犬の咳が止まらない!心臓や気管など咳から疑われる病気

犬の咳が止まらないことがありませんか?

特に夜中の咳ずっと咳き込んでいるのを見ると、何かの病気だろうか?どうやって対処してあげれば良いんだろう?と心配になってしまいますよね。

今回は犬の咳の原因犬の咳から疑われる病気犬の咳の注意点をお伝えしますので参考にしてみて下さい。

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犬の咳

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喉や気管、肺などの気道内に病原菌や埃などの異物が侵入した際に、その異物の刺激を受け体外に排出しようとする反射運動を咳と言います。

また、咳の症状にも

●乾いた咳

●湿った咳

●何かが詰まった様な咳

●痰などが絡んだ様な咳

●ひきつける様な咳

●激しい咳

●弱々しい咳

●断続的に止まらない咳

など様々なものがあります。

また、咳の音もゴホゴホケホケホといった咳と聞いてイメージされる音もあれば、カハカハという様な何かを吐き出そうとしている様な咳や、ガーガーアヒルが鳴く様な咳があったりと多種多様です。

咳が出るタイミングも様々であり、食後お水を飲んだ後であったり、お散歩など運動をした後興奮した際であったりします。

また、咳が出る時間帯も夜中であったり、早朝起きた時であったりと様々です。

どんな咳をするのか?どんなタイミングや時間帯にするのか?を把握することは、原因を探る為に有効な手段ですので、犬の咳が気になる際にはこれらに注意してみて下さい。

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犬の咳の原因

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ハウスダスト

ノミやダニの繁殖などによるハウスダストが原因で、咳が出ている場合があります。

ゴミや埃人間や犬の毛やフケなどは、ハウスダストの原因であるノミやダニの餌になってしまいます。

カーペットだけでなく、ソファーカーテンなどにも掃除機をかけてみて下さい。

また、部屋の湿度を40~60%以下にすることも、ノミやダニの繁殖を抑えられます。

刺激臭

犬の嗅覚はとても優れていますので、何らかの臭いが咳の原因になっている場合があります。

人間にもあることですが、強い臭いにむせて咳が出てしまうのです。

煙草の煙蚊取り線香部屋の芳香剤消臭剤などが犬の鼻に取っては大きな刺激になっていることも考えられます。

何かしらの臭いがする物を使用されている様でしたら、臭いが強過ぎないか?などを確認してみて下さい。

誤飲

木の破片小さなおもちゃ飼い主さんの持ち物など、何かしらの異物を誤飲し喉に詰まらせてしまった際に咳が出ることがあります。

何かを吐き出そうとする様な乾いた咳が出る場合には、異物を飲み込んでしまっていないか確認してみて下さい。

アレルギー

何らかのアレルギーにより、気道に入ってしまったアレルギー物質を排除しようと咳を繰り返すことがあります。

鼻水くしゃみなどを伴うことも多い為、少し湿った様な咳をします。

アレルギーの原因は食べ物花粉ハウスダスト煙草の煙など様々です。

花粉やハウスダスト、煙草の煙などがアレルギーの原因である場合には、空気清浄機などを使用することで咳が改善される場合があります。

何か特定の物を食べると咳が出る場合は、食物アレルギーの可能性がありますので早目の受診をおすすめします。

喉の粘膜にアレルギー症状が出ている為に、喉がイガイガして咳が出ている可能性があるからです。

この症状が酷く出てしまうと、粘膜の炎症により気道がふさがれ、呼吸困難になってしまうことも有り得ますので注意して下さい。

また、一定の時期になると咳をしだすという場合には、何かしらの花粉症の疑いもありますので、お散歩など外出の際にも気を配る必要があります。

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犬の咳から疑われる病気

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フィラリア

フィラリアとは、蚊によって媒介されるフィラリアという糸状の寄生虫が、心臓や肺の血管に寄生する病気です。

初期段階では軽い咳が見られ、病気が進行していくと何かを吐き出すような乾いた咳が出る様になります。

これは、フィラリアによりアレルギー性の肺炎が引き起こされたり、肺の血管に異常が出てしまう為です。

症状としては咳の他に、腹部に水が溜まる・貧血・血尿・呼吸困難・食欲や元気がなくなることなどが挙げられます。

治療には駆虫薬を使用するケースや、症状の進行具合によっては手術によりフィラリアを除去するケースなどがあります。

しかし、投薬によりフィラリアを死滅させることが出来ても、その死骸が血管に詰まってしまう恐れがあり、治療が難しい病気であるとも言われています。

症状が進行していくと命に関わる恐ろしい病気ですが、予防薬によりほぼ感染を防げる病気ですので何よりも予防が大切になります。

ケンネルコフ

ケンネルコフとは、犬パラインフルエンザウイルス犬アデノウイルスなどのいくつかのウイルスの複合によって引き起こされる『犬の風邪』とも呼ばれている病気です。

ほとんどの場合、乾いた咳が続くということ以外に目立った症状が出ないと言われていますが、発熱やくしゃみ・鼻水などの症状が伴うこともあります。

また、別の感染症にかかってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

治療には抗生物質などが使用され、1週間から半月程で完治すると言われています。

ワクチン接種により予防出来る病気でもあります。

ジステンパー

ジステンパーとは、犬ジステンパーウイルスによる感染症で、初期症状はケンネルコフと似ている病気になります。

症状としては、40度前後の発熱を伴い乾いた咳が見られます。

他には鼻水くしゃみ、症状が進行していくと嘔吐下痢なども見られます。

悪化してしまうと、痙攣や麻痺などの神経症状が引き起こされることもあり、命に関わる可能性が高い病気だと言われています。

また、免疫力の低下により肺炎など他の病気を併発し易い為、注意が必要です。

