サモエドの特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!サモエド大全!

「サモエド」と聞いてピンとくる方はどのくらいいるでしょうか。

ペットショップなどではなかなか見かけることの少ないサモエドは、真っ白でふわふわの被毛を持ち、大らかでとても優しい犬種です。

古くから極寒の地で人と共に暮らしてきたサモエドは、狼や他の犬種の血が混じっていない希少な純血種で原始犬に近いと言われており、「現存する犬種の中では最も美しい」とさえ言われています。

本記事では、そんなサモエドの特徴、性格、飼い方、なりやすい病気、寿命、購入相場等々を徹底的に調査をし、詳しくご紹介いたします!

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サモエドの特徴

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中型犬に分類されるサモエドは、全身が真っ白な長毛に覆われています。
「ブリック・イヤー」と呼ばれる立った耳に、尻尾はフサフサでゆるやかに巻かれ体格は体長の方がやや体高よりも長くなっています

一般的な体格は、体高が約50〜60㎝、体重は約15〜30㎏で、中型犬の中では大きい方に分類されます。

厳しい寒さに強いカラダ

サモエドは極寒の地で生きてきた歴史を持つだけあって耐寒性に優れており、
厳しい寒さに耐えられるよう厚い毛皮皮下脂肪を持ち、
また犬ソリに向いたその足には強靭なバネガッチリとした筋肉も備わっています。

被毛は、長い上毛とびっちりと密集した分厚い下毛からなるダブルコートで、
その真っ白でふさふさの毛は厳しい寒さから身を守るだけでなく、
サモエドの美しさをより一層引き立てていると言えます。

一番の魅力「サモエドスマイル」

優しく柔らかな黒目と口角の上がった表情は、まるで微笑んでいるかのように見えることから「サモエドスマイル」と呼ばれ、
これこそがサモエド一番の特徴であり、最大の魅力であると言えるでしょう。

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サモエドの被毛

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ふわふわは、毎日の努力の賜物

サモエドの基本的な毛色は、ピュア・ホワイトクリーム、またはホワイトの地色に薄黄色のビスケットが入っているものとされています。

様々な犬種の中でも毛量がかなり多い方で毛玉が出来やすく、ブラッシングを怠ると皮膚病になる可能性もあります。
その予防と美しさを保つためにも月に一度はシャンプーをし、毎日のブラッシングは念入りに行いましょう。

見た目が美しいサモエドのふわふわの被毛は、触るとそのしっかりとした質感によって極寒の地から来た犬種であることを実感させてくれます。

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サモエドの性格

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サモエドは番犬に向かない?

かつてはトナカイやクマを狩る狩猟犬としても活躍していたサモエドですが、現在ではその狩猟本能は僅かしか残っておらず
基本的な性格は温和優しく人や他の犬に対してとても友好的な犬種です。
そのため、番犬には不向きな犬種かもしれません。

しかし、社交的遊びが大好きなサモエドは、穏やか辛抱強い性格も持ち合わせており、
子供の理想的な遊び相手にも、お年寄りの素晴らしい伴侶にもきっとなれることでしょう。

遊び好きでいたずら好き

基本的には穏やかな性格である一方、賢くいたずら好きな一面も持っているサモエドは、コミュニケーションを取らずに放っておくと、地面をガリガリと掘ったり、むだ吠えなどをして遊びがエスカレートする傾向があると言われています。
日々しっかりとコミュニケーションを取りながら運動をさせることで、愛犬にストレスを溜めないように気をつけましょう。

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サモエドの飼い方

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甘えん坊で寂しんぼうなサモエド

サモエドは寒い気候の中でも十分に過ごすことができる犬種ですが、
非常に甘えん坊寂しいとストレスを溜め込んでしまうことがありますので、
家の中で家族と一緒に過ごす方が良いでしょう。

飼い主に対しては非常に従順賢くしつけがしやすいとされています。
しかしながら遊び好きな一面も持ち合わせているため、飼い主さんが留守がちな家では、
退屈でストレスが溜まるとイタズラをする可能性もあります。

