猫のシャンプーの必要性について。仕方、頻度、いつからかを徹底解説!

猫にシャンプーをするイメージはあまりないのではないでしょうか?

そもそも猫は体が濡れることを嫌いますし、自分で毛づくろいをして被毛を清潔に保っているので、絶対的に必要なものではありません。

それでは一体どんな時にシャンプーが必要なのか。犬のようにシャンプーをさせていいのか。

みなさんの疑問を調べてみました。

スポンサーリンク

シャンプーの必要性

sphynx-1521190_1920

シャンプーは具体的にいつ頃から初めて良いのでしょうか。

シャンプーなどのグルーミングは、子猫のうちから慣れさせておくと良いです。もっと言えば、母猫や兄弟猫たちと一緒に生活している頃から少しずつシャンプーをさせていく方が良いようです。

小さい頃から慣れていれば、将来皮膚のケアなどでシャンプーが必要になった場合に安心ですね。

それでは具体的にシャンプーが必要な事例を見て行きましょう。

体が汚れてしまった!

家の中で飼っている猫の場合、体が泥だらけになって汚れるようなことはないでしょうが、何かしらの理由で体が著しく汚れてしまった場合にはシャンプーをする飼い主もいます。

これはあくまで飼い主が室内飼育をする上で必要だと感じることで、猫自体は必要としていないことが多いです。とくに短毛種はきちんと自分でグルーミングができていれば不要と考えます。体が汚れた場合にその都度洗うのが良いでしょう。

また汚れを落とすだけでなく、毛づやを出したり匂いをつけたりすることで美しい毛を保つことを目的としたシャンプーもあります。

美容シャンプーと呼ばれ、通販や店頭で購入することができます。

以下の記事も参考にしてください。

猫の毛づくろい(グルーミング)する5つの理由と3つの注意点について。

猫の体が臭う…

猫の肛門には肛門腺という臭腺が左右に1つずつあります。ここに溜まる分泌液の臭いは個体によって違い、マーキングや個体を識別する役割があります。

この分泌液は通常便と一緒に排泄されますが、ドロドロした分泌液を持つ猫はそのまま溜まってしまうことがあります。体から悪臭がしたり、お尻を床にこすりつけるような仕草をしたら、分泌液が溜まっている状態です。

放っておくと肛門腺がある肛門嚢という袋が破裂してしまいます。その前に人が手で絞り出してあげなければなりません。

肛門腺は肛門を時計の中心として4時と8時の方向にあります。

指で下から押し上げるようにして絞ると分泌液が排出されますが、コツを掴めないと難しい作業です。どうしても自分で肛門腺を絞ることができない場合は、動物病院で絞ってもらう方法もありますので、相談してみましょう。

この肛門腺しぼりは悪臭を伴うため、シャンプーの時に行う場合が多いです。

不妊・去勢をしてない猫

発情時、不妊・去勢をしてない猫は性別に限らず、自分をアピールするために尿をあちこちに飛ばします。尿スプレーと呼ばれる行為です。

この時期の尿は臭いが強いため、お尻周辺をシャンプーをすることがあります。

しかし尿スプレーは不妊・去勢手術をすれば改善されます。

こちらの記事も参考にしてください。

誰でもよく分かる!猫の去勢の費用、時期、メリット、デメリット!

長毛種の手入れ

毛の長い品種は毛が排泄物で汚れてしまったり、自分でグルーミングが出来なかったりと、なかなか手がかかります。

飼い主が定期的にブラッシングを行うことで毛玉を防いだり、皮膚の健康を保つことができますが、よっぽど汚れてしまっている場合にはシャンプーを考えてもいいかもしれません。その時は月に1~2回程度で済ませましょう。

しかし短毛種と違って毛の量がありますので、洗った後によく乾かさないと皮膚に湿り気が残り、細菌が繁殖して臭いの元になってしまいます。また皮膚炎に悪化することもあるので、地肌まで乾かすことを意識してドライヤーを当ててください。

皮膚病の改善

猫も人と同じようにさまざまな病気にかかります。皮膚病もその1つです。この皮膚病を改善する目的として、薬用シャンプーがあります。

被毛よりも皮膚に対して作用するもので、大きくわけて4つの効能にわけられます。

  • 抗菌性 細菌、マラセチアの殺菌や増殖を抑える
  • 角質溶解性 脂漏(しろう)肌に使用しフケや皮脂を減らす
  • 保湿性 乾燥肌に使用し保湿する
  • 止痒(しよう)性 かゆみを減らす

これらは皮膚の状態や薬用シャンプーによりシャンプーを行う間隔が違うので、シャンプー材の特性を理解する必要があります。

また洗う時はシャンプー剤の効果が必要な部分から洗い始め、全体を洗い終わってから5~10分置くと、効果が十分に発揮されます。

シャンプー剤については病院以外でも購入できますが、獣医に相談してから使用しましょう。

こちらの記事も参考にしてください。

猫にできものができるのはなぜ?皮膚の病気としこりについて。

ノミ取り

猫の天敵といっても過言ではないノミ。体は小さくても、ノミが猫に与える苦痛は痒みだけではなく、脱毛や細菌の二次感染などを引き起こすこともあります。

シャンプーだけでなく、首輪やスプレーなどノミ対策法は多くありますが、1番効果的なのは動物病院で処方される駆除液です。

ノミ取りシャンプーだけでのノミの完全な駆除はできないとされています。ただし動物病院から出されるシャンプーについては殺菌効果があり、皮膚病やひっかき傷を消毒として使われることもあるそうです。

