犬が玉ねぎを食べてしまった!中毒症状は?致死量は?対処法は?

犬に玉ねぎを食べさせてはいけないということは、チョコレートと並びよく耳にするかと思います。

しかし、

何故玉ねぎを食べさせてはいけないのか?

●食べてしまったら、どの様な中毒症状が出るのか?

●その症状はどの位の時間で出てくるのか?

どの位の量を食べてしまうと中毒になるのか?

●また、致死量はどれ位の量なのか?

●食べてしまった場合、どの様に対処したらいいのか?

…というのは、よく分からなかったりしますよね。

今回はそんな玉ねぎ中毒に対して知りたい色々をお伝えします。

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玉ねぎを食べさせてはいけない理由

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玉ねぎ中毒とは

玉ねぎには、アリルプロピルジスルファイドという成分が含まれています。

この成分により赤血球が破壊され血液中の酸素濃度が低下してしまい、急性貧血血尿などの症状が引き起こされることを、玉ねぎ中毒と言います。

玉ねぎ中毒は、玉ねぎを生のまま食べてしまった場合でも、加熱したものを食べてしまった場合でも引き起こされます。

そして、特に注意が必要なのはカレー肉じゃがシチューお味噌汁などの玉ねぎを使用した料理です。

玉ねぎが使用されているだけで、アリルプロピルジスルファイドがその料理の中に流れ出してしまいますので、そのスープなどをなめてしまうだけでも中毒症状が引き起こされることがあるからです。

また、玉ねぎはユリ科の植物になります。

その為、同じユリ科の長ネギニラニンニクラッキョウワケギノビルユリ根なども同じ中毒を引き起こすと言われていますので注意して下さい。

中毒症状

玉ねぎ中毒の主な症状は、以下のものがあります。

●貧血

●血尿

●目の結膜、口内の粘膜が白くなる

●黄疸

●痙攣

●嘔吐

●下痢

●頻脈

愛犬が誤って玉ねぎを食べてしまった際に、上記の症状が見受けられた場合は早急に動物病院を受診されることをおすすめします

また、軽度な中毒症状としては、ぐったりする元気が無くなる食欲の低下などもあるそうです。

この場合は、中毒になっていることに飼い主さんが気付かないというケースもある様です。

更に、慢性症状もあると言われており、この場合は肝機能の低下が見られるそうです。

中毒量と致死量

中毒症状が表れる量にはかなりの個体差があると言われていますが、目安としては体重1kgに対して玉ねぎ15~20gだとされています。

体重5kgの犬ならば100g(玉ねぎ半分程度)ということになります。

しかし実際のところ、玉ねぎの摂取量と体重の因果関係は明確になっていません。

その為、ほんの少し食べてしまっただけでも中毒を引き起こしてしまうケースもあれば、許容量以上に食べてしまっても何ともないというケースもある様です。

また、少量食べてしまった程度であれば大きな問題は無く一度に大量に食べてしまうと中毒が引き起こされるとも言われています。

更に、その時々では何ともない少量の摂取でも長期に渡り摂取し続けた場合には、少しずつ肝機能の低下が見られるという慢性中毒症状があるとも言われています。

このことから、中毒症状の有無やその症状の出方には、犬種や体格・体重などに関係なく個体差が激しいということが分かります。

ですから、少量であれば大丈夫だろうと思ってしまうのは危険であるということで『犬に玉ねぎを食べさせてはいけない』ということが広まったようですので、中毒量はあくまで目安として捉えて下さい。

中毒症状が出てくる時間

玉ねぎによる中毒症状が出始めるのは、1日~3・4日程度とバラバラであると言われています。

玉ねぎを食べてすぐに症状が出るわけではなく遅ければ数日後にその症状が表れる為、玉ねぎが原因でそれらのことが引き起こされているということに気付かないこともあるそうです。

