てんかんなの?病気なの?犬の痙攣の原因と対処法

犬の突然の痙攣に、慌てふためかない飼い主さんはいらっしゃらないと思います。

老犬の痙攣であれば尚のこと、死んじゃったらどうしよう?重い病気なの?と不安な気持ちでいっぱいになってしまいます。

また、頻繁に痙攣が起こり、もしかしててんかんなのかも?と心配になるものの、てんかんとその他の痙攣の違いがよく分からないという場合もあると思います。

今回は、犬の痙攣の原因対処法てんかんについてお伝えします。

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犬の痙攣

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震えと痙攣の違い

体を小刻みに細かく震わせながら全身が硬直してしまっている状態が『痙攣』になります。

『震え』とは違いますので、注意して観察してみて下さい。

痙攣ではなくて、震えかな?という場合は、

こちらの記事

犬が震えてる!怖いの?寒いの?痛いの?考えられる犬の震えの原因

をご参照下さい。

痙攣の症状

体が硬直し小刻みに震えることが痙攣の症状になります。

その為、突然ガクガクと震え出して手足が硬直し、そのまま倒れてしまうこともあります。
多くの場合は、数秒~1分程度で治まります。

全身に痙攣が見られるケースもあれば、足や顔など体の1部だけに見られるケースもあります。

また、体がのけ反る様に痙攣することもあれば、手足をバタつかせて痙攣することもある、といった様に、痙攣の出方や強さ(激しさ)、長さなどはその犬によって異なってきます。

その他の痙攣時に見られる症状としては、意識が無くなる・意識の混濁・失禁・嘔吐・よだれ・泡を吹く・口をパクパク動かす・10秒ほど呼吸が止まる、などがあります。

痙攣が収まった後は、何もなかった様に元気なる場合もあれば、落ち着きなく動き回ったりそのまま寝てしまう場合もあります。

どの様な状態であっても痙攣が見られた際は、早目の受診をおすすめします。

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痙攣から疑われる病気

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●ジステンバー

●脳腫瘍

●水頭症

●脳腫瘍

●脳の外傷

脳に何らかの異常が起こり痙攣が起こっている場合には、上記の病気が疑われます。

全身性の痙攣に伴って嘔吐や失禁手足の突っ張りなどの他の症状が一緒に見られるケースが多いと言われています。

●尿毒症

●腎臓疾患

●肝臓疾患

●門脈シャント

●破傷風

体内の毒素を排出する機能が低下するなどして、神経が毒素に侵されてしまっている場合は、上記の病気が疑われます。

腎不全などの持病を持っている場合には、病気が進行していくと尿毒症を併発してしまい痙攣が見られるようになります。

●中毒

●熱中症

●低血糖

●てんかん

上記の病気により痙攣が引き起こされているケースも考えられます。

こちらの記事もご参照下さい。

バレンタイン間近の愛犬トラブル!犬のチョコレート誤食には要注意!

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てんかんが疑われる場合

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てんかんの症状

突然倒れ30秒~2・3分程度の痙攣を起こし、治まった後は何もなかった様に元気にしているという場合には、てんかんである可能性があります。

普段は何の異常も無く過ごしているのに、突然この様なケースの痙攣が繰り返し起こるということがてんかんの特徴になります。

しかしその頻度には個体差があり、1ヶ月に数回繰り返す場合もあれば、数ヶ月に1度程度しか症状が表れないという場合もあります。

通常のてんかん痙攣発作ではなく、1時間毎など痙攣の頻度が多かったり、『てんかん重積』という痙攣が何分も続いたり、重なったりする症状が見受けられる場合には早急に受診して下さい

てんかんの症状(痙攣)も基本的には『痙攣の症状』の項でお伝えした症状と同じになりますので、そちらもご参照下さい

てんかんの原因

てんかんは原因不明の病気です。

脳の神経回路の異常であると言われていますが、MRIや脳脊髄液検査、血液検査などで痙攣の原因と成り得る病気が見付からなかった場合に『特発性てんかん』と呼ばれます。

6ヶ月~5歳までの間に発症するケースが多く、100頭に1頭の割合の発生率だと言われています。

てんかんによる痙攣の原因については、脳の神経細胞が異常に興奮することによって引き起こされると言われています。

体調や環境、生活の変化などの何らかの刺激により起こることが多い様ですが、飼い主さんから見て特別なことがなくても痙攣が起こるケースもあり、何が刺激なるのかは個体差があるようです。

てんかんの治療法

治療には抗てんかん薬が使用されます。

痙攣が収まらないなどの重篤なケースには、脳圧を下げる薬などの注射や点滴が行われます。

原因が不明な為、対処療法になってしまいますので、基本的に投薬治療は一生涯継続する必要があります。

関連記事として、

犬へのヨーグルトの効果は?口臭予防やてんかんにも良いって本当?

