犬の下痢の原因はストレス?食べ過ぎ?症状から分かる病気や治療法

犬だって下痢くらいするだろうけど、犬の下痢が止まらない状態が何日か続いていたり、ウンチに血が混じっていたり、ウンチがゼリー状になっていたりしたら心配になってしまいますよね。

人間同様に犬の下痢にも様々な原因があり、一過性の下痢や急性の下痢、更には命の危険の恐れがある下痢もあります。

今回は犬の下痢の症状にはどんなものがあるのかその原因、下痢になってしまった際のケア方法などをお伝えします。

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犬の下痢

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犬の下痢には注意するポイントがあります。

●ウンチの回数

●ウンチの状態

●体重の増減

●下痢の期間

4点です。

犬が下痢をしている場合には以上のことに気を配り、受診される際にはきちんと説明出来る様にしておくと診察がスムーズに運ぶと思います。

そして上記の症状から、犬の下痢の原因として大きく2つに分けられる『小腸性の下痢』『大腸性の下痢』かの推測も可能になります。

犬の下痢は一般的に、下痢以外の症状が伴わない場合には数日間で治る一過性のものである場合が多いようですが、嘔吐や発熱、食欲や元気が無くぐったりしている場合や2日以上下痢が続いている場合などには何らかの病気も疑われますので早目の受診をおすすめします。

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小腸性の下痢

食べ物を消化吸収する小腸に異常があり、引き起こされる下痢のことです。

1回のウンチの量が多くはなりますが回数自体はそれ程増えないことが多いことと、栄養素を吸収する機能が低下する為に体重が減少し易いことが特徴です。

主な症状は、

●1回のウンチの量が増える

●ウンチが柔らかくなる

●ウンチが水っぽくなる

●ウンチが黒っぽい場合がある

●お腹が張る

●口臭が強くなる

●おならが多くなる

●体重の減少

●嘔吐

●脱水

になります。

小腸内で出血している場合には、ウンチの色が黒っぽくなってきます。

また、腸管に空気が溜まりお腹が張ってしまうこともあり、その場合にはお腹を押さえた際にゴロゴロと音がしたり、おならが多くなったりします。

症状が悪化したり、長期に渡って続いた場合には嘔吐や脱水、体重の減少や貧血などが起こります。

大腸性の下痢

水分を吸収する大腸に異常があり、引き起こされる下痢のことです。

1回のウンチの量が少なくなり回数が増えることと、ウンチが緩く粘り気が出ることが特徴です。

主な症状は、

●1回のウンチの量が少なくなる

●ウンチの回数が多くなる

●ウンチが柔らかくなる

●ウンチに粘り気がある

●ウンチにゼリー状のものが混ざっている

●ウンチに血が付いている場合がある

になります。

大腸内で出血している場合には、ウンチに赤い鮮血が見られる場合があります。

また、腸内のゼリー状の粘膜がウンチに付着し一緒に出てきたり、その粘膜が混ざりウンチに粘り気が出ることもあります。

腸粘膜が剥がれていると聞くとちょっと怖いイメージがありますが、大腸性の下痢の場合には症状がひどくなくても見られるケースであり、特別大きな心配はいらないそうです。

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下痢の原因

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食べ物・誤飲

犬の下痢の原因として1番多いとされているのが、食べ過ぎによる消化不良消化し辛いものを食べてしまったというものです。

胃腸が過敏な犬種や犬の場合はドッグフードを変えただけでも下痢になってしまう場合もありますし、牛乳等の乳製品に耐性の無い犬は乳糖を分解出来ず下痢をしてしまいます。

下痢をする前にどんなものを食べていたのか?どれだけ食べていたのか?を確認してみて下さい。

また、何らかの食物アレルギーにより下痢をしている場合もあります。

特定のものを食べた後に下痢をしている様でしたら、1度アレルギー検査などをしてみるのも良いかもしれません。

何かしらの誤飲の場合には、お散歩の際などに腐った物や除草剤などが付いていた草など有害な物を誤って食べてしまっていたというケースも有り得ますし、消化出来ない異物を食べてしまいその異物をどうにか排出しようと胃腸が活発に活動し下痢になるケースもあります。

