眠い以外にも猫のあくびには意味があった!隠された気持ちと病気の可能性とは!?

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1日のほとんどを眠って過ごす猫。起きている時にあくびをしている姿を良く見かけます。

あくびといえば、眠いときに行う行動というイメージがありますよね。猫は、あんなに寝ているのに、それでも眠いのでしょうか。

また、撫でている時や叱っている時にもあくびをしますよね。これは気持ちが良いというサインや、反省していないというサインなのでしょうか?

ここでは、猫のあくびに隠されたたくさんの秘密を、詳しく調査しました。猫のあくびには、眠い時以外にも、様々な意味があったのです。

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「あくび」のメカニズム

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あくびは、大きく口を開け息を深く吸い込み、続いて素早く吐き出す行動を指します。なぜ、あくびが出るのかはいまだに解明されていません。

あくびには、以下のような働きが考えられるとされています。

  • 新しい酸素を血液内に送り、脳を活性化させる
  • 顔の筋肉を伸縮することで、脳を刺激する
  • 脳がエネルギーを使いすぎ、加熱することで機能が低下した際、冷たい血液を送りこんで脳を冷やす

あくびといえば、眠い時や、退屈なとき、寝起きに良くするイメージがあります。これは、脳に酸素を送り込むことで、脳を活性化させようとする働きや、睡眠中に不足した脳内の酸素補給を行っているとされています。

また、ストレス時にもあくびがでるのは、緊張を緩め、脳の働きを促す作用があると考えられています。

あくびは、私たち人間だけが行う行為ではありません。犬や猫、鳥といった、様々な生き物もあくびをします。ここでは、猫のあくびについて、詳しく見ていくことにしましょう。

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猫のあくびと感情表現

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猫が「あくび」をするのは、眠い時だではありません。猫のあくびには意味があり、私たち飼い主に対する感情表現でもあるのです。

では、実際に猫のあくびのタイミングとそれぞれの感情表現について見ていきましょう。

眠い・退屈・寝起き

一日の大半を寝て過ごす猫。そんな猫ですから、やはり眠い時や疲れを感じた際には、あくびをします。このあくびには、脳に酸素を送ることで、活性化させていると考えられます。

また、退屈な時や寝起きにもよくあくびをします。これも意味合いは同じで、脳に酸素を送っていると考えられています。

寝起きには、伸びとあくびをする行動が多く見られます。眠っているときには、脳内の酸素は少なくなり、筋肉が固くなります。寝起きのあくびには、これから活動するぞ、というスイッチを入れているのです。

撫でられているとき

撫でられている時のあくび。一見リラックスしているように見えますが、場合によってはとんだ勘違の場合があります。

  • 眠っている
  • 夢中で遊んでいる
  • ご飯を食べている
  • グルーミングを行っている

愛猫がこのような行動をとっている際、撫でられたときにでるあくびは、「怒り」や「不満」の意思表示を表しています。

猫はこのような際に撫でられることを嫌います。いくら可愛い愛猫でも、このような行動時には撫でることを控え、あくびをした際には「今は触らないで!」というサインです。速やかに撫でることを中止しましょう。

こちらの記事も参考にしてください。

猫の毛づくろい(グルーミング)する5つの理由と3つの注意点について。

遊んでいるとき

猫の行動を見ていると、遊んでいる時にもあくびをしていることがあります。このあくびには、脳に酸素を送ることで活性化させ、さらにやる気を出しているのです。

また、興奮しすぎた際にもあくびをします。このあくびは、興奮して暑くなり過ぎた脳に、冷たく新鮮な酸素を送ることで、クールダウンをしていると考えられます。

叱られたとき

いたずらなどをして、叱られた際にも猫はあくびをします。これは、私たち人間からすると、反省していない、ふてぶてしい態度にも見えますが、実は猫ならではの事情があります。

そもそも物事を反省するという学習能力がない猫にとって、叱られるという行為はストレスでしかありません。猫はストレスに非常に弱い生き物です。あくびをすることにより、嫌なことを忘れ、ストレスから身を守っていると考えられています。

叱った際ににあくびをする行動が見られたら、猫にとってストレスの限界です。それ以上叱る行為はやめましょう。そもそも、猫に叱るという行為自体、効果はさほど期待できません。

こちらの記事も参考にしてください。

見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

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あくびが原因の病気はある?

