犬は栗を食べても大丈夫?アレルギーは?栗の適量や与え方など

栗が大好きで、美味しそうに幸せそうに食べる犬って多いですよね。

甘栗、栗蒸羊羹、栗煎餅、栗きんとんにモンブラン…その甘い匂いを察知して駆け寄って来たりします。

しかし、流石に人間の食べ物を大量に与えないにしても、味付けをしていない茹で栗なら…と沢山食べさせても大丈夫なのでしょうか?

栗を使った手作り食やおやつのレシピも沢山ありますから、食べさせても大丈夫なんだろうなとは思っていましたが、栗そのものだけで与える場合の適量はどの位なんだろう?というのは意外に盲点ですよね。

今回は、栗の良い点注意点栗の与え方適量などをお伝えしますので、参考にしてみて下さい。

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栗の良い点

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栗の栄養素

犬に栗を与えることは、基本的に問題ありません

実は、私達が栗の『実』だと思い食べている部分は、栗の『種』にあたります。

私達が栗の『皮』だと思っている部分が『実』。

そして、あのイガイガの部分が栗の実の『皮』なのです。

つまり栗は種子ですので、ナッツ系に分類されます。

しかし栗はナッツ系の特徴でもあるミネラル類が豊富でありながらも、ナッツ系よりもでん粉が多く脂質が少ない食材になります。

また、種子ですので栄養素も豊富です。

栗の主成分は、炭水化物であるでん粉です。

そして栗のでん粉は、芋類や豆類に比べると粒子がとても細かく、その為上品な味わいがするのだと言われています。

また、意外にも水分含有量が多く、食物繊維が豊富です。

その他には、ビタミンAB1B2B6葉酸などのビタミン類がバランス良く含まれ、亜鉛マグネシウムカリウムカルシウムなどもミネラル類も豊富です。

近年では、渋皮にポリフェノールの一種であるタンニンが含まれていることが分かり、その抗酸化作用抗がん作用が注目されています。

栗の代表的な栄養素はこちらです。

ビタミンC

抗酸化作用免疫力を高める効果があります。

また、脂肪代謝を促し、疲労回復ストレスにも良いとされています。

コラーゲンの生成にも関わる成分ですので、健康な皮膚や骨作りに役立ちます。

栗のビタミンCはでんぷん質により保護される為、加熱しても壊れ難く保存にも強いことが特徴です。

犬は自分の体内でビタミンCを生成出来るのですが、老犬や闘病中の犬などはその生成が追い付かないこともあります。

犬は野菜の消化が苦手で生野菜などを多く摂取し辛い面がありますから、加熱しても壊れ難いということはビタミンC生成を補う食材として取り入れ易いと言えます。

食物繊維

食物繊維は胃腸のバランスを整えてくれます。

腸内のお掃除をしてくれる効果もありますので、便秘の改善に繋がります。

更に栗は、約58%が水分であると言われており、サツマイモよりも多く食物繊維を含んでいますので、便秘改善の効果が高い食材と言えます。

その他には、消化に時間が掛かる為、腹持ちが良いとも言われています。

ビタミンB1

炭水化物エネルギーに変える栄養素です。

代謝を助ける成分でもあり、皮膚体毛粘膜などを健康に保ってくれたり、疲労回復にも効果があります。

カリウム

食塩などに含まれるナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。

その為、むくみ神経過敏高血圧不整脈脳卒中などを予防し、代謝神経を正常に働かせる効果があると言われています。

葉酸

動脈硬化による高血圧心疾患を防ぐ効果や、免疫力を向上してくれる成分です。

また、細胞分裂に関わりが深く赤血球を生成します。

栗には葉酸の吸収を助けるビタミンCも多量に含まれている為、効率良く葉酸を摂取出来ると言われています。

食い付きが良い

栗の甘みが好きな犬は沢山います。

勿論犬によって好みはありますがこの食い付きの良さを利用して、食の細い犬・食欲が落ちている老犬療養食やダイエット食などを食べたがらない犬の食事のトッピングなどに使うことが出来ます。

