔つき分厚い被毛くるんと背中側に巻かれた尾が特徴的です。
素朴な風貌には派手さはないものの親しみやすさがあり、柴犬が持つ純粋な性格を表していると言えるでしょう。

二重構造の被毛

柴犬の被毛は、上毛と下毛からなるダブルコートで、綿のような柔らかさで密生している下毛とは反対に、上毛は真っ直ぐで硬く、それら二層からなる被毛が厳しい環境から小さな体を守る役目を果たしています。

非公認でも大人気!

公認されている毛色には、一般的なのほかに胡麻、黒胡麻、赤胡麻、黒褐色などがありますが、公認されていないの柴犬も存在しており、黒と並んで人気となっています。

一般的な飼育比率は、赤毛が約80%を占め、黒毛と白毛がそれぞれ約10%程度となっており、胡麻毛にいたっては非常に数が少なく希少カラーとなっています。

近年では、小さな柴犬同士を交配させて生まれた通常の柴犬より小さな体を持つ「豆柴」が人気となっていますが、犬種としては認定されていません。

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柴犬の性格

オオカミに最も近い遺伝子

柴犬はオオカミの遺伝子に最も近いと言われており、勇敢で時に大胆自信に満ち溢れています
しかし、神経質頑固な一面も受け継いでいるため、飼い主以外の人にはなつきにくいとされています。
また、家族に迎え入れられた順に序列化する傾向がありますので、新たにお子様が生まれる予定のある家庭などにはやや不向きな犬種であると言えるでしょう。

飼い主への愛情に溢れた柴犬

長年人と共に暮らしてきた歴史を持つ柴犬は、飼い主に対して愛情に溢れており、可愛いらしい一面を持っています。
見知らぬ人に対しては警戒心の強い柴犬ですが、リーダーと認識した飼い主がそばに来ると、嬉しさのあまり跳ねたり、尻尾をぶんぶんと振ったりして全身で喜びを表現してくれます。

攻撃的な柴犬にしないために

柴犬は、高い縄張り意識と強い警戒心を持っており、勇敢な性格から番犬として優秀な犬種と言われています。
しかし、もともと賢い柴犬は、飼い主が明確なリーダシップを取れず曖昧な態度で接していると、飼い主を下に見てしまうことがあり、コントロールが難しくなります。
また、社会性に乏しい一面もありますので、他の犬や見知らぬ人間に対して攻撃的にならないよう、幼犬期からの社会化をしっかりと行うようにしましょう。

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柴犬の飼い方

室外から室内飼いへ

柴犬は、昔から室外で飼われることが多い犬種でしたが、近年では清潔無駄吠えも少ないことから、室内で飼われることも多くなってきました。
もともと自立心が強いとされる犬種ですが、日頃から飼い主と触れ合って信頼関係を構築することが大切となりますので、飼育の室内外にかかわらず、愛犬との適切なスキンシップを心がけるようにしましょう。

運動は時間と量を確保しよう

柴犬はキレイ好きな性格のため、自分のテリトリーを汚すことはほとんど無く、衛生面の手入れにおいてはとても楽な犬種です。
しかし、オオカミの遺伝子を色濃く受け継ぎ、古くは猟犬として活躍していた活発な犬種ですので、運動面においてはしっかりと時間を確保することが必要となります。

室内飼いをしている場合は特に運動不足に陥りやすいため、毎日1時間程度のお散歩を行い、自転車での並走なども取り入れながら、十分に運動させてあげるようにしましょう。
運動不足が続くと、ストレスが溜まって嚙みつき癖無駄吠えにつながることもあり、攻撃的になる場合もあります。

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カンタンで楽な被毛の手入れ

柴犬の被毛の手入れは、短毛のため比較的楽ですが、換毛期には大量に毛が抜けるため、皮膚病予防も兼ねて毎日ブラッシングを行い、死毛を取り除いてあげましょう。

普段の手入れは、週1回程度のブラッシング月に1回程度のシャンプーで十分ですが、体臭や被毛のベタつきが気になるようであれば、蒸しタオルで体を拭いてあげると良いでしょう。

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柴犬のしつけ

柴犬は、飼い主に対しては非常に従順で愛情深い犬種です。
そのため、幼犬期から愛犬としっかりと主従関係を築くことが重要となります。

社会化期のしつけの重要性

飼育するうえで最も大切なことは、生後1〜3カ月頃の社会化期に行うしつけです。

社会化期には、今後愛犬が社会での様々なことに適応するために、たくさんの物を見て学び吸収していく必要があります。
ワクチン摂取が全て済んでいない段階でも抱っこをしてなるべく外に連れ出し、車の音を聞かせたり、多くの人や犬を見せて刺激を受けさせ、経験を積ませましょう。
家の中でも、様々な生活音に慣らしていくことが大切です。

柴犬は警戒心が非常に強い犬種ですので、この時期に多くの経験を積ませて事前に生活環境に慣らしておくことで、その後に感じるストレスの緩和はもちろんのこと、見知らぬ人や他の犬に対しても攻撃的にならず、適度な距離を保ちながらうまく関係を作っていけるはずです。

留守番向きの強い独立心

柴犬は、もともと独立心が強いため、留守番も得意としています。
飼い主さんが長時間外出することになっても、事前に散歩へ行って運動をさせ、しっかりと遊んで満足させてあげることで、飼い主さんが不在の間も大きなストレス無く過ごすことができる犬種です。

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柴犬の病気

柴犬は、一般的に他の犬種に比べて体が丈夫であると言われていますが、かかりやすい病気もいつくか存在します。
近年では室内での飼育が増えたこともあり、ハウスダストなどが原因となる皮膚病も多く報告されており、中でもアトピー性皮膚炎や内分泌皮膚炎にかかることが多いとされています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、ハウスダストダニカビ花粉などのアレルギー物質を吸いこむことによってアレルギー反応が起こり、皮膚が炎症する病気です。

