りんごを犬が食べるのは大丈夫?皮は?アレルギーは?下痢や嘔吐は?

甘くてみずみずしいりんごが好きな犬って多いですよね。

歯ごたえも好きなのか、シャクシャクと良い音を立ててりんごを食べてくれます。

また、おやつとして与えているという話や、手作り食やケーキなどの手作りおやつのレシピにもよく登場します。

そんなことから、犬もりんごを食べていいんだろうなぁとは思うのですが、どの位が適量なのか?与える際に注意点などがあるのか?など、詳しいことはよく分からないですよね。

今回はりんごの良い点注意点与え方適量などをお伝えしますので、参考にしてみて下さい。

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りんごの良い点

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りんごの栄養素

犬にりんごを与えることは、基本的に問題ありません

1日1個のりんごで医者いらず』のことわざの通り、りんごは栄養価の高い果物です。

ビタミン類ではビタミンCビタミンB1B2B6ビタミンE、ミネラル類では
カリウムなどが含まれています。

クエン酸りんご酸などの有機酸や、ペクチンセルロースなどの食物繊維も豊富です。

また、水分含有量も多く、人間が風邪を引いた際にりんごのすりおろしたものを食べると良いとされるのも納得の栄養素効果がたくさんあります。

りんごの代表的な栄養素はこちらです。

ポリフェノール

りんごの皮にはポリフェノールが多く含まれています。

ポリフェノールには、活性酸素が体内の細胞を老化させてしまう働きを防ぐ抗酸化作用
がん生活習慣病を予防する効果があります。

また、りんごに含まれるポリフェノールは『りんごポリフェノール』と呼ばれる多種類の抗酸化物質で構成されています。

その為、強い抗酸化力だけでなく、肌や皮膚への美容効果美白効果口臭予防コレステロールの減少などの効果も期待されています。

その他には、小腸での脂肪の吸収を防ぐ働きがあると言われています。

ペクチン(食物繊維)

ペクチンもりんごの皮に多く含まれる成分です。

ペクチンは水溶性の食物繊維ですので、腸内の善玉菌の増殖を助け悪玉菌を減らし、腸内環境を整えてくれます。

また、ペクチンにはその強い粘性で粘膜を保護する働きや、腸内の消化物老廃物脂肪などを吸着し体外に排出する働きもあります。

更にりんごには、セルロースという糖質脂質などの吸収を遅らせ、腸の活動を活性化する不溶性食物繊維も含まれています。

その為、便秘や下痢といった排泄機能のトラブル改善やその予防に高い効果が望めると言えます。

また、腸内環境が整うと、免疫力消化吸収機能の向上など様々な効果も期待出来ます。

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カリウム

食塩などに含まれるナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。

また、体内の水分バランスを調整し、利尿を促す働きもあります。

その為、むくみ神経過敏高血圧不整脈脳卒中腎臓病などの予防に良いとされています。

その他には、代謝神経を正常に働かせる効果もあると言われています。

有機酸(クエン酸・りんご酸)

有機酸と言われるクエン酸りんご酸は、りんごの酸味の元になっている成分です。

これらには、疲労物質である乳酸を分解してエネルギーに変える働きがありますので、疲労回復新陳代謝や食欲の向上などの効果があります。

また、炎症を抑える働きや殺菌作用もありますので、荒れた胃腸を正常に整えてくれる働きもあります。

ビタミンC

抗酸化作用免疫力を高める効果があります。

また、脂肪代謝を促し、疲労回復ストレスにも良いとされています。

コラーゲンの生成にも関わる成分ですので、健康な皮膚や骨作りに役立ちます。

犬は自分の体内でビタミンCを生成出来るのですが、老犬や闘病中の犬などはその生成が追い付かないこともあります。

犬は野菜の消化が苦手で生野菜などを多く摂取し辛い面がありますから、ビタミンC生成を補う食材として取り入れ易いと言えます。

食い付きが良い

りんごの甘み歯ごたえが好きな犬は沢山います。

勿論犬によって好みはありますがこの食い付きの良さを利用して、食の細い犬・食欲が落ちている老犬療養食やダイエット食を食べたがらない犬の食事のトッピングなどに使うことが出来ます。

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水分補給

りんごは85%が水分で出来ていると言われています。

余りお水を飲まない犬の水分補給に、甘みや歯ごたえがあり好んで食べてくれ易いりんごをおやつなどで与えるのは効果的です。

りんごには利尿作用のあるカリウムも含まれていますので、塩分の排出なども一緒に望めるとも言われています。

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りんごを与える際の注意点

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アレルギー

りんごにアレルギー症状が出てしまう犬がいます。

また、りんごはバラ科の果物です。

その為、梨・桃・さくらんぼ・苺など、バラ科の果物にアレルギーがある犬には与えないで下さい

この他にも、バラ科の果物は挙げていくとキリがない程たくさんあります。

いずれかの果物にアレルギーを持っているからといって、バラ科の全ての果物に必ずアレルギー症状が出るというわけでもない様なのですが、アレルギー症状が出てしまう可能性は高くなりますので注意して下さい。