ジステンパーもワクチン接種により予防出来る病気です。

犬インフルエンザ

41度以上の高熱を伴いくしゃみや咳が止まらない場合には、犬インフルエンザの可能性があります。

犬インフルエンザは2~4日間の潜伏期間の後発症し、1週間程上記した様な呼吸器系の症状が続くと言われています。

治療には抗生物質などが使用され、脱水症状に陥られない様に十分な水分補給などが行われます。

また、他の疾患を併発しない様に注意が必要となります。

気管支炎

ウイルスや細菌などに感染し、気管支が炎症してしまう病気です。

初期段階では乾いた咳が見られ、症状が進行していくと湿った咳や痰が絡んだ咳が出てきます。

また、悪化により嘔吐鼻水発熱などが見られる場合もあります。

治療は抗生物質咳止め痰を抑える薬などが使用されます。

気管虚脱

気管虚脱とは、本来はホース状になっている気管が何らかの原因により押し潰され狭くなってしまう病気です。

ガーガーとアヒルの様な音がする咳が出る場合には、この病気の可能性が高くなります。

他の症状としてはいびき呼吸障害などがあり、悪化すると呼吸困難を引き起こしてしまいます。

夏に発症し易いとも言われており、暑さや湿度などにより急激に進行してしまうこともあります。

治療は対症療法になってしまい、咳止め薬気管支拡張剤などが使用されます。

また、症状がひどい場合には手術が行われることもあります。

肥満犬老犬、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種、チワワやプードルなどのトイ種によく見られます。

肺炎

細菌やウイルスにより肺が炎症し肺炎を引き起こしている場合には、激しく乾いた咳が続きます。

止まらない咳と共に、胸からヒューヒューという様な音が聞こえるのが特徴です。

症状が進行すると嘔吐や発熱なども見られ、呼吸困難になってしまうこともあります。

また、気管支炎など他の病気を併発してしまう可能性も高くなりますので注意が必要です。

治療には抗生物質咳止め痰を抑える薬などの内科療法が行われます。

肺腫瘍

肺腫瘍には、突然腫瘍が出来てしまう原発性の物と、他の部位から転移する転移性の物があり、ほとんどの場合が転移性であると言われています。

肺腫瘍は初期症状がほとんど表れないことから、咳や呼吸障害が見られた頃には手遅れになってしまっているケースが多いようです。

治療には抗がん剤などの対症療法が行われます。

肺水腫

肺水腫とは、心臓に何らかの異常があり体内の血液循環が正常に行われないことで、肺に水が溜まってしまう病気です。

湿った咳が続くのが特徴で、症状が進むと呼吸困難になってしまう場合もあります。

心臓の病気を患っている犬は併発し易いと言われていますので注意が必要です。

治療には、水分を減らし症状を緩和させる為に利尿剤が使用されます。

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症とは、僧帽弁(そうぼうべん)という心臓の中にある血液の逆流を防いでいる弁が変形してしまったり、正常に働かなくなってしまう病気です。

これにより心房へ血液が逆流し、心臓の正常な働きを妨げてしまうだけでなく、心臓肥大を引き起こしてしまいます。

そして、その肥大した心臓が気道を圧迫してしまう為、何かを吐き出すような乾いた咳が出てしまいます。

また、肺水腫を併発してしまい易いので注意が必要となります。

初期症状は運動した際などに軽い咳が出る程度ですが、症状は徐々に進行し咳が酷くなっていきます。

治療は主に、投薬により病状を抑える内科療法食事療法などが行われます。

小型犬高齢犬多く見られる傾向にあり、初期症状がほとんどないことから発見が遅れてしまい易い病気だと言われています。

軟口蓋過長症

軟口蓋過長症とは、上顎の奥にある軟口蓋(なんこうがい)と呼ばれる部分が長く伸び、気道をふさいでしまう病気です。

気道がふさがれてしまうことにより、むせる様な咳が出てしまいます。

他の症状としては、いびき呼吸障害などが見られます。

パグやブルドッグ、ペキニーズなどの短頭種によく見られると言われています。

また、短頭種は鼻の気管も短く呼吸がし辛い体の構造になっています。

その為、呼吸時にむせてしまい易いので、元々咳が出易い傾向にあります。

軟口蓋過長症は先天的なものであることがほとんどですが、後天的に発症する場合もあります。

治療には投薬による症状緩和対症療法や、症状がひどい場合には軟口蓋の一部を切除する外科手術が行われます。

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犬の咳の注意点

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●突然咳をする様になった

●頻繁に咳をしている

●急に咳がひどくなった

●咳のひどさに関わらず、咳が止まらない

●高齢になってから咳をする様になった

●咳により呼吸が辛そうになっている時がある

●運動後に咳をする

●横になると咳が出る

●夜から朝に掛けて咳が出る

●咳以外の症状も併発している

上記の様な症状の場合は、何かしらの病気が疑われる可能性が高くなりますので、早目の受診をおすすめします。

受診される際には『犬の咳』の項でお伝えした様な、どの様な咳がどの様な時にどの位出るのかも確認しておくと診察に役立つと思いますので、犬が咳をしている際には気に掛けてみて下さい。

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まとめ

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今回はワンちゃんの咳の原因ワンちゃんの咳から疑われる病気ワンちゃんの咳の注意点をお伝えしました。

刺激臭などのむせてしまった時の様な一時的な咳や、ハウスダストや花粉症などのアレルギーなどが原因の咳もありましたが、咳から疑われる病気が沢山にあったことに驚きました。

なかには怖い病気もありましたので、軽い咳である場合にも軽く見ず咳は何かしらの病気のサインと心得て、ワンちゃんの健康を守ってあげたいですね。

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