愛犬家に絶対読んでほしい!犬の健康を守る14個の老化チェック

犬の老化現象は小型犬なら人間の約4倍大型犬では約7倍の早さで進んでいくと言われています。

その早さや毎日一緒にいるということから、飼い主さんが気付いた時には急激に進行してしまっていたという印象を受けてしまいがちですが、見た目に分かり易い毛の色や目の濁りなどの変化だけでなく、その行動や体にも少しずつ老化のサインが出ています。

今回はすぐにチェックできる犬の老化の症状や防止策・ケア法14個をお伝えしますので、大切な愛犬の健康を守るため老化について読んでみてください。

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犬の老化とは

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犬のシニア期は一般的に、小型・中型犬は7歳位から大型犬が6歳位から始まるとされています。
老化現象は一般的に7歳位から始まり、10歳位には至る所に顕著に表れてくると言われており、人間の思う以上のスピードで老化が進んでいきます。
しかし、シニア期の始まりでは余りその老化を見受けられない印象があります。これはその位の時期は人間に換算すると40代位にあたるからなのです。
ただし、人間で考えてみてもその位の年齢から老化の兆しが見られてくることは確かですので、犬の場合も見えないところや気付かないところから老化が始まっていてもおかしくありません。

犬種や体格などの個体差、生活環境などにもよって老化の症状や進行具合は異なってきますが、年齢を目安に表面に現れていないところや気付き辛いところに、老化のサインが出ていないかチェックを始めてみて下さい。

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体や外見の変化・防止策・ケア

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①聴覚

犬の聴覚はとても優れているのですがその聴覚も年齢を重ねるごとに低下していき、耳が遠くなって声や音が聞き取り辛くなります。

【具体的な行動の変化】
●呼んでも反応してくれない
●飼い主さんなどが帰宅する音を聞き分けてのお出迎えができなくなった
●今までは玄関のチャイムが鳴る前に気付いていた来客などが分からなくなった
●大きな声で吠える
●無駄吠えが増えた
●名前を呼んで近づいたのに驚いた反応をみせた
●急に甘えるようになった
●急に攻撃性を感じる行動が増えた etc

老化による犬の聴覚低下に対する有効な予防法や治療法などは確立されていない為、聞こえ辛さや聴覚低下による不安をケアしてあげる必要があります。

●必要以上に怒らない
周囲の声や音だけでなく自分の声も聞き取り辛くなっていますので、大きな声で吠えてしまったり、無駄吠えをしてしまう時もあるかもしれませんが、聴覚低下による理由からだと理解し必要以上に怒らない様にしてあげて下さい。

●必要以上に大きな声で話し掛けない
犬は逆に怒られていると思ってしまう場合もありますので注意して下さい。

●飼い主の臭いを確認出来る時間や距離を取ってあげる
名前を呼びながら近付き犬の体に触ったつもりでも、犬にその声や飼い主さんが近付く物音などが聞こえておらず、突然体を触られたことで犬をビックリさせてしまうことがあります。
その際には、犬は聴覚や視力が低下しても五感の中で最後まで残るのは嗅覚だと言われていますので、なるべくゆっくり近付いて犬がこちらの臭いを確認出来る時間や距離を取ってあげる様にして下さい。
臭いが声や音の代わりになるという意識することで犬の聴覚低下を補うことは可能ですし、飼い主さんが臭いを意識してあげることで聴覚低下の不安からくる甘えや、不安が逆に出てしまう無駄吠えなどの攻撃性などの問題行動なども落ち着いてくると言われています。

●ハンドジェスチャー
これは言葉の通り手振り身振りなどを用いたしつけ方法ではあるのですが、聴覚の代わりに視覚に訴え意思疎通をするという方法でもあります。これを応用して少しオーバーリアクションに犬に接することも良いとされています。

【注意】
多頭飼いの場合には、聴力の低下に気付いてあげ辛くなってしまいますので、特に気を付けてあげて下さい。
正常に聞こえている犬の行動などを見て食事の時間だと呼ばれていることに気付くということなど、正常に耳が聞こえる犬が聴力低下している犬の行動を補ってくれている場合があるからです。

②視力・目

視力・目についても、物がよく見えていない様な素振りが見られてきます。

【具体的な行動の変化】

●動く物を目で追わなくなった
●暗い所で何かにぶつかった
●段差などに気が付かずつまづいてしまった
●眼球が少しずつ白く濁ってきた
●目やにが多くなった
●白内障や緑内障の症状が出てきた
●目やにの色に変化が出た
●急に甘えるようになった
●急に攻撃性を感じる行動が増えた etc