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ストレス

犬にも人間同様にストレスや疲れが原因による、自律神経の乱れから引き起こされる下痢があります。

環境の変化スキンシップ不足運動不足、逆に興奮し過ぎてしまったり、普段より多く運動した場合にも下痢になってしまうケースがあります。

デリケートな室内犬やまだストレスに慣れていない子犬などに多く見られるようです。

その犬の感じ方やストレスの度合いにもよりますが、一過性のものから長く続いてしまうものまで個体差により期間は様々なようです。

寄生虫

回虫条虫など何らかの寄生虫に感染してしまっている場合があります。

成犬では余り見られない様ですが、慢性的な下痢の症状を引き起こしたり、子犬高齢犬が感染してしまいますと下痢だけでなく貧血や体重の減少なども見られたりします。

ウイルス・細菌感染

●パルボウイルス

●ジステンパーウイルス

●コロナウイルス

●サルモネラ

●大腸菌

激しい下痢が数日間続く場合にはウイルスや細菌感染による原因が疑われます。

ウイルスが原因の下痢では、嘔吐・発熱・脱水・食欲の低下などの症状も伴い、子犬高齢犬の場合には命にも危険が及ぶ怖い病気が多いようです。

多頭飼いなどの場合にはウンチや嘔吐物からの感染の恐れもありますので、注意が必要になります。

感染経路としては、お散歩中ドッグランなどが多いと言われています。

他の犬のノミなどから感染してしまったり、お散歩中に他の犬のウンチや蛙などを食べてしまった場合にも感染してしまいます。

ワクチン接種により予防出来る病気もあります。

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炎症や腫瘍

●腸炎

●膵臓

●急性出血性胃腸炎

●消化器官内の腫瘍

腸粘膜や膵臓が炎症を起こしている場合や、消化器官のいずれかに腫瘍が出来てしまっている場合にも下痢を引き起こしてしまうケースがあります。

急性出血性胃腸炎の場合には出血を伴う下痢と嘔吐が見られ、命に関わる場合も有り得ます。

また、症状がひどくなくても慢性的に下痢を繰り返す様でしたら、何らかの胃腸の病気が原因の場合も有り得ますので1度受診されてみることをおすすめします。

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犬の下痢の治療やケア

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●絶食

●水分補給

●抗生物質や整腸剤などの投薬

●ストレス性の場合にはストレスの除去

●何らかの疾患がある場合にはその治療

一般的に嘔吐や発熱が無く犬に元気がある場合には一過性の下痢であることが多い為、半日~1日程度の間与えるものはお水だけの絶食をし、お腹の中を1度空にして胃腸を休ませてあげることが効果的だと言われています。

その際には、下痢による脱水症状にならない様に注意してあげて下さい。

目安としては、犬の首の後ろや背中の皮を引っ張り離した際に、その皮がすぐに戻らない様でしたら脱水症状の傾向があるといえますので、水分不足にならない様に気を配ってあげて下さい。

人間用の経口補水液や薄めたスポーツ飲料などを与えても構わないようなのですが、これらを与える際には与える量やそれ自体が体の負担になっていないかなどには注意して下さい。

絶食の後は少しずつ消化の良い食べ物を与えていって下さい。

ウエットフードを与えたり、ドライフードの場合にはぬるま湯などでふやかして少し柔らかくするなどして、食べやすく胃腸に負担を掛けないようにすることが望ましいです。

また、与える量は健康な時の3分の1~4分の1程度何回かに分けて与えてみるなどし、様子を見ながら調整していってみて下さい。

子犬や高齢犬の場合には一過性の下痢だと思っていたら急に症状が悪化するということも有り得ますので、ご家庭でのケアの際には発熱や嘔吐などには十分に気を付けて下さい。

動物病院などでの治療の際には、抗生物質整腸剤腸の粘膜を保護する薬剤などの投薬、症状がひどい場合には電解質の補液などが行われます。

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まとめ

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今回はワンちゃんの下痢について、大きく2つに分かれる『小腸性の下痢』『大腸性の下痢』下痢の原因、そして下痢のケア方法をお伝えしました。

ワンちゃんも人間と同じ様に、食べ過ぎ消化不良、ストレスなどによる自律神経の乱れなどで一過性の下痢になってしまうことが分かりました。

その他にも寄生虫ウイルスなど怖い病気も含め様々な原因が考えられ、下痢以外の症状にも注意が必要であり、緊急性が高い下痢もありました。

体調的な原因だけでなく精神的な原因による下痢が引き起こされない様に、心身共にワンちゃんの健康に気を配ってあげたいですね。

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