その為、玉ねぎを食べてしまった後の数日は、愛犬の様子体調ウンチの状態などを注意深く観察し続ける必要があります。

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玉ねぎを食べてしまった場合の対処法

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かかりつけの動物病院へ

大量に食べてしまった場合、基本的には早急に動物病院を受診することをおすすめします

中毒症状などに対してご自身で判断が付き兼ねる様でしたら、取り敢えず動物病院に電話で相談されてみるのも良いと思います。

夜間である場合は、夜間でも行なっている動物病院に連絡してみて相談することも有効的です。

吐かせる

誤食してからの素早い対処が重要であることから、一般的には吐かせることが有効であると言われています。

ただし、以下の方法は誤食してからすぐ(1時間以内)に行わなければ意味がない方法になり、若く健康な犬にのみ出来る応急処置になりますので、愛犬の様子を十分に見て実行するかの判断をしてください。

そして、緊急時に飼い主さんご自身が落ち着いて対処できるかどうかという問題もあります。やり方がよく分からない、吐かせるべきか悩んでしまう、という場合には一度動物病院に連絡し支持を仰いでみて下さい

また、無理矢理吐かせるということは犬の胃などを荒れさせてしまうなど、体への負担が伴いますのでその後のケアにも気を配ってあげて下さい。

食塩

体重4~5kgあたり小さじ1~7杯の食塩を舌の上に乗せ与え、自ら嘔吐する様に促します。

を与えただけで嘔吐する場合と、違和感から水をたくさん飲みそれにより嘔吐する場合とがある様です。

どちらのケースで吐かせた場合でも、吐かせた後は脱水症状に陥ったり、胃が荒れてしまわない様にたくさん水を飲ませてあげて下さい。

この方法は吐くまでに10分程掛かると言われており、塩を与えても吐かない場合もあります。

また、大量に与え過ぎてしまうと食塩中毒を起こしてしまう恐れもありますので注意して下さい。

オキシドールを薄めたオキシフル

小型犬で1回1~2ml大型犬で1回3~5mlを目安に、原液を2倍程度に薄めたオキシドールを飲ませその発砲作用により嘔吐させる方法です。

口の端からスポイトスプーンなどで与え、口が開かない様に押さえ上を向かせて飲み込ませて下さい。

こちらも吐くまでに10分程掛かるとされていますが、食塩より成功率は高いと言われています。

1回与えただけでは吐かなかった場合は、15分程様子を見てから再度繰り返してみて下さい。

しかし、オキシドールはかなり胃を痛めますので、無理はしない様にして下さい。

どちらの方法を行った場合でも、2・3回試してみて吐かせることが出来なかった場合には、早急に動物病院を受診されて下さい

また、無事に吐かせることが出来た場合でも、数日中に何かしらの症状が引き起こされるケースも有り得ますので、その後の犬の体調などには十分注意してあげて下さい

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まとめ

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今回は玉ねぎ中毒に対して知りたい色々をお伝えしました。

玉ねぎ中毒は、玉ねぎに含まれるアリルプロピルジスルファイド赤血球を破壊し、急性貧血を引き起こすことが原因であるということが分かりました。

そしてこの中毒は生のままや加熱した玉ねぎを食べてしまった場合だけでなく、玉ねぎを使用した料理のスープなどをなめてしまっただけでも引き起こされる場合もあるものだということも分かりました。

その中毒量は、ワンちゃんの体重1kgあたり15~20gだと言われていますが、非常に個体差が激しい為、あくまで目安であり摂取量に関わらず注意が必要であるということでした。

そういったことや、最悪のケースでは命に関わることもある為、全般的にワンちゃんには与えない方が良いと言われていることも分かりました。

また、少量の摂取で何の症状も出ていないとしても、時々であっても長期に渡り摂取することで少しずつ肝機能が低下してしまうという慢性中毒症状の話もあり、やはりワンちゃんに玉ねぎは良くないのではないかと思われるところもありました。

個体差により『今』大丈夫でも『これから』も大丈夫だとは限りませんので、やはりワンちゃんに玉ねぎを与えることは危険であるという認識が必要なのではないかと言えると思います。

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