犬は視力が低下しても勝手知ったる家の中やお散歩道などは、その他の五感などにより比較的普通に生活出来てしまい飼い主さんが視力の低下に気付き辛い場合もあります。
老化による視力低下は仕方の無いことですが、白内障や緑内障などの病気の予防や病気の進行を遅らせることにより犬の視力を守ることは可能ですので、ケアをする必要があります。

目や目の周りを清潔に保つ
こまめに目やにを取り目薬をさしていたら、目の白濁が薄くなったというケースはよく見受けられます。

●犬が歩き周り易い様な生活環境を作る
犬がよく物にぶつかってしまう場合や段差につまづいてしまう場合には、障害物をなくしたり、スロープを付けるなどしてあげて下さい。

また、内容が重複してしまいますが聴覚低下の症状と同じ様な注意点が、視力低下の際にも出てきます。

飼い主の臭いを確認出来る時間や距離を取ってあげる
周囲が見え辛いことにより飼い主さんを確認出来ず、突然体を触られたことに驚いてしまったり、視力低下の不安からくる甘えや、その不安が逆に出てしまう無駄吠えなどの攻撃性などの問題行動などを和らげる為に、飼い主さんの臭いや嗅覚を意識して接してあげて下さい。

目の病気目やにについてはこちらもご参照下さい。

犬の目の病気?目やにや充血、白濁から分かる症状と治療法

犬の目やには色に注意!病気の判断や取り方まで

③性格

犬は聴覚・視覚・嗅覚をバランスよく使い生活しています。

【具体的な行動の変化】
●急に甘えるようになった
●急に攻撃性を感じる行動が増えた etc

『聴覚』『視力でお伝えした様な老化現象からくる不安や周囲への警戒が、感情の起伏が激しくなることや反抗などの攻撃的な行動に表れてしまうケースや、逆に内向的になり飼い主さんに必要以上に甘えたがるという傾向をケアしてあげる必要があります。

●不安を和らげてあげること
症状を落ち着かせることになりますので、すでに問題行動が表れている様でしたら、その不安や警戒・ストレスなどが老化による聴覚低下や視力低下からきていないか確認してみて下さい。

④被毛・皮膚

犬も人間の様な変化が出てきます。

【具体的な変化】
被毛が白くなった
●色が薄くなった
●細くハリやツヤがなくなった
●量が少なくなった
●伸びが悪くなった
●皮膚のハリがなくなった
●フケが目立つようになった
●できものなどが出来易くなった
●鼻や肉球も若い頃より乾燥しがちになった
●鼻や肉球も若い頃より硬くなった
●鼻や肉球も若い頃より色が薄くなった etc

白い毛はひげや目元や口元などの顔から出始めますので、老化に気付き易いかと思います。
夏毛から冬毛などへの生え変わりの際に、上手く伸びてこない箇所などが見られる場合もあります。
老化による代謝の低下が主な原因となりますので、ケアする必要があります。

●マッサージやブラッシング
血行促進保湿を目的としたものです。シャンプーや入浴に比べブラッシングは体にも負担が掛かりませんし、マッサージも含めスキンシップを取ることにもなりますのでリラックス効果も得られます。
その際には老犬は皮膚が弱くなっていますので、優しく丁寧に行ってあげて下さい。リンパの流れを意識すると効果的ではありますが、マッサージといっても特別なやり方などは必要なく、首から背中、尻尾に向けてなど沢山撫でてあげるだけでも十分だと言われています。
シャンプーの際もこれらを応用し、皮膚の表面を適度に温めながらボディタオルなどで拭く様に優しくマッサージしながら洗ってあげると、皮膚にも優しく効果的です。

●専用のクリーム
肉球の乾燥
に有効的です。
これは夏場のお散歩などの熱されたアスファルトを歩いた際のダメージや、舗装されていない道や場所などで遊んだ後のケアにも有効です。

【注意】
老化によるできものイボはある程度の期間で自然に取れてしまったり、良性の脂肪種であることがほとんどですが、大きくなってきたり、犬が気にして引っ掻いてしまったり噛んでしまう場合は早目に受診されることをおすすめします。

