ミニチュア・シュナウザーの特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!ミニチュア・シュナウザー大全!

口ひげのある独特の風貌を持ち、賢く忍耐力にも優れた犬種「ミニチュア・シュナウザー」。
近年では大人気となったテレビドラマにもレギュラー出演し、その人気はとどまるところを知りません。
しかし、甘やかして一度しつけを間違えると、無駄吠えなどに繋がってしまうこともあります。

本記事では、そんなミニチュア・シュナウザーの特徴や性格、飼い方やしつけまで詳しくご紹介します。
ぜひ家族にお迎えする前にご一読いただき、参考の一つにしてみてください。

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ミニチュア・シュナウザーの特徴

細くても頑丈でタフなミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは、オス・メスともに、一般的な体高は約30〜35cm程度で、体重は約4〜8kg程度とされています。
スタンダード・シュナウザーをそのまま縮小したかのような外見を持つミニチュア・シュナウザーは、スクエアに近い体つきをしており、細身ではあるものの、体は頑丈タフな犬種です。
また、もともとネズミを捕るために作出されたため動きは素早いとされています。

ミニチュア・シュナウザーの被毛と毛色

被毛は、粗めのワイヤーヘアーの上毛と、短く密集した下毛ダブルコートで、眉・鼻まわり・口まわり・脚部分の上毛が長くなっているのが特徴的です。
季節による換毛がないため抜け毛はさほど多くないものの、毛は伸びやすくなっています。

ミニチュア・シュナウザーの毛色は、公認されているものでは以下の4種類があります。

  • ブラック(オーバーコートが漆黒、アンダーコートがブラック)
  • ホワイト(オーバーコートが純白、アンダーコートがホワイト)
  • ソルト&ペッパー(アンダーコートはグレー)
  • ブラック&シルバー(アンダーコートは黒)

上記の他にも、様々な毛色の個体が存在していますが、いずれも非公認カラーとなっています。

慣例的に行われ続けてきた断尾

ミニチュア・シュナウザーには、これまで様々な理由や迷信から、生後間もない頃に断尾という行為が行われてきました。
しかし、近年ではこの処置に対して批判的な意見やその効果を疑う声が世界中で増え、断尾を行わない国や地域も少しずつ増えてきています。

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ミニチュア・シュナウザーの性格

ミニチュア・シュナウザーは、外見こそスタンダード・シュナウザーの縮小版のようですが、その性格は小型犬ならではの特徴を持っているとされています。

家庭犬向きの性格

賢く怖いもの知らず勇敢なミニチュア・シュナウザーは、番犬に向いている犬種と言われています。
飼い主に対しては従順忠誠心が強く、忍耐力にも優れたミニチュア・シュナウザーは、狭いアパートや都会のマンションなどでも問題なく飼える犬種と言えるでしょう。
また、活発好奇心旺盛なミニチュア・シュナウザーは遊びが大好きですので、適切なしつけさえ出来ていれば、子供に対しても友好的で良き遊び相手になってくれるはずです。

強い警戒心を持つミニチュア・シュナウザー

家庭向きな一方で、ミニチュア・シュナウザーは警戒心が強く、無駄吠えをすることがあります。
他のテリアとは違って攻撃的な犬種ではありませんが、頑固な性格も持ち合わせていますので、性格が形成されてしまう前の小さい子犬の時期からしっかりとしつけを行い、不要に吠えない犬に育てることが大切です。

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犬が吠える原因は?無駄吠えの理由と対処法

素っ気なさはミニチュア・シュナウザーらしさ?

ミニチュア・シュナウザーは、飼い主に対してはとても愛情深く甘えん坊な犬種ですが、興味のない人や犬に対しては素っ気ない態度を取ることがあります。
他のシュナウザーと比べて支配欲は少ないとされており、社会性が不足しているわけでもありませんので、見知らぬ人や他の犬との相性は良い方と考えて問題ないでしょう。

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ミニチュア・シュナウザーの飼い方

ミニチュア・シュナウザーは、性格から見ると比較的手がかかりにくく、初めて犬を家族に迎える方にもオススメの犬種です。
しかし、ミニチュア・シュナウザーが持つ特徴的な美しい被毛のケアには少々の手入れが必要となります。