どの様なアレルギー症状がどの位の度合いで表れるかは個体差がありますが、

りんごを与えた際に、

●皮膚を痒がる

●くしゃみ・鼻水

●目の充血・目やに

●脱毛

●元気が無くなる

●嘔吐

●下痢

などの症状が出た場合にはアレルギーを疑ってみて下さい。

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肥満

りんごは100gあたり54カロリーとエネルギー量は少ないのですが、糖質が多い果物になりますので与え過ぎによる肥満には注意が必要です。

りんごの糖質は100gあたり13gですので、糖質が多い果物とされるバナナよりも多く糖分が含まれているということになります。

適量を与えていれば大きな問題は無いかと思いますが、糖質が多いということは覚えておいた方が良さそうです。

詰まらせる

りんごは喉や食道にとても詰まり易いので注意が必要です。

詰まってしまわない様に小さく切って与えることは勿論ですが、盗み食いなどにも十分に気を付けて下さい。

また、飼い主さんが食べている際にポロッと落としてしまったりんごを、犬が今だ!とばかりに慌てて食べて丸呑みしてしまい喉に詰まってしまったり、食道梗塞を起こしてしまったという事例もたくさんあります。

こうなってしまった場合は、麻酔を使用して内視鏡などで取り出す処置が必要になりますし、最悪のケースでは窒息死も考えられます。

誤飲してしまった場合は、速やかに動物病院を受診されて下さい。

また、普段からよく噛んで食べる様にしつけておくことも大事です。

中毒

りんごの種の中にはアミグダリンという毒性物質が含まれていますので、丸ごとりんごを与えることは避け、必ずこれらを取り除いて与えて下さい

このアミグダリンは胃液と反応すると、命に関わる危険性のある青酸中毒を引き起こす恐ろしい成分です。

青酸中毒の主な症状は、呼吸困難虚脱嘔吐めまい血圧低下などです。
青酸中毒には解毒剤が無い為、胃液に反応する前に吐かせることが大事であると言われていますので、誤飲の疑いがある場合には早目の受診をおすすめします

毒性物質が種の中にある為、種を噛み砕いて割ってしまわなければ大きな問題は無いとも言われていますが、注意するに越したことはありません。

また、未成熟のりんごにもアミグダリンが含まれていると言われていますので、熟したりんごを与えるようにして下さい。

大量に与えない

腸内環境を整えるのに適したりんごではありますが、大量に与えてしまうと何かしらの問題が引き起こされる可能性があります。

りんごは食物繊維が豊富ですので、大量に摂り過ぎてしまうことで下痢便秘になってしまったり、胃酸過多になり嘔吐してしまうこともあります。

また、腸内細菌の働きにより発酵されたガスが腸に溜まってしまう場合もあります。

これらは特に胃腸が弱っている時などに起こり易いとされていますが、消化吸収能力には個体差があります。

少しの量を食べただけでも下痢嘔吐をしてしまう場合もありますし、多くの量を食べても平気な犬もいます。

犬によって適量が異なりますので、りんごを与える際は犬の体調食後の様子ウンチの状態などに注意してみて下さい。

りんごの皮

りんごを皮ごと与えることは、基本的に問題ありません

りんごの皮にはポリフェノールペクチンが多く含まれていますので、実と一緒に摂取することが望ましい部分になります。

りんごの皮のツヤツヤは、ワックスや防腐剤など犬に取って有害な物質ではないかと心配されている飼い主さんもいらっしゃると思います。

しかし、あのツヤツヤのほとんどは『油上がり』と呼ばれる自然現象です。

りんごに含まれる脂肪酸が、実の乾燥を防ぐ為に表面に出てきている現象なのです。

また、油上りは実が熟している程その表面に表れますので、ツヤツヤしているりんご程美味しいということにもなります。

日本産のりんごであれば、水洗いする程度で落ちる農薬やワックスしか使用されていないとも言われていますので大きな心配はいらないと思われます。

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りんごの与え方

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りんごを与える際の1日の適量の目安としては、中型犬の場合で約20g(りんご1/4)程度だと言われています。

与え方としては、前項でもお伝えした通り栄養素が豊富な皮ごと与えることが望ましいです。

しかし、りんごの皮は消化が余り良くないということや、喉や食道に詰まらせてしまう恐れもありますので、小さく切ったりすりおろして与えた方が良いでしょう。

また、ポリフェノールりんごペクチンすりおろした方が効率良く摂取出来ると言われています。

すりおろしりんごをいつものドッグフードにトッピングとして乗せる程度から始めて、愛犬の適量を探してみるのが良いかと思います。

そしてりんごは、生のまま与えるだけでなく調理して与えることも可能です。

りんごペクチン加熱することにより、約9倍程もその成分が凝縮されると言われていますので、煮たり焼いたりケーキなどの手作りおやつに加えたりすることも効果的です。

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まとめ

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今回はりんごの良い点注意点与え方適量などをお伝えしました。

りんごは食物繊維が豊富で、その皮にもポリフェノールりんごペクチンなどのたくさんの栄養素があり、積極的にワンちゃんに与えたい食材だということが分かりました。

与え方も1日4分の1程度の量をすりおろしたり細かく刻んだりして、おやつとして与えたり、いつもの食事にトッピングすればいい等、手軽に取り入れられそうなものでした。

また、りんごの甘みや歯ごたえが好きなワンちゃんもいっぱいいますのでしつけの際などにも応用出来そうでしたので、是非色々なことにりんごを活用してみて下さい。

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