できものについてはこちらもご参照ください。

犬にできものが!色や大きさ、症状別に推測出来ることと治療やケア

⑤臭い

体臭

犬には元々体臭がありますが、人間と同じ様に犬にも加齢臭があり老化により体の臭いなどが強くなります。

【具体的な変化】
●フケが多くなった
●皮膚が炎症している etc

老化により皮膚が乾燥し免疫力も低下している為、フケや炎症を起こし易い状態にあることが体臭の原因と言われています。
これは先述した『被毛・皮膚』の予防法などでケアすることが出来ます。

●シャンプーやマッサージ
シャンプーや入浴が老犬には負担が掛かるので若い頃よりは控えた方が良いという意見もありますが、やり方によっては負担を抑えケアにもなりますので、愛犬に合うかどうか1度試してみても良いかと思います。

口臭

老化により歯そのものや歯を支える骨や歯茎などが弱くなり、顎の噛む力などが低下し口内環境が悪化してしまいます。それに伴い口臭が強くなります。

【具体的な変化】
●歯の色が黄色っぽくなってきた
●歯茎の色が悪くなってきた etc

唾液の分泌が減り口内の雑菌が増えてしまうということも口臭の原因にはなるのですが、噛むことにより唾液が分泌されますので、犬の歯の健康や口内環境を清潔に保つことが口臭予防に繋がることにもなります。

●定期的な歯磨き
●歯磨き効果のあるおやつをあげる
●歯磨き効果のあるサプリメントをあげる
●歯磨き効果のあるおもちゃで遊ばせる
口臭の主な原因は歯石
にありますので、デンタルケアを欠かさないことを心掛けてあげて下さい。

歯周病などの病気になってしまった場合には強い口臭だけでなく、歯が抜けてしまったり、歯石の毒素が血液に乗り全身に回り心臓や腎臓など他の器官の病気を引き起こす恐れもありますので、若い内から歯磨きなどのデンタルケアを習慣付けておくと良いと思います。

歯周病デンタルケアについてはこちらもご参照下さい。

本当に怖い犬の歯周病!その症状や原因、治療について

犬の歯磨きってどうやるの?簡単歯磨きシートや歯ブラシを使った磨き方

歯磨きをさせてくれない犬には歯磨きガム!おもちゃは?サプリは?デンタルグッズ色々

犬へのヨーグルトの効果は?口臭予防やてんかんにも良いって本当?

⑥体重・体形

よく食べているのに消化吸収系の機能の低下により体重が減ってしまったり、逆に基礎代謝量の低下により同じ食事量でも太ってしまったりします。

【具体的な変化】
●背骨や肋骨・肩甲骨などの骨が目立つようになった
●背骨や肋骨・肩甲骨などの骨が骨ばってきた
●目元が緩くたるんできた
●口元が緩くたるんできた
●頬がこけた etc

老化による筋肉の衰え皮膚の弾力の低下に伴い、上記のような印象を与えるようになります。食生活の見直しや筋肉の衰えや代謝の低下などは運動不足にならない様に心掛けたり、血行促進の為のマッサージなどで予防やケアをしてみて下さい。

●消化吸収に優れたドッグフードや栄養素の高いドッグフードに切り替える
同じ食事量で体重の減少であれば有効的な手段です。

●ダイエットフードを試してみる
同じ食事量で太ってしまった場合には犬の体重や体形、体調などを考慮して、年齢別のドッグフードにその年齢ごとに切り替えていくことも効果的です。

しかし体重の減少は何らかの病気のサインである場合もありますので、元気があったとしても自己判断せずに早目の受診をおすすめします。

●寝床などを厚みのある軟らかいものに変える
睡眠時などに骨ばってきた体で長時間同じ体勢でいることは、血行不良や床ずれなどの原因にも成り得ます。

ダイエットについてはこちらもご参照下さい。

犬のダイエットは計画的に!食事や運動などの方法色々

⑦背骨・腰・足

背骨など全体的に姿勢が丸くなってきます。

【具体的な変化】
●老化により骨が目立ってくる
●背骨や腰が曲がってくる
●立ったり座ったりに時間がかかる
●段差につまづく
●歩くスピードが遅くなった etc

人間の様に分かり易く折れ曲がるわけではないのですが、関節を繋いでいる椎間板の水分が加齢により減ってきてしまうことが原因と言われています。

●背中や腰に負担を掛ける激しい運動は避ける
●室内などでは階段の昇降やソファからの飛び降りなど背中や足腰に衝撃を与える行動を止めさせる
●血行を促進するマッサージなどをする
若い頃からの背中や腰への負荷が積み重なることにより腰痛やヘルニアを引き起こしてしまうケースも多い為、若い内から背骨や腰に負担を掛けない様に心掛けることが1番の予防法になります。

