犬の爪切りは必要?頻度や方法、嫌がる犬の対処法まで

犬の爪切りはした方が良いということは知っているけれど、どの位の長さになったら切れば良いのか?どの位の長さに切れば良いのか?実はよく分からないという飼い主さんもいらっしゃると思います。

今回は、犬の爪切りの頻度切り方爪切りを嫌がる犬への対処法までをお伝えします。

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爪切りが必要な理由

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犬の爪は筒状になっていて、爪の中には血管や神経が通っています。

その為、爪を切らずに放っておくと爪の中のこの血管や神経も爪と一緒に伸びていってしまいます。

また、犬の爪は先が丸くカーブを描く様に足の裏に向かって伸びていきます。

ですから、カギ型に湾曲して伸びてしまった爪を飼い主さんの服やゲージの柵など様々な場所に引っ掛けてしまうだけでなく、その際に爪が折れてしまったり、根元から抜けてしまう可能性があります。

更に爪が長いまま放置してしまうと、歩く度に爪が足の裏の皮膚や肉球に食い込んで傷を付けてしまう恐れもあります。

また、爪が長かったり、曲がっていることにより踏ん張りがきかず歩き難くなってしまいますので、腰痛などに繋がってしまう恐れもあります。

こちらの記事もご参照下さい。

犬の腰痛は軽度からヘルニアまである!症状や原因、ケア方法と予防法

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爪切りの頻度

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犬の爪の伸び方は犬種などの個体差や運動量の違い、歩き方のくせなどもあり様々ではありますが、爪切りのペースは1ヶ月に1回程度が望ましいとされています。

目安としては、犬の爪の先が地面に着く程度の長さが切り時といえます。

犬の体を支えているのは肉球なので、爪の方が先に地面に着いて体を爪で支えるという状態は爪が長過ぎるということになるのです。

歩いている際にカチカチと爪と地面が擦れる様な音が聞こえ始めたら、爪を切ってあげて下さい。

また、頻繁にお散歩に行く犬は爪と地面が擦れることにより爪切りがいらないと言われていますが、大型犬の場合であれば体重の重さから爪が削れて短くはなるものの、小型犬の場合は体重が軽い為に余り爪が擦り減りませんので爪切りは必要となります。

なお、運動量の多い大型犬であっても歩き方のくせなどで、どれかの爪だけ長くなってしまっているということも有り得ますので、不自然に伸びている爪はないかなどの定期的なチェックと、狼爪(そうろう)という爪は切るようにして下さい。

●狼爪(そうろう)とは前足の内側にある、人間でいう親指にあたる位置の爪のことです。

犬によっては後ろ足にもある場合がありますので、確認してみて下さい。

この狼爪(そうろう)は他の爪より少し高い位置にありますので、地面に接することが無くお散歩などで自然に擦り減りませんので、必ず爪切りが必要になります。

見逃しがちな場所にありますので、忘れないようにしましょう。

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爪切りの方法

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犬の爪切り自体は人間と同じ様に、飼い主さんと犬が慣れてしまえばそう難しい作業ではありません。

工程としては、血管に達しない部分まで少しずつ爪を切っていき、切断面をやすりで滑らかにして終わりですので、余り怖がって緊張しないようにまず飼い主さんからリラックスして臨んで下さい。

どうしても爪切りを嫌がる犬の場合には、無理をせず獣医さんやトリマーさんにお願いしましょう。

各々の犬に合った爪切り方法をアドバイスして頂くのも良いと思います。

用意するもの

●犬用の爪切り

犬の爪は筒状になっていて平らになっている人間の爪とは構造が違う為、人間用の爪切りを使ってしまうと爪が割れてしまいますので、必ず犬用の爪切りを使用して下さい。

爪切りの形状は爪を固定して切るギロチン式のものやニッパータイプのものが代表的ですが、犬種や用途によって様々な種類がありますので、犬が嫌がり辛く飼い主さんが使い易いものを探してみて下さい。

●爪やすり

爪やすりは、人間用のものを使用しても構いません。

やすりの粗さなども特に指定はありませんので、爪切りと同じ様に犬に合わせて色々試してみるのも良いと思います。

目が粗いものは手早くは出来ますが少し衝撃がありますし、目の細かいものは衝撃は和らぎますが少し時間が掛かってしまう為、爪切りを手早く済ませてあげた方が良い犬の場合には不向きかもしれません。

