現役トリマーが語る!犬の耳の注意点と耳掃除の仕方について!

「何だか臭いな」と思った時、犬のニオイの原因の一つにお耳のニオイがあります。普段、感じた事のないようなニオイは要注意!頭をフルフル、お耳をカキカキとっても辛そう!なんて事にならないためにも定期的なお耳掃除は大事なんです。

今回は現役トリマーの私ことlongtail8010が通常のお耳のお手入れの仕方から、お薬の入れ方もご紹介いたします!

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お耳の異常

キスされる白い犬

犬を抱っこした時、いつもと違うニオイがプーンとしてきたら耳の異常を疑ってみましょう。健康な犬の耳は、ほとんどニオイはしないものなのです。

垂れ耳のコッカーやシーズなどの犬は特に耳が塞がっており、トラブルを起こしやすい犬種です。特に普段からニオイは気にしておくと良いと思います。

犬が頭を何度も振る、耳を後ろ脚で繰り返し蹴る行為は「痒いよ」の合図で一つの目安になります。これを何度も繰り返してしまうと、耳の軟骨を骨折して血が溜まり、手術でプレートを耳に固定して治療が必要なんて事もあります。見た目にもこれは痛々しいです。

こんな事にならないためにも犬の耳を定期的に掃除して、覗く習慣をつけましょう。

でもその前に犬が痒がっている時、どんな状態が考えられるのかご説明していきましょう。

健康な耳とトラブルが起きた耳

健康な犬の耳はきれいなピンク色です。赤くなっていて熱感があったり、ひどいものだと皮膚が固くなってしまってボコボコとうろこ状になって紫色に変色してしまったりします。また腫れあがってしまい、耳穴が塞がっていることもあります。こうなると悪循環で空気が入らず余計に悪化していくこともあります。

ちょっとした茶色の汚れは通常でもあることですが、量が多かったり、ニオイがきつかったり、痒がる場合は早めに動物病院を受診しましょう。

また黄色のドロドロした汚れはかなり臭い事が多いです。黒い汚れは耳ダニがいることもあります。耳ダニの画像を見てギョッとされる飼い主さんも少なくないです。

耳の注意点

犬は耳の構造上、お水が入っても大丈夫になっています。シャンプーの時には気にしなくて大丈夫です。耳周りも耳もしっかり洗い、シャワーでしっかり流しましょう。

特に垂れ耳の犬(例えばマルチーズやビーグルなど)のシャンプー時は耳の裏までしっかりとシャンプー液で洗って、しっかりとすすいであげると良いです。

シャンプー、リンスが終わったら2、3回ブルブルさせましょう。耳の中に入った水が抜けてくれます。なかなかしない時は、耳の辺りに息をフッと吹きかけるとしてくれます。

ただしトラブルになってしまっていて腫れて耳穴が小さくなっている場合などは水が入らないようにします。コットンに医療用のオリーブオイルを少し含ませて耳に詰めて耳栓にします。また動物病院で耳の治療中の場合は先生に確認すると良いと思います。

また垂れ耳で耳の毛が長い犬の飼い主さんが頭の上で耳の毛を結んでいるんだと言われる事があるのですが、耳がうっ血してしまいます。また間違って耳自体を結んでしまって放置すると結んだ先が最悪、壊死してしまいます。決してしないようにしましょう。

掃除に使う物

コットンは化粧用品の100円程度の安い物で十分です。ティッシュペーパーをつい手軽に使ってしまいたくなりますが、素材が固いですし、破れて耳に傷をつけてしまいがちなのでやめましょう。また綿棒も固く傷をつけてしまいます。使わないようにしましょう。

鉗子はコットンを挟んで拭き取るのに使います。また長毛犬種と呼ばれる犬たちは耳の中まで毛が生えます。例えばシュナウザーやヨーキー、プードルなど毛が伸び続ける犬達の事です。この犬達は耳の中の毛を抜き取ってあげる必要があります。だいたいの毛を指で抜いた後、鉗子を使って丁寧に抜き取るのです。