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「あくびをする」という症状から考えられる病気はありません。猫があくびをすることは、生理現象や感情表現であると考えられます。

しかし、猫はストレスに弱い生き物です。そのため、ストレスサインである「あくび」を見逃してしまうと、ストレス性疾患を患ってしまう可能性があります。

猫がストレスを感じ続けることで発症する病気には、「常同障害(じょうどうしょうがい)」と呼ばれるものがあります。また、あくびをした際に、口臭がきつい場合には、歯周病になっている可能性があります。

ここでは、常同障害と歯周病について、詳しく見ていきましょう。

常同障害(じょうどうしょうがい)

常同障害(じょうどうしょうがい)は、猫が発症するストレス疾患です。常同障害に見られる症状や、治療法について詳しく見ていきましょう。

症状

  • 良く鳴く
  • 粗相をするようになった
  • 性格が攻撃的になる、もしくは臆病になる
  • 食欲低下
  • 下痢または便秘
  • 服などの衣類を良くか噛む
  • 過剰なグルーミングをする
  • 自分の尾を追う

このような症状が常同障害の際に現れがちです。過度なグルーミングは、内ももや腹部などに見られ、舐めるだけでなく自分で毛を抜いてしまう(心因性脱毛症)を起こす場合もあります。

衣類やプラスチックなどの異物を噛んだり食べたりする症状も良く見られます。大体は毛織物や綿の素材のものから始まります。これらを飲み込んでしまうと、異物誤飲により腸閉塞になってしまう可能性があります。

自分の尾に対して、威嚇行動をとったり、追い回したりする行動も見られます。この場合、猫は自分の尾を自分のものではないと認識している可能性があります。追い回すだけでなく、尾を噛み、ひどい場合には噛み千切ってしまうこともあります。

治療

治療には、愛猫にとって何がストレスになっているのか原因を突き止め、解消することが大切です。環境改善やフードやトイレ環境を見直します。また、動物病院では薬物療法を行う場合があります。

猫がストレスを感じた際のサインの一つでもある、「あくび」にも良く注目しましょう。

こんな時は触らない

  • 食事中
  • 睡眠中
  • グルーミング中
  • 夢中で遊んでいる時

このような最中に触られることを、猫はストレスに感じます。触る、撫でる際のタイミングには、十分に気を配りましょう。

歯周病(ししゅうびょう)

あくびをした際、口臭がきつい場合には、歯周病になっている可能性があります。猫があくびをした際には、口腔内をチェックする絶好のチャンスでもあります。口臭の有無や歯、歯茎、口腔内の健康状態をチェックしてみましょう。

ここでは、猫がかかりやすい歯周病の症状や治療、予防法について詳しく見ていきましょう。

症状・原因

  • 歯茎の赤み
  • 口臭がきつい(腐敗臭)
  • 歯茎からの出血
  • 歯がぐらつく
  • 歯の付け根が黄色い
  • 歯が抜ける
  • 食欲の低下

歯周病(ししゅうびょう)とは、歯肉炎(しにくえん)と歯周炎(ししゅうえん)の総称を言います。口の中を住みかとする細菌が増殖することで、歯肉組織、歯周組織の両方に炎症が起こってしまう状態です。

原因としては、

  • 免疫力の低下
  • 細菌の繁殖
  • 口の中の傷

が挙げられます。

固いものや尖ったもの噛んだ際に歯茎に傷がついてしまうことがあります。その傷が炎症を起こし、歯周病になる場合があります。この場合の歯周病は、傷の回復と共に収まります。

食べかすが付着しているなど、口腔内が不衛生の場合、細菌が繁殖しやすい状態になります。細菌が繁殖した歯茎には、歯垢(しこう)と呼ばれる塊がが付着しており、肉眼でも確認することができます。