お散歩以外にもしっかりとコミュニケーションの時間を取って遊んであげると良いでしょう。

お散歩は暑さに注意

サモエドは活発体力がある犬種ですので、毎日のお散歩は必要不可欠です。
自転車で並走させたり、ジョギングを取り入れたりするなどして毎日1時間以上しっかりと運動をさせましょう。

しかし、もともと北国の犬種で暑さには弱いため、高温多湿な日本の夏はサモエドにとって非常に厳しい環境であると言えます。
朝や夜の涼しい時間帯に運動をさせ、室内の温度管理も徹底し、熱中症にかからないよう気をつけましょう。

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サモエドのしつけ

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サモエドは温厚優しく、飼い主さんに対してもとても従順しつけやすい犬種と言えます。
しかしながら、その可愛いビジュアルから甘やかし過ぎてしまうと、人間を格下と見てしまいかねません。
幼い頃から日々の運動や遊びの中でしっかりとした主従関係を教えていくことが大事です。

サモエドと安全に楽しく暮らすために

足腰が強いサモエドは、シベリアでソリを引いていた歴史もあって引っ張る力がかなり強い犬種です。
小さな子どもやお年寄りが散歩をする時には引きづられてしまう可能性がありますので、家族の中で力の強い人がなるべく散歩を行うようにしましょう。
幼犬の頃から飼い主さんが愛犬をしっかりとコントロール出来るよう、基本的なしつけに加えリーダーウォークを教えておくと良いでしょう。

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サモエドの病気

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気をつけたい骨の病気

サモエドは中型犬に分類されており、中〜大型犬に多い「股関節形成不全」のような骨の病気が多いと言われています。

「股関節形成不全」は、成長期とされる6〜8ヶ月頃から異常が見られることが多い病気です。
その頃にグッと体重が増え、骨と筋肉のバランスが崩れてしまうことが原因であるとされています。

この病気は、子犬の頃から歩き方をよく観察し、何よりも早期発見することで重症化を防ぐことができます。

また、パピーの頃から運動をしっかりさせておくことで関節をサポートしてくれる筋肉をつけることも大切です。
関節への負担を少なくするために体重管理にも気をつけましょう。

その他にも、軟骨がすり減って骨がこすれ合い、関節に炎症が起こる「関節炎」にも注意が必要です。
この病気は、激しい運動をしすぎたり、逆に運動不足や肥満からでもなると言われています。

足を引きずって歩いていたり、いつも運動を嫌がるそぶりがあれば、関節炎を疑ってかかりつけの病院で相談してみる方が良いでしょう。

大切なのは愛犬の変化に早く気付くこと

骨の病気以外にも、サモエドは遺伝性の「進行性網膜萎縮症」といった目の病気や、「胃捻転」も起きやすい犬種です。

進行性網膜萎縮症では、はじめは暗い時間帯で目が見えづらくなり、
だんだんと病気が進行するにつれて日中でも見えなくなりやがて失明に至ります

視力自体は急激に落ちず少しずつ低下していくため、愛犬が物につまづくようになったり
暗い時のお散歩や外出を嫌がるようになったなど、
その細かな変化にいち早く気づいてあげることが重要です。

胃捻転では、気づかずに処置が遅れてしまうと死亡してしまうこともある恐ろしい病気です。

胃の中に食べ物やガスが溜まっている状態で激しい運動をすると起こりやすいと言われているため、食事の後すぐにお散歩に行くのは控えましょう

また、食いつきの良い犬に良くある大食い早食いにも注意が必要です。

一番こわいのは熱中症?

このように、サモエドには注意が必要な病気がいくつかありますが、
湿度が高く暑い日本でサモエドを飼ううえで最も大きな問題は、暑さ対策です。

寒さに強い犬種である一方で暑さには弱く、真夏でなくとも熱中症で死んでしまうことがあります。
エアコンを活用して温度湿度に気をつけ、サモエドが過ごすうえで快適な環境を整えられるよう配慮しましょう。

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サモエドの寿命

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サモエドの平均寿命は、12年前後であると言われています。