●止血剤・止血パウダー

止血剤や止血パウダーは、爪を切り過ぎて出血させてしまった場合に用意してあれば便利ですが無くても構いません。

初めての爪切りや、まだ爪切りに慣れなくて怖いという場合、爪の色が黒い犬の場合は常備しておくと万が一の時に役立ちます。

爪切りの手順

体勢など

爪を切る順番としては、犬は前足を触られることが余り好きではないので、後ろ足から先に切っていくと比較的スムーズに行きます。

まず犬を抱え込みしっかり体を安定させてから、爪切りを行う足を余り強く握らないように持ち、肉球と爪の付け根を指で固定します。

この際には爪がきちんと見えるように、長い毛の犬の場合などは注意して下さい。

切り方

伸び過ぎている爪の先端をやや長めの位置から、爪の断面のカドを丸くしていくように角度を変えながら少しずつ切っていって下さい。

いきなり1度に大きく爪切りを入れ過ぎてしまいますと誤って血管や神経を切ってしまい、出血してしまう恐れもありますので、必ず爪の断面を確認しながら少しずつ少しずつ様子を見て切り揃えていって下さい。

この際に注意して頂きたいのは、犬よって爪の色が違う為に、外から爪の中の血管や神経が見えないことがあるということです。

毛の色が薄い犬は白っぽい爪が多く、毛の色が濃い犬は黒っぽい爪が多いといわれています。

爪が白い場合は外からよく見ると爪の内側の途中から薄っすらとピンク色の血管や神経が空けて見えますので、その手前辺りを目安に爪を切っていくことが出来ます。

しかし爪が黒い場合には外から血管や神経が見えず、何処まで切って良いのか分かりません。

その為、白い爪の犬よりも黒い爪の犬の方が爪の断面の確認がより重要だということになりますので気を付けて下さい。

どちらの爪の色の場合もそうなのですが、血管の近くになってくるとそれまでのパサパサした乾いた断面から少し柔らかく湿った断面に変わっていき、年輪の様な中心に芯がある模様が見えてきますので、その辺りで切るのを止めて下さい。

しかし、必ず血管や神経の手前の位置まで爪を切らなければならないわけではありませんので、爪が地面に着かないことを目安に無理をせず爪切りを行って下さい。

仕上げ

最後に、切った爪の断面はギザギザしていますので、犬が体を掻いた時や飼い主さんを傷つけない様にやすりで爪のカドを取りながら丸く整えて終了です。

やすりを一定方向に向かって掛けると、滑らかに仕上がります。

出血してしまった時

大抵の場合は脱脂綿やティッシュなどで切り口を圧迫して押さえておけば、出血は止まります。

止血剤止血パウダーなどを用意している様でしたら、それらを爪の断面に塗って下さい。

爪を切り過ぎてしまった瞬間に犬が痛そうに鳴く場合もありますし、出血した爪を気にしてずっと舐めてしまう犬もいますが、怪我などとは違いますので特に大きな心配はいりません。

爪を切り過ぎて出血してしまったり、なかなか血が止まらなかったりすると飼い主さんの方がビックリしてしまうかもしれませんが、余りにも飼い主さんが慌ててしまいますと犬にも不安や動揺が伝わり、後々に爪切りを嫌がる原因にも成り得ますのでなるべく冷静に対処して下さい。

ご家庭で爪を切っている場合には、比較的有り得ることですから落ち着いて下さいね。

爪が伸びすぎている時

爪の中のかなりの長さまで血管や神経が伸びてきてしまっていることが想定出来る長い爪の場合は、どうしたいいのか迷ってしまうと思いますが2つの方法があります。

出血や痛みはあるものとして思い切ってある程度の長さまで切ってしまう方法と、爪の長さはある程度保たれたままになってしまっても、なるべく出血や痛みを避ける為に数日に分けて頻繁に爪切りを行い少しずつ短くしていくという方法です。

