猫の爪とぎの必要性とは?爪とぎに関するしつけも含んだ6つのポイント!

室内で猫を飼っている方が抱えている悩みの1つに、猫の爪とぎがあります。部屋のあちこちに爪を立てられて、壁やソファがボロボロになってしまうこともありますよね。

この記事では、そんな猫の爪とぎについてまとめてみました。

猫の爪とぎにはどんな意味があるの?
猫の爪とぎをしつけによって壁やソファで止めさせることはできるの?

などなど、爪とぎに疑問をお持ちの方は、この記事を読んでみてくださいね。

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猫の爪とぎは必要不可欠

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いろんな場所で爪とぎをしてしまう様子から、一見問題行動のように思えますが、猫にとって爪とぎは当たり前の行動です。外で自由に暮らしている猫にはあまり見られず、室内飼いをされている猫に多く見られます。正常な行動とはいえ、室内を傷だらけにされては大変ですよね。

それでは猫の爪とぎはどんな目的で行われているのでしょうか。単純な動作ではありますが、実はいろいろな意味が隠されていたのです。

爪の手入れ

猫は爪とぎをすること爪を正常な状態に保っています。普段引っ込んでいる爪を出して、古くなった表面の角質をはがしているのです。床を見てみるとたまに猫の爪が落ちていることがありますが、爪とぎの後に剥がれ落ちたものかもしれません。

マーキング行動

猫は自分の存在を示すために、爪とぎをすることがあります。猫の足の裏には臭腺があり、そこから分泌液を出すことで、ここは自分のなわばりだと知らせているのです。

ストレス解消

不安を感じたり、驚いたりした時などに爪とぎを始めることがあります。これは猫が爪とぎをすることで、気持ちを落ち着かせようとしているのです。爪とぎが特定の場所ではなく、広範囲にわたっている場合は、精神的な不安を抱えているのかもしれません。

複数猫を飼っている場合、他の猫との不仲が原因で場所を選ばずあちこちで爪とぎをしてしまうケースもあります。

また爪とぎをしながら体をストレッチさせている子もいます。爪とぎにはリラックス効果があるようです。

こちらの記事も参考にしてください。

見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

飼い主へのアピール

飼い主が出先から帰ってきた時や、甘えたい時、猫がバリバリ爪をとぐことがあります。あれは構ってほしい!のアピールです。ちらちら飼い主の顔を見ながら、一生懸命爪とぎをしている姿を見ると、思いっきり甘やかしたくなりますね。

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爪とぎ板の種類

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市販されている爪とぎはいろいろな種類があります。猫が好む爪とぎのポイントは3つあります。

  • 爪に引っかかりやすい素材
  • 適度な高さ
  • 安定性がある

以上のポイントを掴み、猫にぴったり合うものを選びましょう。主な種類は以下を参考にしてください。

ダンボール製

安価で手に入れることができますが、すぐにボロボロになってしまいます。また爪とぎ後に、紙屑が飛び散って汚れやすいのが欠点です。

カーペット製

家のカーペットやじゅうたんでよく爪とぎをする猫は、カーペットの素材を使った爪とぎを使用してはどうでしょう。他の爪とぎグッズと比べると高価なものが多いですが、耐久性に優れています。

なわ製

ポール上になっていたり、壁に設置できるようになっていたりと、垂直に立てて使うことが多いです。麻製のものは強度があって丈夫なので、爪とぎ素材として好まれています。またボロボロになっても、新しい麻縄を巻きつければ良いので経済的です。

その他

グッズは日々進化しており、爪をとぐだけではなく、他の用途としても使えるグッズとして販売されているものが人気を集めています。よく見られるのがキャットタワーの柱が爪とぎ用になっているもので、運動しながら爪とぎもできる優れものです。

また爪とぎベッドというグッズもあります。猫が好みやすいカーブ上の爪とぎですが、厚みと高さがあるためベッドにもなり、機能性とデザイン性が高いグッズの1つです。

爪とぎを手作りする!

爪とぎ板は消耗品です。安価であっても、繰り返し購入していけば出費がかさんでしまいます。そのため、今では家にあるものを利用して爪とぎ板を手作りする方法もあります。

まずは不要なダンボールを手頃なサイズにカットし、帯状にします。木工用ボンドで張り合わせれば出来上がりです。また角材を爪とぎに使うこともできます。その場合硬すぎる木は避け、猫の爪が適度に引っかかるようにスギの木など、柔らかい材質を選ぶのが良いでしょう。

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爪とぎ板を使ってくれない

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爪とぎ板は必須グッズですが、何でも置いておけば良いといいわけではないのです。せっかく用意した爪とぎ板には目もくれず、家具やじゅうたんで爪とぎをしている…といった状況も少なくありません。用意した爪とぎを使ってくれないのは理由があります。

猫が好む素材を選ぶ

与えた爪とぎ板の素材が猫の好みではないと、猫は見向きもしません。そのため初めは、爪とぎ板は違うタイプのものを2種類用意して、猫の好みを探ってみましょう。

場所

家具などで爪とぎをしてほしくないからといって、爪とぎ板を人目の届かない場所や部屋の隅、廊下などに設置する飼い主が多いようですが、それは誤りです。

爪とぎの場所は猫にとって1番目立つ場所で、他の動物に自分の存在を強くアピールできる場所が最適といわれています。そのため猫のなわばりの中心部に置くと良いでしょう。ソファや家具で爪とぎをする場合は、そこが猫にとって目立つ場所になっているはずです。

爪とぎは複数用意する

部屋の中のあちこちで爪とぎをしているのを見ればわかるとおり、爪とぎ場所は複数あった方が良いです。猫がお気に入りの場所に爪とぎ板を設置すれば、家具へのダメージも軽減されます。

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爪とぎはしつけられる?