美しい被毛を維持するためのケア

被毛の手入れは、美しい毛並みを維持するために週に2〜3回程度のコーミングと、月に1〜2回程度のシャンプーを行いましょう。
伸び続けてしまう毛は、最低でも2〜3カ月に1度はトリミングバリカンを用いてクリッピングを行う必要があります。
死毛たまると皮膚病の原因にもなりやすいので、時々指で引き抜いてあげると良いでしょう。

ミニチュア・シュナウザーが持つ特徴的な口周りの長い毛は、食事を摂る際にとても汚れやすく、放置しておくとこちらも皮膚病の原因になりますので、食後はきちんと口を拭いてあげるようにしましょう。

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運動量はそれほど必要ない?

ミニチュア・シュナウザーは、見た目は細身ですが体は筋肉質で、活発な犬種です。

ジャイアント・シュナウザーやスタンダード・シュナウザーのように激しい運動は必要ありませんが、毎日の室内遊びとは別に、30分程度のお散歩1日2回行って、日々のストレスをこまめに発散してあげるようにしましょう。

ミニチュア・シュナウザーは規則正しい生活を好む傾向にあり、コミュニケーション不足や運動不足からくるストレスは、イタズラなどの問題行動に繋がりかねません。

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ミニチュア・シュナウザーのしつけ

ミニチュア・シュナウザーは、吠えや咬みつきの少ない犬種であると言われていますが、それはしつけ次第となります。

無駄吠えしない愛犬に育てよう

もともと賢い犬種ですのでしつけ自体はさほど難しくありませんが、警戒心が強いため、無駄吠えなどにつながらないよう幼犬期からのしつけを徹底しましょう。

忍耐力には優れていますが、一方でストレスを溜めやすい性格でもありますので、スキンシップの時間を大切にしてください。
クールに見られがちなミニチュア・シュナウザーですが、大好きな飼い主さんと触れ合うことが何よりの喜びとなります。

愛犬とともに正しいルールを守ろう

ミニチュア・シュナウザーは、飼い主に対しては非常に愛情深く従順忠誠心も高いとされていますが、頑固甘えん坊な一面もあります。
愛犬の可愛さから甘やかして育ててしまうと、間違ったルールを覚えてなかなか正しい方向へ転換するのが難しくなります。
一度覚えたことはきちんと守れる賢い犬種ですので、飼い主さんの気まぐれでルールを変更したり、無駄に甘やかすようなことはしないよう気をつけましょう。

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ミニチュア・シュナウザーの病気

ミニチュア・シュナウザーは比較的健康な犬種ですが、目の疾患については発症することが多く、特に気をつけなければいけません。
また、遺伝的疾患となる尿路結石も多く見られる犬種です。
本記事では、ミニチュア・シュナウザーがなりやすい主な病気をいくつか取り上げ、詳しくご紹介します。

若年性白内障

これは、目にある水晶体のタンパクが変成し、白く濁ってしまう病気です。
白内障自体は、全ての犬が加齢とともになりやすい病気ですが、ミニチュア・シュナウザーにおいては遺伝が関与しており、5歳以下の若いうちから発症しやすいとされています。

遺伝性の場合、病状は急速に加速していきます。
短い期間の間に失明してしまうようなこともありますので、愛犬が歩くのを嫌がるようになったり、物にぶつかったりすることが多くなると、症状をすでに発症している可能性が高くなります。

視力が残っていれば点眼薬を使って治療を行い、進行を遅らせることができますが、病気を治すことは難しいとされています。
視力が失われている場合でも、手術で視力の回復が期待出来るケースもありますが、手術自体を行える病院施設が限定されていますので、愛犬に若年性白内障の可能性が出てきた場合は、かかりつけの病院で治療する施設についても相談するようにしましょう。

進行性網膜萎縮

これは遺伝子異常による目の疾患で、網膜の光を感じる細胞が変性していくことで、だんだんと暗い場所で目が見えづらくなり、進行すると完全に失明に至ってしまう怖い病気です。

この病気には残念ながら有効な治療法はなく、進行性網膜萎縮と診断された場合は、愛犬が少しでも家で安全に過ごせるように、段差などの危険な場所が無いか見直すようにしましょう

