マルチーズの特徴や性格を知って飼い方を学ぼう!マルチーズ大全!

真っ白でシルクのような艶やかで美しい被毛を持つマルチーズは、かつては「抱き犬」とも呼ばれ、その愛くるしい見た目で人々を癒す愛玩犬として、いつの時代でも人気の犬種となっています。
そんなマルチーズが誕生したのは、今から約3000以上前であるとされており、その歴史は他の犬種と比べ物にならないくらいの長さを誇ります。

本記事では、マルチーズの人気の理由から歴史に至るまで、詳しくご紹介いたします。

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マルチーズの特徴

優雅な佇まいの小型犬マルチーズ

マルチーズの一般的な体重は、平均してオスメスともに約3.2kg以下で、2.5kgほどが理想的であると考えられています。
体つきは均整美のとれたコンパクトな体型で、身のこなしは機敏であるものの、その佇まいは優雅な雰囲気を醸し出しています。

純白でシルクのような美しい被毛と毛色

マルチーズの一番の特徴は、純白地面まで長く垂れ下がった真っ直ぐな被毛で、毛は鼻先から尻尾の付け根まで続いています。
カットの仕方しだいで印象が大きく変わるため、愛犬の様々なヘアスタイルを楽しめるのもマルチーズの魅力の一つでしょう。

被毛自体はシングルコート抜け毛は少ない方ですが、シルクのような毛は延々と伸び続けてしまうため、定期的なトリミングが欠かせません。

マルチーズの毛色は、純白であることが望ましいと考えられており、レモン色淡い色味のタンなどは許容されてはいるものの、望ましいカラーではないとされています。

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マルチーズの性格

「抱き犬」マルチーズの温厚な性格

マルチーズは、古くから愛玩犬として愛され、かつては「抱き犬」と呼ばれて人々を癒してきた歴史を持つ犬種だけあって、飼い主に対しては愛情深く従順落ち着きがあり温厚な犬種です。
知性もあり、しつけに困ることはほとんどないとされていて、室内飼いや初心者の方にもオススメの犬種です。

陽気で勇敢なマルチーズ

一方、明るく陽気な性格も持つマルチーズは、散歩や遊びも大好き活発な犬種です。
小型犬ではあるものの臆病ではなく、散歩の最中に大きな犬と出会うと自ら向かっていく勇敢な一面も持っています。
落ち着いていて優雅な雰囲気とは真逆の活発さや大胆さも、マルチーズの魅力の一つではないでしょうか。

番犬に向いた気の強さ

マルチーズは、「マルチーズテリア」と呼ばれることもあり、気の強い性格も持ち合わせています。
温厚ながら神経質な個体も多いマルチーズは、知らない人には見知りをすることもあり、小型犬ながら番犬向きの犬種と言えるでしょう。

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マルチーズの飼い方

運動はストレスと肥満予防に行おう

マルチーズは、あまり多くの運動量を必要とする犬種ではありません
短めの散歩や室内でのおもちゃ遊びで十分となりますので、ストレスを溜めない程度に運動をさせると良いでしょう。
しかし、まったく運動をしないと肥満につながりやすく、膝蓋骨脱臼などの病気にもなりかねませんので、適度な運動を心がけるようにしましょう。

美しい被毛を維持するために

マルチーズの最大の魅力である美しい被毛は、毎日の手入れが必要となります。
真っ白で長い毛は汚れやすいため、毎日ブラッシングコーミングを行ってもつれ毛玉などを取り除き、を保ちながら、週に1度はシャンプーを行うようにしましょう。
食事やトイレの際にも汚れがつきやすいので、その都度確認し、汚れを取り除いてあげるようにしましょう。
マルチーズは目やにが出ることも多く、放置していると純白の毛色が変色してしまうこともありますので、気付いたらこまめに拭いてあげるようにしてください。

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豊富なヘアカットの種類

マルチーズは、毛が延々と伸びてしまうため定期的にカットが必要となります。
カット方法には様々な種類がありますので、季節や飼い主さんの好みに合わせて愛犬のスタイリングを楽しむのも良いでしょう。

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マルチーズのしつけ

気をつけたい吠え癖と噛み癖

マルチーズは、いたずらも少なく賢い犬種であるためしつけがしやすいとされていますが、その可愛いらしさから飼い主が過度に甘やかしてしまうと、我儘な性格になることもあります。
もともと人見知りの性格でもあるため「吠え癖」がついたり、気に入らないことがあったら噛みつくなどの「噛み癖」にも注意が必要ですので、幼犬期から明確な主従関係を築き、ダメな行為にははっきりノーと言って教えるようにしましょう。

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気の強いマルチーズは褒めてしつけよう

気の強いマルチーズは、怒られることを苦手としていますので、しつけを行う際は穏やかな口調で丁寧に教え、上手にできた時にはしっかり褒めるようにしましょう。
ミスを叱るのではなく褒めて伸ばす教え方さえできれば、賢いマルチーズは自然と学習することができる犬種です。

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マルチーズの病気

マルチーズは小型犬のため、小型犬特有の病気や垂れ耳の犬種に多い病気、目に関する病気など、気をつけなければいけない病気があります。
本記事では、かかりやすい主な病気をいくつかご紹介します。