腰痛ヘルニアについてはこちらもご参照下さい。

犬の腰痛は軽度からヘルニアまである!症状や原因、ケア方法と予防法

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日常生活の中での変化・予防・ケア

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⑧睡眠

日中でも寝ていることを好み1日中寝ているといった場合も多くなってきます。

【具体的な変化】
●起こしてもなかなか反応してくれない
●なかなか起きてこない
●反応して目を開けて首などを起こしてもまたすぐ寝る体勢に戻ってしまう
●開けた目の瞬膜(犬の目頭にある第3のまぶたとも言われる膜)の戻りが遅くなったりもしま
●眠そうにしていたり、ぼーっとしていることも多くなります。

これは老化現象による聴覚の低下や周囲への好奇心や興味の低下からくるものですが、何かしらの病気のサインの場合も有り得ますので、寝ていても犬の体調には気を配ってあげて下さい。

⑨お散歩・運動量

人間と同じ様に老化により足腰が弱くなったり、気管が細くなったり、筋力や体力が落ちます。総じて運動量自体も減ってきます。

【具体的な変化】
●歩くスピードが遅くなる
●何処かおぼつかない歩き方になったりする
●立ち上がるのに時間がかかってしまう
●段差や階段などの上り下りがうまく出来なくなってくる
●滑り易いフローリングの床などで足の踏ん張りがきかなくて滑ってしまう
●お散歩に行きたがらなくなった
●屋外でも室内でも自ら望んで遊んだり、体を動かすことが少なくなった
●運動をしていてもすぐ息切れをしてしまう

これらを考慮し過ぎて運動量を減らしてしまうことは逆効果になってしまいますので、無理のない範囲でお散歩や運動は続けてあげて下さい。

●お散歩の前後にマッサージをしてあげる
●お散歩の距離を短くする
●お散歩をゆっくり歩いく
●お散歩のルートを変える
●お散歩の仕方を変えてみる
その他の運動も、屋外の運動でなくても室内でおもちゃを使ってみたり、タオルなどで引っ張り合いをする程度や、ゆっくりとした動作の運動でも老犬には十分良い運動になりますので、運動不足にならない様に気を付けてあげて下さい。

●絨毯やコルクマットなどを使用する
●段差にスロープを付けるなど動き回り易く改善する
生活環境を見直すことも運動量を減らさない手助けになりますので、フローリングの床で歩き辛そうにしていたら、上記の対策をしてあげて下さい。これは同時に足腰のケアにもなります。

【注意】
お散歩や外での運動を嫌がる際には、聴覚や視力の低下により周囲のことがよく分からないことを不安に思い外に出たがらない場合も有り得ます。
交通量の多いルート時間帯を避けて、リードを短く持つなど飼い主さんの存在を感じられる様にしてあげることも大切です。

⑩好奇心・意欲

他の動物や来客などに余り反応せず、興味を示さなくなってきます。

【具体的な変化】
●遊んだり、お散歩に行ったり、お出掛けをしてもすぐに飽きてしまう
●遊んだり、お散歩に行ったり、お出掛けをしてもすぐに疲れてしまう
●若い頃には喜びでぶんぶん振っていた尻尾も、喜んでいてもその動きが鈍くなってきた

人間でも好奇心や意欲溢れるお年寄りは、心身共にとても元気です。
それと同じ様に、高齢だからと穏やかな生活を続けてばかりいることは老犬にとっても良くありませんので、好奇心や意欲を刺激してあげることが大切になってきます。

外出やふれあいが好きな犬なら、お散歩友達を作ってみる
●お散歩やお庭や公園などで自由に行動させてみる
●お散歩自体も犬自身が歩かなくても飼い主さんがだっこしてあげて、周りの景色や四季の植物の臭いなどを楽しんでもらう
●おやつなどをなかなか取り出せない知育おもちゃなどにて与えてみる
●おやつをゲームの様な感覚で遊びながら与えるみる

無理のない範囲で日常生活の中にこうしたひと工夫をするだけでも、刺激や予防・ケアになりますので是非取り入れてみて下さい。

寝ているのだから起こしてまで何かしなくても…と思う場合は、寝ている犬をマッサージする様に撫でてあげるだけでも、様々な老化現象からくる不安を取り除いてもあげられますので、何かしらのスキンシップは心掛けてあげて下さい。

