犬の腰痛は軽度からヘルニアまである!症状や原因、ケア方法と予防法

犬にもちょっとした腰痛・ぎっくり腰・ヘルニアなど、様々な腰痛があります。

また、人間と同じ様に頸椎や脊髄、関節や足腰などへの負担が徐々に蓄積し腰痛に発展していくので、早期発見早期治療、そして何より予防が大切となります。

今回は犬の腰痛の症状原因腰痛から疑われる病気腰痛のケア方法予防法をお伝えします。

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腰痛の症状

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●歩き方がおかしい

●足がもつれる

●段差に躊躇する

●すぐに立ち上がれない

●腰が引ける

●階段などに上れない

●腰回りを触られることを嫌がる

●お散歩に行きたがらない

●抱き上げる時などに痛がる

●トイレに時間が掛かる

腰に違和感や痛みを感じている場合、上記の様な症状が出てきます。

歩き方歩く姿勢動いている時の動作下半身に何かしらの異変が見られる様でしたら、注意深く観察してみて下さい。

また、その異常が一時的なものなのか、頻繁に起こっているのか、どの様な状態の時に見受けられるのかにも注意して下さい。

痛みが酷くなると腰回りを触ったり、少し体を動かそうとするだけでも悲鳴を上げる程の状態になってしまいます。

更に症状が進行していくと、足が痺れて千鳥足の様な状態になったり、足が麻痺して力が入らなくなりますし、症状が両足ではなく片足だけに出る場合もありますので注意が必要です。

重症化してしまうと下半身全体にまで麻痺が及び、歩行困難排泄困難になってしまったりと介護が必要になる恐れもありますので、異常を感じられたら早目の受診をおすすめします。

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腰痛の原因

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●首・背骨・腰・足・関節への負担

●頸椎や脊髄の異常

●椎間板の異常

●筋肉の衰え

●加齢

●肥満

●体の冷え

運動の仕方によっては逆に足腰などの負担になってしまったり、何気ない日常生活の中の些細な習慣が実は腰に良くなかったなど、徐々に蓄積された様々な負担が原因となり、腰痛として表れるケースが多いようです。

若い時には問題が無くても長年積み重なった負担が、高齢犬になった時に筋肉の衰えと共に症状として現れるケースも多くみられます。

また、人間と同じ様に冷えが原因で筋肉が縮こまってしまい、腰痛の原因になる場合もあるそうです。

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腰痛から疑われる病気

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椎間板ヘルニア

腰痛が疑われる病気として1番多いものが椎間板ヘルニアになります。

椎間板ヘルニアとは、背骨の椎骨と椎骨の間を繋げているクッションの様な椎間板が擦り減ってしまったり、外に突き出してしまったりして背骨の脊髄を圧迫し、神経に痛みや麻痺などの異常を起こす病気です。

この椎間板は徐々に擦り減っていってしまったり、変形していく為、初期の段階では病気の進行に気付き辛く、痛みや麻痺といった症状が出てやっと異常に気付いたというケースが多いようです。

神経麻痺が進行しない内に治療を開始すれば症状が改善することも多いようですが、重症化してしまうと手術が必要になってしまったり、下半身不随になってしまうケースも有り得る怖い病気ですので、早期発見早期治療が重要です。

その他の病気

●骨関節炎

●股関節形成不全

●筋肉や神経の損傷や炎症

●神経の感染症や腫瘍

●骨粗しょう症

股関節が上手く噛み合っていなかったり、骨と骨が擦れてしまっているなど、腰そのものの病気ではない場合でも腰痛を伴うものが多くあります。

何処かしらの炎症神経の病気腫瘍の他に、何らかのお腹の病気などでも腰に痛みが表れるものがあります。

予想し得ぬ病気が原因で腰痛になっている場合も有り得るということですので、犬の様子がおかしいと感じたら早目の受診をおすすめします。

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腰痛の治療

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●痛み止めの投与

●抗炎症剤の投与

●コルセットなどでの腰のサポート

●手術

初期の段階であれば、ステロイドなどの痛み止め抗炎症剤の注射や服薬を行い、脊椎を固定する為にコルセットなどを使用して腰をサポートし、安静を保ち経過観察をします。

症状が進行している場合には、神経を圧迫している椎間板を除去する手術を行う場合があります。

この場合には術後のリハビリなども含め、長期的な治療が必要となります。

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腰痛のケア方法と予防法

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腰への負担の積み重ねにより腰痛が発生しますので、腰痛になってしまった場合のケア方法も腰痛の予防法もほぼ同じということになります。