遺伝性疾患が少ない犬種ですので、飼い主さんが子犬の頃から日々よく愛犬を観察し、
良質な食事を与え、ストレスを溜めることのないようコミュニケーションを取りながら毎日の散歩をしっかり行っていれば、
平均寿命を超えて長く一緒に暮らしていけるはずです。

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サモエドの購入相場

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サモエドは希少価値が高いため、成犬になってもあまり値下がりすることがないと言われています。

子犬の一般的な価格は、ブリーダーから購入の場合で約30万円〜40万円となっています。
血統毛色などによっても変動し、中でも真っ白なメスの子犬の場合はさらに価格が高くなって販売されています。

また最近では、テレビ番組の中で取り上げられたり、著名な芸能人も飼っていることから、
サモエドがかなりの高額で販売されていることもあるようです。

サモエドを購入するには?

日本国内では、サモエドは繁殖頭数の少ない犬種となっています。
そのため、ペットショップの店頭で販売されていることは稀で、購入は主にブリーダーからとなります。

ブリーダーを探す場合は、インターネットでの検索が一般的ですが、ブリーダーから購入する場合はネット上や電話だけでのやり取りではなく、必ず一度はブリーダー犬舎へ出向きましょう。
劣悪な繁殖環境ではないか、犬の健康状態に問題はないか、きちんと確認するようにしましょう。

また、不安な点があった場合には必ずブリーダーに質問をし、誠実な対応アドバイスが得られないようなブリーダーからの購入は控えた方が安心です。

サモエドを物のように扱うことなく、衛生的な飼育環境で愛情を持って大切に育てているような信頼できるブリーダーから購入することが大切です。

サモエドの歴史

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人と共に生活してきた純血種

サモエドの名は、もともとロシア北部からシベリアに存在する遊牧民族のサモエド族から由来しています。

古くからサモエド族と共に生きてきた歴史を持つサモエドは、他の犬種と交雑することもなく狼や狐の血が混ざらない原始犬に近い希少な純血種です。

サモエド族との生活の中では、トナカイやクマの狩猟犬としてだけでなく、
荷物を運んだりトナカイを護衛したり
また寒い気候の中で人々の暖房代わりとして共に寝ていたとも言われています。

サモエドが大らか優しく人懐こい性格であると言われる背景には、人と共に暮らしてきた長い歴史があるのです。

狩猟犬から探検隊の作業犬へ

その後サモエドは、その高い能力を知ったロシアやノルウェーの探検家たちによって、極寒の地へ赴く探検隊の作業犬として様々なところで活躍していました。
南極探検隊のそりチームの一員として南極到達をした際には、その能力と功績が讃えられ、一躍その名を世界に広めました。

イギリスで作られていったスタンダード

19世期後半には、サモエド族と暮らしたイギリスの動物学者によってイギリスに持ち込まれ、
もともといた黒や茶の毛色は選択繁殖されていく中で少しずつ排除されていき、
現在ではほぼ真っ白な毛色のみとなりました。

ふわふわで真っ白な毛を持つサモエドは、その後1909年にスタンダードが作成され、
3年後にはイギリスのケンネルクラブによって正式な犬種として公認されています。

日本スピッツとサモエド

サモエドは、別名で「シベリアン・スピッツ」と呼ばれ、被毛や体型など全てにおいて典型的なスピッツだと言われています。
かつて日本でもスピッツが流行した時代がありましたが、それらのスピッツは、サモエドにジャーマン・スピッツを交配させて小型化した日本スピッツとなっています。

しかしこの日本スピッツは、サモエドに比べて騒がしく人気がしだいに下降、近年では大らかで落ち着きのあるサモエドの人気がメディアへの露出も相まって高まってきています。

まとめ

古くから長く人と共に暮らしてきた歴史を持つサモエド。

一度飼い始めると、その従順で大らかな性格と、真っ白でふさふさの毛並み、そして見る者すべてを笑顔にする「サモエドスマイル」の魅力にどっぶりハマる人も少なくありません。

心優しく人が大好きなサモエドは、子供やお年寄りの方の心にも寄り添い、老若男女すべての人から愛されるベストパートナーとなることでしょう。

少しでも皆様にこの記事がお役に立てましたら幸いです。

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