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⑪水分摂取量

若い頃に比べて余り水を飲まなくなったり、逆によく水を飲む様になります

老犬は水分が不足しがちになりますので、余り水を飲まない場合には飲み水を頻繁に取り換えるなどの工夫をしてみたり、食事の際に一緒に水分が取れる様なトッピングをしてみたり、ドッグフードをぬるま湯でふやかすなどひと手間を加えてみて下さい。

よく水を飲む場合は、飲み過ぎといえる程多く飲んでいる場合には何かしらの病気のサインである可能性が高くなりますので、早目の受診をおすすめします。

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⑫食欲

【具体的な変化】
●食べ物に余り興味を示さなくなった
●食欲が低下してきた
●逆に食べ物に執着し、食欲が旺盛になった
●食べ物の好みが変わった
●食べむらも出てきた

歯や口内環境の変化顎の噛む力の低下などにより、物が食べ辛くなり食欲が低下している場合には『口臭』の項でも触れたデンタルケアに気を配ってあげると、食欲が戻ってくる場合があります。

加齢により食欲が低下することは、体重の減少や体形の変化、何かしらの病気の疑いがなければ大きな心配はいりません。

しかしそうではなかった場合や、味覚の変化により突然いつものドッグフードを食べなくなったという場合には、以下のケアを心がけてください。

●ウエットフードやふりかけなどのトッピングやドッグフードをぬるま湯でふやかす
臭い付けをしてみてあげて下さい。犬の食欲を刺激するのは臭いですので、こちらをポイントに食事の工夫をすることが効果的です。

逆に食に執着し食べ過ぎてしまう傾向がある犬には、ダイエットをする際の食事の与え方などを応用して、以下のケアを心がけてください。

●1日の食事の量はそのままにして与える回数を増やす
●飼い主さんの手から少しずつドックフードを与える
食べるという行為への満足感を与えたり、
ゆっくり食べさせて満腹感を感じられる様にしてみて下さい。

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⑬トイレ

トイレの回数が減ったり、逆に我慢し辛くなり量は少量ながらも回数が増えたりします。

【具体的な変化】
●おしっこやウンチの仕方も若い頃の様な勢いがなくなった
●雄犬は足を上げておしっこが出来なくなった
●トイレの失敗が多くなった
●便秘や下痢なども増えてきた

これらは老化により膀胱や内臓の筋肉が衰えてくることや、尿意を伝達する神経回路の機能低下によるのですので、老化現象によるトイレの失敗などは余り叱らないであげて下さい

トイレの失敗や間に合わなかったという粗相が多い場合には、トイレシーツなどを設置する箇所を増やしてあげると効果的です。

便秘の原因は主に水分不足と運動量の低下、下痢の場合は消化吸収の関わる機能の低下などが主になり、共通して腸内環境の悪化も疑われますので、食生活や運動量などを見直してみて下さい。

また、便秘や下痢などが続く場合には何らかの病気のサインの場合もありますので、発熱や嘔吐、食欲や元気が無いといった場合には早目の受診をおすすめします。

便秘下痢についてはこちらもご参照下さい。

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⑭その他

老犬は震えていることも多くなります。

これは筋力や関節・足腰などの衰えにより自分の体をきちんと支えることが出来なくなってしまっていたり、老化により体温調節が上手く出来なくなる為です。

筋力の低下を防ぐ為に適度な運動を心掛けたり、暖かい室内でも服を着させたり毛布など体を包むものを与えたり、室内の温度にも気を配ってあげて下さい。

犬は人間の足元にいますので、体感温度が違うということに注意して下さい。

また、血行促進の為にマッサージをしてあげることも効果的です。

犬の震えについてはこちらもご参照下さい。

犬が震えてる!怖いの?寒いの?痛いの?考えられる犬の震えの原因

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まとめ

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今回はワンちゃんの14個の老化の症状、その防止策やケアについてお伝えしました。

ワンちゃんにとって聴覚や視覚の低下は人間が思っている以上に不安を伴うもので、嗅覚や臭いがどれだけ大切なものなのか分かりました。

人間と同じ様な老化現象も多くありましたのでワンちゃんの老後を予想し易かったと思いますし、老化を遅らせることやケアすることが可能なケースも多くありましたので、若い頃から防止策を行い老化のサインを見逃さない様にしていくことが重要だということも分かりました。

飼い主さんにとってはワンちゃんの老化なんてずっと先のことの様に思えてしまったり、もうシニア期にあるだなんて理解し辛かったりしてしまいますが、老犬には老犬の良さもありますし最期まで出来るだけ快適に健やかに長生きしてもらう為にも、この記事がお役に立てれば幸いです。

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