膝蓋骨脱臼

マルチーズは、遺伝的に「膝蓋骨脱臼」を発症しやすいと言われています。
膝蓋骨脱臼は、後ろ脚にある膝蓋骨が正しい位置から外れ脱臼した状態になる病気で、初期では気づかないことが多く、進行するにつれて脱臼の頻度が上がり、やがて歩行が難しくなります。

予防には、日々の遊びや運動で筋肉をつけ、膝に負担がかかりすぎないよう肥満に気をつけることが大切です。
活発なマルチーズですので、室内で遊ぶ際には滑らないようにしたり、高いところからの昇降にも気をつけるようにしましょう。

症状が軽い場合はサプリメントを服用して症状をコントロールしますが、重い場合は手術となりますので、病院で相談してから選択するようにしましょう。

外耳炎

外耳炎は、耳の中の耳垢に真菌や細菌が繁殖したり、ダニが寄生したり、アトピー性皮膚炎などの皮膚病に伴って発症する病気です。
美しい被毛が特徴のマルチーズは、他の犬種に比べてシャンプーの頻度が高く、その際に耳の中に水が残って細菌が繁殖し、外耳炎を発症することが多いとされています。

症状としては、茶色っぽい耳垢が出たり、痒みから耳を掻いたり、頭をふるような仕草をしたり、悪臭がしてただれることもあります。

治療法は耳の洗浄が基本ですが、根本的な原因となっている病気や症状の治療も並行で行われます。
真菌や細菌が原因となっている場合は、抗生物質などの薬を使って治療を行い、ダニが原因となっている場合は、洗浄を行って耳垢を取り除きダニの駆除剤を投与してダニを死滅させます。
皮膚炎が原因となっている場合は、皮膚炎の症状に合わせた治療を行うことで改善が見られるようになります。

外耳炎は、悪化してしまうと内耳炎中耳炎になってしまうこともありますので、気になる症状があれば早めに病院へ連れて行くようにしましょう。
炎症が慢性化すると、最悪の場合、外耳道が塞がることもあります。

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眼瞼内反症

眼瞼内反症は、いわゆる「逆さまつげ」のことで、まぶたが内側に反ることでまつ毛が目に当たり、その刺激によって結膜炎や角膜炎を引き起こしてしまうことが多いとされています。

症状としては、痛みや痒みから前足で目をこするようになったり、物に顔をこすりつけたり、涙や目やにが増えることもあります。

治療法としては、目への刺激となっているまつ毛を抜き点眼薬で炎症を抑えていくのが一般的です。
重症の場合は、まぶたの内反を矯正するための手術が行われます。

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マルチーズの寿命

マルチーズの一般的な平均寿命は約12〜15年程度ですが、24歳まで生きた個体もいると言われています。

環境運動食事などによっても愛犬の寿命は異なってきますので、1日でも長く愛犬と過ごすために、成長に合わせて飼育環境を見直すようにしましょう。
病気の早期発見も大切です。

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マルチーズの購入相場

マルチーズの一般的な購入価格は、約10〜25万円程度となっていますが、血統体つき性別被毛月齢などによっても価格は変動します。

小さいほど高いマルチーズの値段

マルチーズは、体格が小さいほど可愛く希少価値が高いと考えられる傾向にあり、価格が高くなります。
また、メスは繁殖が可能なため、オスに比べて3〜5万円ほど高い値段設定の場合が多くなっています。

マルチーズは安定して人気の犬種となっていますが、稀に相場より安い値段が付けられていることもあり、その場合、先天性の病気などを持っていることも考えられますので注意が必要です。

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マルチーズの歴史

古くから愛玩犬として愛されたマルチーズ

マルチーズの歴史は、紀元前1500年頃まで遡ります。
当時、現在のレバノン辺りで繁栄していた民族・フェニキア人たちが、貿易中継点となっていた地中海のマルタ島へ犬を持ち込んだことがこの犬種の始まりと考えられており、一説にはアジアから持ち込まれた犬であると言われています。

古代ギリシャの萬話集であるイソップ物語にも出てくるマルチーズは、船旅をする人や船乗りたちのペットとして飼われていたとされ、この当時から愛玩犬として人々から可愛がられてきた非常に珍しい犬種です。

ヨーロッパで得た人気と不動の地位

その後、ヨーロッパの国々に広まっていったマルチーズは、15世紀にはフランスに渡り、婦人たちの愛玩犬として人気を集めました。

19世紀には、当時イギリス領だったマルタ島に生息していたマルチーズをビクトリア女王が取り寄せて飼育したと言われており、それが一般市民に知れ渡ったことで19世紀末にヨーロッパでマルチーズが大流行し、人気犬種としての地位を築いたとされています。

トップ独占!日本での高いマルチーズの人気

ヨーロッパで大流行していたマルチーズの人気はとどまることを知らず、第二次世界大戦後にはアメリカで人気を博すようになりました。

日本には1950年代に入ってきたとされており、1968年からの17年間に渡り、マルチーズは登録犬種の中で1位を独占するほどの人気を集め、現在に至ってもなお愛玩犬として高い人気を誇っています。

まとめ

はるか3000年以上も昔から、愛玩犬として人々から愛され続けてきているマルチーズ。
日本でもかつて十数年間にわたって人気犬種のトップに君臨し、その人気は今もなお続いています。

温厚で賢いマルチーズは、しつけさえ間違わなければ初心者でも非常に飼いやすく、また運動量もさほど必要としないため、都心のマンションやアパートで飼いたい人や、小さなお子さんや年配の方がいる家庭にもオススメの犬種です。

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