洗浄液はコットンに含ませて拭き取りに使います。また汚れがひどい場合に直接入れて使うことが出来ます。

では次に具体的な掃除の仕方をご説明しましょう。

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耳掃除の仕方

おすまし美犬

通常のお掃除はシャンプー後にコットンで軽く拭き取るぐらいで大丈夫です。ただし、耳のヒダの間もしっかり拭きます。洗浄液を含ませて拭く場合も同じです。鉗子でコットンをつかんで、ふわっと巻き付けて鉗子の金属部が出ないようにしましょう。

犬の耳は途中で曲がっているので、コットンを鉗子でつかんで入るだけ入れて大丈夫です。ゆっくり入れると壁になっていると思います。急に入れると痛いわけではなく、ビックリして鳴く事があります。嫌がる原因にもなりますので気をつけましょう。

大型犬は耳が大きいので指にコットンを巻き付けて拭いてあげても良いです。ただし爪で耳の中を傷つけないように、ご自身の爪が伸びていないか確認しましょう。細かいヒダ部分は汚れが取れないので、鉗子を使って丁寧に拭き取ります。

保定の仕方

犬に処置を行う際に安全に行う事が出来るように押さえる事を保定と言います。

耳掃除をする時、犬は無理に立たせなくても伏せていても行う事が出来ます。小型犬の場合は耳を片側めくったら、利き手じゃない手でめくった耳ごと頭部を優しくつかみます。この時、耳を引っ張り過ぎると耳穴が小さくなってしまいますので注意しましょう。

長毛犬種の犬の場合は特に鉗子で毛を抜く際、しっかり押さえられた方が鉗子で耳を挟んでしまったりする危険もなくて良いと思います。またしっかり押さえてやる事で、無駄に時間をかけなくて済む事も利点です。

大型犬の場合はご家族の方に手伝っていただいて、顔を押さえていてもらうとやりやすいでしょう。

汚れがひどい時

梅雨時期などは犬の耳の汚れがひどくなりがちです。その場合の洗浄の仕方をご説明しましょう。ただ先ほどご説明した通り、耳が塞がり気味のコなどは出来ません。

洗浄液を耳の中に直接流し込みます。この時、ブルブルをさせないように注意しましょう。耳の根元を親指と人差し指で持ちます。よーく揉みます。ブルブルさせます。出てきた汚れと洗浄液を軽く拭き取ります。見える部分くらいは中も拭き取っても良いのですが、弱っている皮膚は傷つきやすいのでグリグリと拭かないようにしましょう。出血させてしまったり、傷をつけてしまってかえって悪化させてしまわないようにしましょう。

犬自身が何度かブルブルを繰り返ししてくれると思います。そうすると後から耳の下に汚れと洗浄液が出てくる事があるので、それだけ拭き取ります。

動物病院から処方された液体のお薬や軟膏も、この方法でお薬を入れてあげる事が出来ます。覚えておくと役に立つと思います。

しつけ

実は犬にとって耳は急所なのです。ですから元々、触られたくない場所なのです。スキンシップの時に耳や足先も触って、触れられる行為自体に慣れていてもらうことも必要だと思います。

そして耳掃除は爪切りと同様に子犬の時から慣れさせておくと良いと思います。特に長毛犬種の犬達は毛を抜く作業がありますので、これに慣れていないと咬む行為に繋がることは珍しくありません。ペットショップに頼んだ場合、咬んで暴れると追加料金になってしまう事もあります。

以下の記事もご参照ください。

犬の耳が赤いのは病気?臭いや耳垢の色で分かることと耳掃除方法

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まとめ

賢そうなテリア

わんちゃんのニオイが大好きな飼い主さんも少なくないと思います。筆者もわんちゃんのニオイが大好きです。常に一緒にいるからわかるニオイの変化からわんちゃんのトラブルがわかる事もあるのです。

またいつも温厚なわんちゃんが耳の辺りを触ったら怒り出した、なんて事もあるのです。あれ、なんかおかしいと感じる事があった時はわんちゃんからのサインかもしれません。

言葉を交わせない分、わんちゃんは訴えているのです。見逃さないようにしてあげたいですね。

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