どれだけ日常生活の中で、腰だけでなく、首・背骨・関節などへの負担を軽減出来るかがポイントになってきます。

飛び降り・飛び乗りをさせない

ソファベッドなど高いところから飛び降りることを止めさせましょう。

これらが習慣になっている犬はスロープなどの踏み台を付けても使用してくれないケースが多い為、思い切ってソファなどを撤去してしまうことが得策です。

しかし、それが出来ない場合がほとんどかと思いますので、高低差を出来るだけなくしたり、躾やトレーニングなどで対応してみて下さい。

階段の上り下りをさせない

室内犬で勝手に階段の上り下りが出来る様にしている場合には、ゲートなどを置いて階段を使用出来ないようにして下さい。

腰に痛みや違和感を感じている犬だけでなく、子犬や足腰の弱った高齢犬などが階段の昇降の際に誤って落ちてしまうのを防ぐことにも役立ちます。

フローリングで滑らないようにする

カーペットコルクマットを使用したり、フローリングに滑り止めのワックスなどを塗ったりと室内で犬が足を滑らせる要素を減らして下さい。

また、犬の爪や足の裏の毛が伸びていると更に滑り易くなってしまいますので、定期的にカットしたり、室内を走り回らせない様に注意して下さい。

ジャンピング運動をさせない

ボールやフリスビーなどをジャンプしてキャッチさせる様な運動は、クイックターンをしたり、背骨をねじらせたり、着地の衝撃などの大きな負担を体に与えてしまう動作が多い為、避けた方が好ましいです。

足腰や背骨を取り巻く筋肉などを鍛える適度な運動は腰痛対策として大事なことですが、上記の動作が伴ってしまう様な激しい運動は、逆効果になってしまう可能性も高いので注意して下さい。

お散歩ルートや時間などを変える

砂利道や凹凸の多い道など足場が悪いお散歩ルートはなるべく通らないようにし、アスファルトなどを歩く場合にもきれいに舗装された道やデコボコしていない箇所を歩かせるようにして下さい。

お散歩ルートを変えられない場合や、お散歩ルートの途中にその様な場所や坂道・階段などがある様でしたら、その箇所だけ抱きかかえるなどして対応しましょう。

また、1回のお散歩時間が長過ぎると足腰に負担が掛かってしまいますので、お散歩好きな犬の場合は1回のお散歩時間を短くする代わりに、1日のお散歩回数を増やすなど考慮してみて下さい。

後ろ足で立たせない

飼い主さんの帰宅時などに嬉しさや抱っこしてほしさに、後ろ足だけで立って抱き付いてきたりする犬も多いと思いますが、かなり足腰に負担が掛かってしまう行為になりますので止めさせましょう。

おやつを与える時など興奮した際にも、後ろ足だけで立つのがクセになってしまっている犬も多いかと思いますので気を付けてみて下さい。

ハーネス(胴輪)を使用する

首輪にリードを繋いでお散歩などをしていると、リードを引っ張る力が首から背骨に伝わり頸椎に負担が掛かってしまいますので、リードを使用する際は首輪ではなくハーネス(胴輪)に繋ぐようにして下さい。

ハーネス(胴輪)を使用すると引っ張る力が全身に分散されますので、頸椎だけでなく他の箇所への負担も軽減されます。

また、犬にリードを引っ張るクセがあるようでしたら、改善させることも大切です。

首に負担を掛けない

頸椎への負担の軽減には、犬に下を向かせ過ぎないことも大切です。

食事の際の食器の位置やお水を入れた容器、給水器などを犬に合わせた少し高い位置に変えることが効果的だと言われています。

抱き方を変える

お腹の下の方を手で支え犬の胴体を水平に保ちながら抱き上げると、背骨への負担が掛かり辛くなります。

前足の両脇から腕を入れて反対側の手で腰と後ろ足を支えるようにすると、安定すると思います。

犬種によっては難しいと思いますが、前足を掴んで持ち上げる状態にはならないように注意して下さい。

また、抱きかかえている際も犬の体を自分の胸に付け固定し安定させたり、下ろす際にも犬が途中で飛び降りてしまわない様に、四肢がしっかり地面に着くまで手を離さずに気を配ってあげて下さい。

体を冷えさせない

関節疾患などからの腰痛には、体を冷やさないことが大切です。

冷えによる血行不良にならない様に室温を保ったり、洋服や毛布などを与えてあげて下さい。

また、運動不足も血行不良を引き起こしてしまう原因に成り得ますので、体温が上がる様な適度な運動も心掛けてみて下さい。

太らせない

体重が重ければ重いほど背骨や足腰などに負担が掛かってしまいますので、太り過ぎには注意しましょう。

負担が掛かり易い動作を肥満犬がした場合などには、その負荷は通常の何倍にもなってしまいます。

腰痛だけでなく肥満は万病の元とも言われていますので、適切な体重を維持して下さい。

こちらの記事もご参照下さい。

犬のダイエットは計画的に!食事や運動などの方法色々

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腰痛になりやすい犬種

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●ダックスフント

●トイプードル

●コーギー

●シーズー

●ビーグル

●ゴールデン・レトリバー

●ラブラドール・レトリバー

胴が長く足の短い犬種体重の重い大型犬などに多くみられます。

特に椎間板ヘルニアになり易いと言われるダックスフントは、子犬の頃から注意が必要です

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まとめ

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今回はワンちゃんの腰痛の症状や原因・その治療法、ワンちゃんの腰痛のケア方法予防法をお伝えしました。

腰痛の症状から照らし合わせてみても、実際にワンちゃんがどの程度の痛みを感じていて、どの程度症状が進行しているのかは素人目には判断し辛いところもあると思いますので、ワンちゃんの下半身に異常を感じられたら早目の受診をおすすめします。

腰痛のケア方法と予防法は、日常生活の中で少し気を付ければケアや予防に繋がる手軽なものが多かったと思いますので、是非取り入れてみて下さい。

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