爪が伸び過ぎている場合は、血管や神経が爪の外側や断面から見えていなくても出血してしまうケースもありますので注意して下さい。

伸び過ぎて巻いてしまっている爪の場合は、ニッパータイプの爪切りが便利です。

ギロチン式の爪切りの場合で巻いた爪を穴に入れることが出来ない様でしたら、やすりなどである程度まで爪を削って短くしてから使用してみて下さい。

巻いてしまう程爪が伸びてしまった場合には、獣医さんやトリマーさんに相談されることをおすすめします。

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爪切りを嫌がる場合

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体制を工夫する

犬が爪切りを嫌がって暴れてしまう場合は、飼い主さんがしっかりと体を支えられていないケースが有り得ます。

犬を小脇に腕で挟み込む様にしたり、背中から抱え込んで腕を胸元にあてたりと、体を固定して動き回れないようにしてあげて下さい。

その際には無理矢理押さえ付けて変な体制を取らせてしまったり、犬の足を引っ張ってしまったりすると余計に嫌がってしまいますので、何回か抱え直しながら犬と飼い主さんのベストポジションを探してみましょう。

後ろ足の爪を切る際に、足の関節を持ち足を裏返しにした状態で爪を切る方法も効果的なようです。

また、飼い主さんが座った時の目線の高さや、立った時の胸の高さ位の位置に犬を乗せられる椅子やテーブルなどを使って、犬が動き回れないようにするのも効果的です。

高さがあることによって普段よりも大人しくしてくれるケースが多いようです。

爪切りや爪を工夫する

爪切りを見た瞬間から怖がってしまう犬や、嫌がって爪切りを威嚇する犬もいます。

その場合は、なるべく爪切り自体を見せないようにしたり、爪を切っているところが犬に見えない角度や位置から切ってみて下さい。

爪を切った時の音や衝撃を嫌がる犬もいますので、勢いよく爪切りのグリップを握らないように(刃を合わせようとしないように)なるべくゆっくり爪切りを使用してみて下さい。

シャンプーや足を洗った後などに爪切りをすると爪がふやけて柔らかくなっていますので、音もし辛く衝撃も和らぎます。

この方法は、爪が大きくて硬い大型犬などの爪切りの場合にも応用出来ると思います。

スキンシップを多く取る

爪切り中にたくさん犬に話し掛けてスキンシップを取ってみて下さい。

爪を切らせてくれたらその都度たくさん褒めてあげたり、撫でてあげたり、ご褒美におやつをあげても良いと思います。

先にご褒美のおやつを用意して、爪切りが終わったらおやつをあげるから頑張ろうね!と
おやつでつってみるのも効果的です。

スキンシップや遊びの延長で爪切りをするというような形に持っていけると理想的だと思います。

特に犬は足先を触られることを嫌いますので、足を触られるということに日頃から慣れさせておくということも大切です。

コツコツ行う

全ての爪を切ることを1回で終わらせようとせずに、1本切ったら少し休ませてみるなど何回かに分けてみたり、何日かに分けてコツコツ行っても構いません。

犬の機嫌が良さそうな時に1日1本ずつ切っても良いですし、嫌がって暴れる様なら今日はもうそこまでで終わりにするなど、数時間・数日に分けて少しずつ爪を切ることに慣れていってもらいましょう。

まず爪切りへの苦手意識や恐怖心、トラウマなどをなくしてもらうことから始めることも大切です。

毎日本当に少しずつしか爪を切れなかったとしても継続は力なりですから、犬も飼い主さんも無理をせず気長に爪を切り揃えていって下さい。

2人以上で行う

誰かに犬の体を固定してもらうという目的もありますが、同時に撫でながら話し掛けてもらうことにより犬をリラックスさせたり、気を散らせたりする効果もあります。

1人で爪を切ることは慣れるまではなかなか難しいので、特に暴れてしまう犬の場合には誰かに協力してもらいましょう。

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まとめ

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今回はワンちゃんの爪切りについて、どうして爪を切ってあげる必要があるのか爪切りの頻度・爪切りの方法、爪切りを嫌がるワンちゃんへの対処法などをお伝えしました。

ワンちゃんの爪の中には血管や神経が通っているので定期的な爪切りが必要だということが分かりました。

その際に出血させてしまわないかと、ご自分で爪を切るということを不安に思う飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、無理をせずに爪を切ることが大事だということも分かりました。

爪切りが嫌いではないワンちゃんはいないと思いますので、出来るだけ快適にワンちゃんと飼い主さんが爪切りが出来るように、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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