スポンサーリンク

どんなシャンプーを使えばいいの?

cosmetics-106982_1920

シャンプー剤には上記で書いた通り、美容のためのシャンプーと薬用シャンプーがあります。皮膚の問題を抱えている猫については、フスマやオートミールのシャンプーを使うと余分な脂を取り除いてくれます。また硫黄とサリチル酸のシャンプーは皮膚に潤いを与えます。その他、気をつける点としては以下をご覧ください。

低刺激

猫はとても敏感肌ですから、刺激の強いシャンプー剤は皮膚病の元になります。

無香料

人間が良い匂いだと感じる時、猫にとっては苦手な匂いであることが多いです。そのため匂いつきのシャンプーは猫が嫌がる可能性があるので、無香タイプを選ぶとよいでしょう。

人間のシャンプーは使ってはダメ!

人間の使っているシャンプーにはいろいろな添加物が含まれています。そのため猫には猫専用のシャンプーを使うようにしましょう。

スポンサーリンク

 基本的なシャンプーのやり方

cat-323262_1920

猫のシャンプーの手順を以下にまとめました。

  1. はじめにブラッシングをして毛のもつれを取っておく
  2. ぬるめのお湯(36~38℃)に設定し、シャワーヘッドを皮膚に軽く押し当てて、お尻から徐々に顔へ向けてお湯をかける。全身を濡らして汚れを浮き出させる。
  3. 全身を濡らしたときに肛門腺をしぼって洗い流す。
  4. 皮膚の状態によって薬用シャンプーを使用する。
  5. 背中と胸をシャンプーを使ってマッサージするように洗う。足の付け根から汚れやすい足先、肉球をていねいに洗う。
  6. 尾を持ち上げて肛門の周りを洗う。内股は皮脂が溜まりやすく、汚れやすい部分なのでよく洗うこと。
  7. 顔を洗う。目にシャンプー剤が入らないよう気をつける。
  8. 頭から背中、お尻の順に、体の高い位置からシャンプーを洗い流す。毛の汚れ具合によっては必要に応じて複数回洗う。シャンプー剤を残さないように気をつける。
  9. シャンプー剤によって毛がパサついてしまうことがあるので、必要があればコンディショナーを使う。
  10. 洗い終わったら、タオルで充分に体をふき取る。
  11. ドライヤーを使い、お尻から首に向かって乾かす。ドライヤーの熱で火傷をしたり、猫の体温を上げてしまうことがあるため、あまり近づけすぎないようにする。スリッカーやラバーブラシなどを用いて、毛をとかしながら地肌まで乾かす。皮膚を傷つけないよう、ブラシを地肌に当てないよう注意する。

そのほか注意点として、あまり長時間猫を押さえつけないようにしてください。入浴には猫が爪をたてられるゴム製のマットを敷いてあげると良いでしょう。

スポンサーリンク

シャンプーを嫌がったら?

cat-1865538_1920

素直にシャンプーをさせてくれる猫ならいいですが、慣れていない猫は嫌がって暴れることがあります。

シャンプーやブラッシングといった人間が手入れとして行う行為は、母猫や兄弟猫たちと一緒に過ごす社会化期から慣れさせておけば、ひどく嫌がることはなくなるようです。とはいっても全ての猫に当てはまるわけではなく、どうしても慣れてくれない子もいます。

ペットショップでトリミングをしているお店では、猫のシャンプーを扱っている店もありますが、ごくまれです。なぜなら、シャンプー時に猫が引っ掻いたり噛みついたりして、怪我をするリスクがあるからです。

シャンプーが必要な状況でも猫が嫌がる場合には、どうしたらいいのでしょうか?

 洗濯ネットやタオルを使う

洗濯物を入れる時のネットに猫を入れて洗っているという話を聞いたことがあります。やり方としてはネットに猫を入れて洗うだけなのですが、細かいところまでは洗い切れないようです。

また引っかかれたり噛まれたりしないように、タオルで顔や足を包みながら洗う方法もあるようですが、最終手段といった感じがします。

シャンプーを行わない薬浴であれば、可能かもしれません。

ドライシャンプーを使う

水を必要としないシャンプーです。泡タイプの物やタオルタイプのものがあります。洗い流す必要がないので、猫がなめても問題のない物であることが重要です。ハウスダストや花粉をケアしたり、毛づやを出したり、豊富な種類があります。

これらは被毛を清潔に保ったり、汚れを落とすことを主としているので、皮膚病のケアとしては不向きです。

スポンサーリンク

まとめ

cat-317376_1920

猫にとってあまりなじみがないようなシャンプーですが、状況に応じて行った方が良い場合もあるのですね。

皮膚病の治療などでは効果的かもしれませんが、シャンプーに慣れていない猫にとっては恐怖や不安を与えかねません。

本当に必要なのかどうか、まずは見極めが大切です。獣医師に相談しながら、飼い猫にあったケアの仕方を考えていきましょう。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です