嗅覚や聴力に優れた犬は、人間に比べて視覚に頼る部分が少ないとされています。
生活環境を見直し、少しでも過ごしやすい環境を作ってあげて、愛犬の不自由さを緩和してあげるようにしましょう。

尿路結石症

結石は、尿中のタンパク質とミネラルが結びついて石のような塊になってしまうことを指します。
この結石は尿道や暴行、腎臓などに出来ることが多く、それを「尿路結石と」呼び、ミニチュア・シュナウザーは、遺伝的にこの病気にかかりやすいと言われています。

腎臓結石尿管結石の場合は、症状がはっきり出ずわかりづらいことがほとんどですが、膀胱結石の場合、頻尿や血尿が多く見られるようになり、尿道に結石が詰まってしまったまま放置しておくと命に関わります。

治療方法は、結石のある場所サイズ種類によって異なり、膀胱内の結石で結晶段階であれば、食事を見直すことで溶解させることができますが、その他の結石であれば手術で摘出したり、尿道に詰まってしまっている場合は緊急処置が必要となります。

尿が出づらいなど、愛犬に気にかかる症状がある場合は、早めのうちに病院へ連れて行き、検査を受けるようにしましょう。

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ミニチュア・シュナウザーの寿命

ミニチュア・シュナウザーの一般的な平均寿命は、約12〜15年程度と言われています。

愛犬と長く一緒に暮らすためには、日々の小さな積み重ねが大切です。
ミニチュア・シュナウザーは、尿路結石症などになりやすいため、日々の食事の栄養管理を徹底し、未然に病気を防げるようにしましょう。
また、ミニチュア・シュナウザーは規則正しい生活を好みますので、食事や散歩などの毎日の生活リズムを規則正しく整え、ストレスを溜めさせないようにしましょう。

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ミニチュア・シュナウザーの購入相場

ミニチュア・シュナウザーの一般的な平均価格は、約15〜30万円程度となっていますが、月齢体つき毛色毛並み血統などによっても価格は変動します。

頭部を含めた体のバランスが良く、顔立ちが整っている子犬は基本的に高くなります。
また、毛色によっても価格は異なり、公認されているカラーの中では、ソルト&ペッパーが最も安く、数の少ないブラックに最も高い値段が付けられる傾向があります。

ショータイプと家庭犬タイプで異なる価格

ミニチュア・シュナウザーの価格は、ドッグショーなどに出るためのショータイプの場合は高額になりますが、家庭犬用に飼育された場合であれば上記のような標準価格となります。

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ミニチュア・シュナウザーの歴史

ミニチュア・シュナウザーは、19世紀後半頃にドイツで農場を荒らすネズミ捕りの小型犬として、スタンダード・シュナウザーとアーフェン・ピンシャーとを異種交配させて作出されました。

当時は「ワイヤーヘアード・ピンシャー」と呼ばれていましたが、ドイツ語で「口ひげ」を意味するシュナウツという言葉がぴったりであったことからそう呼ばれるようになり、1899年にはミニチュア・シュナウザーの名で犬種として公認されました。
その後、アメリカに渡ってさらなる改良と小型化が進められ、現在のサイズに固定されました。

現在のミニチュア・シュナウザーは、小型落ち着きがあり、他のテリアに比べて吠えることも少ないため、世界中で人気を博しています。

日本に入ってきたのは戦後と言われていますが、当時の日本ではトリミングが必要となるミニチュア・シュナウザーはあまり人気を得ることはありませんでした。
しかし、高度成長期に入ってから徐々に家庭犬として普及し、2000年代になってからはテレビドラマにも出演して注目を集め、現在では毎年発表される犬種ランキングで上位に入るほどの人気となっています。

まとめ

賢く、吠えや咬みつきも少ないミニチュア・シュナウザーは、「最良の家庭犬」とも言われ、初心者にも飼いやすいオススメの犬種です。

美しい被毛にはこまめなケアが欠かせませんが、ミニチュア・シュナウザーは様々なカットスタイルも楽しめますので、手のかかる被毛も魅力の一つと考え、楽しみながら愛犬を大切に育ててあげてください。

 

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