栗だけを食べてしまわれない様に、ドッグフードをぬるま湯でふやかしてスプーンの背などで潰しペースト状にして混ぜ込んでみて下さい。

逆に栗を裏ごししたり、ミキサーなどに掛けペースト状にして、食事に混ぜてあげることも出来ます。

また、栗は果実類の中でも上位に入る100gあたり164というカロリー量でもあります。

その為、少量与えるだけでも栄養補給が出来ますので、食欲が低下している犬などに与える際に適した食材ですので活用してみて下さい。

関連記事として、

どうしてドッグフードを食べないの?考えられる原因とその対処法

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栗を与える際の注意点

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アレルギー

栗にアレルギー症状が出てしまう犬がいます。

ただ、ナッツ系であるということで心配されている飼い主さんもいらっしゃると思いますが、栗でアレルギー症状が出てしまうということは稀であるようです。

どの様なアレルギー症状がどの位の度合いで表れるかは個体差がありますが、

栗を与えた際に、

●皮膚を痒がる

●くしゃみ・鼻水

●目の充血・目やに

●脱毛

●元気が無くなる

●嘔吐

●下痢

などの症状が出た場合にはアレルギーも疑ってみて下さい。

腸閉塞

栗は消化が悪い為、皮のままや丸のまま与えてしまうと腸閉塞の恐れがあります。

これは、犬はよく噛まずに飲み込んでしまう傾向が強く、栗を丸呑みしてしまう可能性が高い為です。

更に、栗は表面が丸くつるつるしていて丸呑みし易い形状になっていますし、犬は栗の皮を消化出来ませんので、特に注意が必要になります。

それなりに噛み砕いていたり、嘔吐やウンチと一緒に排出されれば良いのですが、嘔吐の際に食道に詰まってしまったり、胃から腸に移動する際に詰まってしまえば腸閉塞になってしまうことも有り得ます。

これらを避ける為に栗を与える際には必ず皮を剥き小さく切ったり盗み食いされない様に気を付けて下さい。

人間用の加工品

栗を使用した料理やスイーツなどの、人間用の加工品は犬に与えないようにして下さい。

それらの加工品はお砂糖が大量に使用されていますので、犬には良くありません。

また、その甘みを覚えてしまいドッグフードなどを食べなくなってしまう恐れもあります。

栗を与える際は、自然の甘み素材そのものの味を味わってもらいましょう。

大量に与えない

犬は元々野菜や果物などの消化吸収が苦手ですので、栗を大量に摂取してしまうと何かしらの問題が引き起こされる可能性があります。

栗は食物繊維水分が豊富ですので、大量に摂り過ぎてしまうことで下痢便秘になってしまったり、胃酸過多になり嘔吐してしまうこともあります。

また、腸内細菌の働きにより発酵されたガスが腸に溜まってしまう場合もあります。

これらは特に胃腸が弱っている時などに起こり易いとされていますが、消化吸収能力には個体差があります。

少しの量を与えただけでも便秘下痢嘔吐をしてしまう場合もありますし、多くの量を食べても平気な犬もいます。

犬によって適量が異なりますので、栗を与える際は犬の体調食後の様子ウンチの状態などに注意してみて下さい。

また、栗はカロリーが高い為、大量摂取による肥満にも注意が必要です。

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栗の与え方

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消化や肥満などを考慮した1日の適量は、小型犬で15g・中くらいの大きさの栗1粒程度だと言われています。中型犬の場合は2粒大型犬では3~4粒程度です。

適量に個体差はありますが、この摂取量を考えると栗を与える際はいつもの食事などのトッピングおやつとして使用するのが最適な与え方になるのではないかと思います。

その際には、消化や栄養の吸収を助け丸呑みによる腸閉塞の危険を避ける為に、必ず皮を剥き、小さく切って与えることが望ましいです。

裏ごししたり、ミキサーなどでペースト状にするのも良いと思います。

調理法としては、生で与えることは余り無いと思いますが、基本的には食物繊維の消化吸収を助ける為に加熱し軟らかくしてから与えて下さい。

そして近年その栄養素に注目が集まっている渋皮ですが、犬に取っては余り消化が良くないものになります。

その為、完璧に取り除かなくても構いませんが、それなりに取ってあげた方が望ましいとされています。

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まとめ

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今回は、栗の良い点注意点栗の与え方適量などをお伝えしました。

1日の適量が小型犬は1粒程度中型犬は2粒程度大型犬は3粒程度、ということには驚きました。

適量には個体差があるといえども、栗は高カロリーですから肥満には注意が必要ですね。

しかし、栗は1粒でも沢山の栄養素が詰まっている魅力的な食材でもありました。

普段の食事のトッピングだけでなく、おやつスキンシップ・しつけの際などにも取り入れていけそうでしたので、是非活用してみて下さい。

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