症状としては、皮膚に赤み脱毛が見られ、強い痒みから体を掻いたりこすったりしてフケが多く出たり、皮膚が傷ついてしまうことがあります。

治療法には、痒みを止める薬がありますが、定期的にブラッシングやシャンプーをして皮膚を清潔に保つこと、そしてアレルギーの原因となる物質になるべく触れない環境を作ることが最も大切です。
また、アレルギーを発症する原因物質の特定を行うために、動物病院で血液検査をするのも良いでしょう。

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膝蓋骨脱臼

柴犬は骨や関節の病気にかかることがあります。
通常の柴犬よりも小型の豆柴では特に、「膝蓋骨脱臼」が多く見られます。

膝蓋骨脱臼は、膝のお皿(膝蓋骨)が正しい位置からズレて脱臼した状態になる病気です。

症状には1〜4までのグレードがあり、初期では気づかないことが多く、進行するにつれて脱臼の頻度が増え、次第に歩行に異常をきたすようになります。

治療法には、手術の他に薬やサプリメントで症状をコントロールする方法の2種類があり、病院で相談のうえ症状に合わせて治療法を選択するようにしましょう。

膝蓋骨脱臼は、膝に負担をかけないよう肥満に気をつけ、適度な運動で筋肉をつけることで予防することも可能です。
また、高いところからの昇降に気をつけたり、家の床材を滑りにくいものにするなど、生活の中で飼い主さんが出来る工夫と小さな努力の積み重ねが愛犬の病気予防に最も効果的と言えるかもしれません。

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柴犬の寿命

長く健康でいるために出来ること

柴犬の寿命は、約12〜15年程度で、これは一般的な犬の寿命の平均的な長さであると言われています。
しかし、近年では室内飼いが増え、ドッグフードの質も上がり、動物病院へ行く機会も増えたことで柴犬の寿命も長くなる傾向にあります。

柴犬は、病気も少なく体も頑強であるため、食事の内容を定期的に見直し肥満予防のための毎日の適切な運動と、日々のスキンシップでストレスを溜めないように過ごすことで、きっと飼い主さんと共に長く健康に暮らしていけることでしょう。

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柴犬の購入相場

購入時期で異なる価格

柴犬の一般的な平均価格は、約5〜20万円程度と言われていますが、毛色体格血統月齢などによって価格は変動します。
また、寒くなって出産率が低下する11〜2月頃は最も価格が下がり、暖かくなって発情期を迎える3〜5月頃には価格が上がる傾向にあります。

一番お手頃価格な赤柴

毛色の種類については先述の通りですが、赤毛は最もポピュラーな色で他の毛色よりも少し価格が低めから設定されています。

黒毛と白毛は近年人気が高まっており、個体数も少ないため赤毛よりも価格はやや高めになっています。
また、黒毛は柄の入り方によっても高額になることがあります。

胡麻毛は他の毛色に比べて最も出生率が低いため、市場に出回ることも少なく、その稀少さからより高額な価格となっています。

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柴犬の歴史

柴犬の名の由来

柴犬は、古くから日本に存在している日本古来の土着犬です。
柴犬の名の由来には諸説ありますが、その一つに、古くは「柴」という言葉が“小さなもの”という意味で使われていたことから、当時体の小さかった柴犬の祖先犬がそのように呼ばれ始めた、という説があります。

純粋な柴犬の減少

かつての柴犬は、日本海側の山岳地帯に生息していたとされており、鳥や小動物の猟犬として活躍していました。
しかし19世紀に入って、イギリスから洋犬が次々に国内へ輸入され人気が高まっていったことで、洋犬と柴犬などの日本犬を掛け合わせる異種交配が流行しました。
そのため純粋な柴犬の数が激減し、混血種が増える事態を招き、柴犬は存亡の危機に瀕するようになりました。

国の天然記念物となった柴犬

それらの状況を受けて、国内では純粋な柴犬の保護への関心がしだいに高まっていきました。
日本固有の犬種を絶やさないための日本犬保存運動が起こり、ついに1928年には社団法人「日本犬保存会」が設立され、1934年に柴犬のスタンダードが制定、2年後の1936年には柴犬が天然記念物に指定されるまでとなりました。

現在の柴犬の誕生

天然記念物に指定された当時の柴犬には、長野の「信州柴」、岐阜の「美濃柴」、山陰地方の「山陰柴」の3タイプがいたと言われています。
しかし、1939年から始まった第二次世界大戦の後に柴犬が絶滅の危機を迎えたことで、種の存続のため各地の柴犬が集められ、交配が行われることになりました。
以後、それぞれが保持していた特性が少しずつ平均化されていきながら繁殖と改良が重ねられ、今日の柴犬が誕生しました。

柴犬は、1954年にアメリカへと渡り、1993年にAKCで公認されてからは、アメリカ国内でも人気を博すようになりました。
今日では、柴犬は「シバ」と呼ばれ、アメリカはもとより世界中で愛される人気の犬種となっています。

まとめ

柴犬を飼ううえでは、飼い主と愛犬の間でしっかりとした主従関係を築き上げること、そして、攻撃的な犬にしないための幼犬期からの社会化が何より大切となります。
それさえ出来れば、柴犬は飼い主さんへの愛情に溢れた、従順で優しい犬に育ってくれるはずです。

柴犬を家族にお迎えする際には、毛色や体の大きさだけでなく、購入する季節も考えながら最も良い時期を選んであなただけの運命の一匹を探し出してください。

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