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爪とぎは猫の本能なので、しつけでやめさせることはできません。爪とぎをしている途中に無理に止めたり、爪とぎが十分にできないような環境に置くことは、猫にとって多大なストレスになってしまいます。

爪とぎのしつけは、爪とぎ板で爪とぎをさせる、という意味になります。決まった場所、決まった爪とぎ板でとぐことを覚えれば、飼い主の悩みは減るでしょう。

しつけの基本

爪とぎのしつけは猫を家に迎え入れた時から行います。子猫であっても同じです。爪とぎ板を置いておくだけで自分から爪とぎをする子もいますが、中には全く興味を示さない子もいます。その場合は、爪とぎを覚えさせる必要があります。

1.爪とぎ板に猫の前足を持っていく

爪とぎ板に猫の前足を持っていき、面に触らせるようにします。肉球の匂いがつくと、そこで爪をとぐ習慣がつきます。家具などで爪とぎしそうな時にも、爪とぎ板に連れていってください。

2.爪とぎ板の置き方、素材を変える

床に置いてある爪とぎでは上手くいかない場合、縦置きで試してみてください。それでもうまくいかないときは素材が猫の好みではない可能性があります。初めのうちはいろいろな素材を試し、猫にぴったり合うものを選ぶようにしましょう。

また、市販されている爪とぎ板にはマタタビがついているものがあります。マタタビを板に振りかけることで、爪とぎを誘発する方法も覚えておきましょう。

3.うまくできたらほめる

爪とぎ板で爪をとぐことができたら、猫を褒めてあげましょう。これを繰り返すことで徐々に爪とぎ板で爪をとぐことを覚えていきます。爪とぎ板が快適であればあるほど、家具やカーペットが傷だらけになることはなくなります。

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爪とぎを防止するためには

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爪とぎ板を試行錯誤してみたけど、どうしても家具や柱で爪とぎをしてしまう!といった時に活用できるグッズが多数販売されています。いわゆる爪とぎ防止グッズです。

爪とぎ防止スプレー

これは猫が爪とぎをしてしまう場所に、猫が嫌がる匂いをスプレーして爪とぎを防止するためのものです。だいたい猫が嫌う柑橘系の香りを使用しているものが多く、尿スプレーを防止するためにも使われることがありますよね。

しかし嗅覚が優れている猫にとって、不快な匂いが漂う室内は苦痛を感じてしまうかもしれません。また使用されている成分も、猫の健康に影響がないかどうか十分に見極める必要があります。

爪とぎ防止シート

爪とぎをする場所に貼る保護シートです。シートは透明なものだったり、場所に合った材質のシートだったり、さまざまな種類があります。

値段は安価なものから高価なものまでありますが、あまり安すぎると簡単に剥がれてしまうことも。実際に使っている人の声を聞きながら、部屋に合うものを選ぶと良いと思います。

また、いたずらをしてほしくない場所に猫が嫌がる素材(アルミホイルなどや両面テープ)を貼るといいという意見もありますが、見栄えや家具へのダメージを考えるとなかなか難しいところです。

ソフトクロー

アメリカが発祥の爪とぎ防止グッズです。爪にプラスチック製のキャップを被せることで爪とぎ防止、爪による引っ掻き傷を防ぐことを目的にしています。

ネイルキャップはカラフルでオシャレにも活用できることから、海外では人気のようですが、日本ではあまり一般的ではありません。

猫によっては嫌がって外してしまったり、誤飲してしまう可能性もありますので、使用する際には慎重な判断が必要です。

抜爪術って?

爪除去、爪手術ともいわれていますが、その名の通り猫の爪を抜いてしまう外科手術のことです。爪とぎによる家具のダメージや、ひっかき傷などには効果的です。しかし指の先を切断するのと同じく、相当な痛みを伴います。

猫にとってのメリットはほとんどなく、人間の都合による手術ですので、倫理的な観点からみても反対意見の方が多いです。安易な考えで行わず、本当に必要なのかどうか判断しなければなりません。

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爪とぎしているなら爪切りは不要?

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爪とぎは自分で手入れをしているので、爪切りは必要ないのでは?と感じる人も多いでしょう。爪切りが苦手な猫もいるため、「爪とぎをしているから大丈夫」と手入れを怠ってしまうこともあります。

しかし爪とぎは古い爪が剥がれ落ちるだけで、爪を切った時のようにきれいに短くはなりません。逆に爪切りをしているからといって、爪とぎをしなくなるわけでもありません。

爪とぎは爪とぎの目的があり、爪切りは猫が生活しやすいように行うものです。室内飼育している猫の場合、爪切りは定期的に行いましょう。

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老猫は爪とぎをしなくなる

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猫も年を取ってくるとさまざまな体の機能が低下していきますが、その中で爪とぎをしなくなるといった変化もみられます。爪とぎをしなくなると、古い爪が剥がれ落ちず巻爪になってしまうので、歩行困難や関節の問題を引き起こすことがあります。そのため、老猫の爪切りは欠かせません。

以上を踏まえると、爪とぎをしている猫は健康的である証拠とも言えますね。

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まとめ

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今回は猫の爪とぎについて調べてみました。

猫は狩りをする動物ですので、外で暮らしている時には木登りがしやすくなりますし、なわばりを主張するためにも、爪とぎは重要な行動なのです。室内で飼っている場合は問題にあげられてしまいますが、爪とぎを完全に排除してしまうことはできません。

また、してほしくない場所で爪とぎをしたからといって叱りつけるのも良くありません。叱られたストレスからさらに爪とぎをして、状況が悪化してしまうことも考えられます。

猫の習性をしっかりと理解して、人も猫も快適に暮らしていけるように努めていきましょう。

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