こちらもご参照下さい。

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痙攣時の対処法

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●飼い主さんが落ち着く

●体を押さえ付けたり、揺さぶらない

●大声を出して騒がない

全身性の痙攣は意識が無い場合が多かったり、てんかんの場合は脳が麻痺している状態の為、衝撃的な見た目程犬はツライ思いはしていない様ですので、まずは飼い主さんが落ち着いて下さい。

意識がある様な体の1部の痙攣の場合も、違和感を感じる程度で苦しんではいないようです。

ですので、意識を確認しようと揺すぶったり、大声で声を掛けたりせずに、心配な場合は優しく体を撫でてあげる程度にして静かに見守って下さい。

痙攣時は予想外の動きをすることもありますので、慌てて犬を抱き上げたりすると誤って落としてしまったり、爪でひっかれたり、噛まれてしまう場合も有り得ます。

また、痙攣時に誤って舌を噛んでしまったりすることもほとんどないそうですので、口元にも触れない様にして下さい。

●怪我をしてしまいそうな物を片付ける

痙攣により体が動いてしまったり、手足をバタつかせた際にぶつかってしまいそうな物が近くにある場合は、それらを片付けて下さい。

また、ソファの上などで痙攣してしまった際には、落下しない様に気を付けてあげて下さい。

●痙攣している時間を計る

●何処が痙攣しているかなど、痙攣の様子を観察する

痙攣が何分程続いたか何処が痙攣しどの様な状態にあったか、意識の有無よだれ失禁などの他の症状はあるかなどを観察して下さい。

これは受診の際に、痙攣の様子を正しく獣医さんに伝える為です。

痙攣時の状況を詳しく説明出来れば、診察や治療がスムーズに行えます。

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痙攣後の対処法

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●嘔吐物などの確認

痙攣の際に嘔吐してしまっていた場合は、吐いた物が器官に詰まらない様に顔を横向きにしてあげて下さい。

必要であれば嘔吐物を取り除き、よだれや泡なども拭き取ってあげて下さい。

●犬が落ち着くまで目を離さない

てんかんなどの場合は痙攣が治まるケロッとしていることがほとんどですが、意識が混乱していることもありますので、その後の様子にも気を配って下さい。

てんかん以外の痙攣の場合にも、朦朧とした状態でフラフラと歩き出したり、家具や周りの物に体をぶつけてしまう恐れもありますので、落ち着くまで観察を続けて下さい。

多くの場合は全身の筋肉の痙攣により体力を消耗してしまっていますので、しばらくボーっとしていたり、そのまま寝てしまいますので寄り添ってあげていて下さい。

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痙攣の前兆

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痙攣の前兆として『オーラ』と呼ばれる、落ち着きがなくなったり、不安がったりする状態が見られるケースがあるそうです。

そわそわと歩き回ったり、急に吠えたり、口元をもぞもぞさせていたりなど、様子がおかしいと感じた場合はこの『オーラ』かもしれません。

てんかんの場合はこのオーラの直後に痙攣を起こすことが多いと言われていますので、その様な仕草が見られたら痙攣かもしれないという心構えをしておくと、慌てずに済むかもしれません。

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まとめ

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今回は、ワンちゃんの痙攣の原因と対処法てんかんについてお伝えしました。

同じ『痙攣』という症状の為に、てんかんが原因の場合と何らかの病気が疑われる場合の区別が付き辛く感じました。

また、既にてんかんや何らかの病気が起因する痙攣であると診断されている場合を除き、痙攣を軽んじることは大変危険なことにも思います。

ワンちゃんに1度でも痙攣という症状が引き起こされた際は、早目の受診をおすすめします。

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