また、免疫力が低下していると、通常であれば自己免疫により排除できる細菌であっても、増殖してしまいがちです。

治療

歯周病の治療には、動物病院での歯石除去や抜歯を行います。また、症状に応じて炎症剤を使用します。

歯周病を予防するには

歯周病の予防に欠かせないのは、歯磨きです。子ねこの時から歯磨きをする習慣をつけておくと、成猫のなってからもあまり嫌がることはありません。

使用するブラシは、ふき取りタイプの物よりブラシタイプのほうが歯周ポケットの汚れを除去できるため、おすすめです。

また、ウェットやパウチタイプのフードを与えている場合には、固いドライタイプのフードへの切り替えが有効です。

ドライフードであっても、原材料に糖類などの調味料が使用されていると、歯石がつきやすく歯周病や虫歯になりやすいため、人工添加物の使用がないフードを選択するようにしましょう。

ほかにも、固めの噛むおもちゃを与えることでも、歯周病を予防することができます。

詳しくは、こちらの記事も参照してください。

猫の歯の構造や生え変わりの時期、歯周病などのトラブルと予防について。

猫の口臭がきつい!原因や予防、改善方法とは?

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猫を撫でたい!触っても良いタイミングはいつ?

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猫のあくびは触られることに対する怒りやストレスのサインでもあります。しかし、可愛い愛猫を撫でたり触ったりすることは、愛猫家の楽しみでもあります。

また、愛猫を撫でる、触るという行為には、スキンシップや体調管理の面においても欠かせません。では、愛猫にストレスを与えることなく、撫でるには、どのようなタイミングで行うと良いのでしょうか。

猫が撫でるタイミング

  • 体をすり寄せてくる
  • 膝の上に乗る
  • お腹を見せる

このようなときは、飼い主さんに甘えたいというサインです。毛並みに沿って、優しくなでてあげましょう。

しかし、気まぐれな猫ですので、このような場合であっても撫でられると嫌がる場合があります。あくびを始め、嫌がるそぶりをした場合には、撫でる行為を中止しましょう。

また、飼い主さんは撫でる行為を中止するタイミングを知ることも大切です。いつまでも撫でていると、猫はしつこいと感じてしまいます。

撫でても良い場所

  • 首、顎周り
  • 鼻筋、頬
  • 肩、前脚
  • 背中から尾の付け根

鼻筋や顎周りをかりかりかくように撫でると、猫はとても気持ち良いと感じます。前脚の付け根や脚はマッサージをするように揉むことで、気持ち良く撫でることができます。

触って欲しくない場所

  • 後ろ脚
  • 尻尾
  • お腹(個体差があり、気持ち良いと感じる場合もあります。)

尻尾の付け根は良いのですが、猫は尾の先を触られることを嫌がります。腹部に関しては個体差があり、仰向けに寝転がってお腹を出している時、撫でられることを好む子もいます。

飼い主さんは、愛猫の体質や性格を良く確認して、触られて気持ちの良い場所、嫌な場所を見極めましょう。

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まとめ

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猫のあくびには、眠い時以外にも、怒りやストレスなど、様々な感情表現が含まれています。

  • 食事中
  • 寝ている時
  • 遊んでいる時
  • グルーミングをしている時

猫はこのような際に触られることを嫌います。このようなときに出るあくびには、怒りやストレスのサインでもありますので、注意しましょう。猫はストレスを感じやすい生き物ですので、ストレスを与えすぎると常同障害というストレス疾患にリスクを高めてしまいます。

また、あくびをしている時は歯周病の有無を確認する絶好のチャンスです。あくびを利用して、愛猫の健康チェックを行いましょう。

猫を撫でるタイミングは以下の通りです。

  • すり寄ってくる
  • 膝に乗る
  • お腹を見せる

愛猫を触ったり撫でたりする行為には、スキンシップのほかに、痛みやできものはないかなどといった、健康状態のチェックに欠かせません。飼い主さんは、猫の習性を理解し、猫がストレスを感じない触り方を学習する必要があります。

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