猫のノミ駆除方法を伝授!首輪やシャンプーよりも画期的な駆除薬について!

子猫を保護したら「毛の間に黒い小さな塊がたくさん!」「なんか痒がってる!」「小さい虫が這ってる!」また「お散歩から帰ったら猫ちゃんに虫が付いていた!」なんて事、よくあるんです。それ「ノミ」なのです!

今回は動物看護師経験のある現役トリマーのlongtail8010が猫のノミ駆除方法について(お風呂でのシャンプー、駆除薬)をご紹介いたします!

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寄生虫とは?

外を見るにゃんこ

寄生虫にもいろいろいますが、昔から知られていて身近なものと言えば「ノミ」ではないかと思います。このノミ、草むらにジッと潜んで寄生出来る生き物が通るのを待っているのです。そしておよそ30センチもジャンプして飛び移るのです。これは体の150倍のジャンプと言いますから、ものすごいジャンプ力だとお分かりいただけると思います。

このノミは寄生して猫から血を吸って栄養にします。たくさん寄生された猫は貧血を起こして命の危険も伴うですから侮れないのです。筆者も以前、勤めていた動物病院に連れていらした猫ちゃんが重篤な状態になっているのを見たことがあります。具合が悪くなってうずくまっていた猫を保護されて連れていらしたのですが、あまりの大量のノミで貧血を起こして歯茎も真っ白になって脱水症状を起こしていたのです。その後はしっかり治療されて元気になり、その保護された方の家族として迎え入れられたので本当に良かったと思います。

ノミは寄生して血を吸うだけではなく、猫が毛づくろいをした時に体内に入ると厄介なことがあります。瓜実条虫(ウリザネジョウチュウ)という腸に寄生する寄生虫を媒介するのです。瓜実条虫は別名サナダムシとも言います。

猫のお腹の中で食べ物の栄養を奪ってしまうので食べても痩せますし、見た目にもわかるぐらい毛艶も悪くなります。便検査で寄生の有無はわかりますが、お尻に途切れたサナダムシがツブツブに付いていることから、寄生がわかることもあります。

ノミもサナダムシも人畜共通の寄生虫です。ノミは人間も刺すのです。想像しただけでも痒くなってくる方も多いでしょう。では次にノミの駆除のついてご説明しましょう。

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ノミ駆除方法について

手舐めにゃんこ

昔から「ノミ取り首輪」として一般に売られていることがありましたが、これは薬としては弱くノミが嫌がる程度のものです。首周りには寄生していませんが、下半身に寄生しているだけなので気休め程度です。

またノミ取りシャンプーは大量に体に付けるものなので、猫の安全上強いお薬ではないのです。ですから、これもまたノミを殺す作用まではないのです。ノミが気絶している間に除去するという意味で使うといいでしょう。

アロマ系の虫よけもよく最近目にするようになりましたが、猫にとっては危険なものがあるようです。精油は中毒の危険があるため、使わないようにしましょう。

見付けると潰して殺してしまいたくなる気持ちはわかるのですが、ノミはお腹に卵を抱えており、潰す事でノミの卵をまき散らしてしまう事になるのです。乾いている状態であればガムテープに張り付けて駆除しましょう。

物理的にノミを除去する事になるのでシャンプー自体の効果はあります。ただお風呂嫌いの猫にとっては難しい事です。先ほどお話しした貧血を起こした猫ですが、初めの治療の時は病院でもシャンプーが出来たのですが、体調が良くなって来たらお風呂嫌いで一切入れられないと飼い主さんがおっしゃっていたのが印象的な出来事です。

ノミ取り時のシャンプーの仕方

まず首周りにシャンプーを付けてノミを顔に逃げないようにします。お湯を張ったタライに猫ちゃんを足元から入れていきます。下から逃げてきたノミを首周りで待ちぶせて、ノミ取りクシで取って溺れさせます。ノミが気絶しないとまた戻って来てしまうので、別にシャンプー液を入れた水を用意してそこに入れると良いと思います。先ほどお話ししたガムテープを使った駆除ですが、シャンプー時はノミがガムテープに張り付かず、逃げてしまうのでガムテープで駆除は出来ないです。

駆除薬

リードのチャトラ

ちょうど筆者が動物病院に勤めていた時に、今は当たり前となった首の後ろに垂らす駆除薬のスプレータイプが発売になったのです。これが発売される前は駆除はシャンプーが基本で、ブローしている時に取り切れなかった気絶していたノミが復活して飛んで行ってしまうことがあったのです。ノミがいる猫の後は掃除機をしっかりかけるなどしても生き残っていて、移ってしまうトラブルが絶えなかったのです。

そこにスプレータイプのみでしたが、100パーセント駆除出来る薬が出た事は本当に革命的だった事を鮮明に覚えております。しかも副作用が少なくアルコールの揮発さえ気をつければ良いという利点があります。使いがっての良いスポットタイプが出てからは定番になって、トリミングに来る猫だけではなく、お泊りの猫にも予防として使っていただいたのです。ノミ駆除には私の経験上、一番これがおすすめです。

注意点

動物病院で販売しているスポットタイプとスプレータイプのノミ駆除薬の使い方をご説明しましょう。

ノミ成虫だけの駆除のスポットタイプは生後8週目以降であれば、子猫にも安全にお使いいただけます。ノミの卵と幼虫、また成虫に効くスポットタイプは生後12目以降になればお使いいただけます。またスプレータイプでしたら生後2日から使用できます。

まず、スプレーとスポットの共通の注意点をご説明しましょう。

スプレーもスポットもアルコールが揮発しますので、火気厳禁であることと換気をしながら行うことです。また使用してすぐに狭いケージなどにいれるとアルコール中毒症状を起こしてしまうので避けましょう。乾くまでの間は触らず、自然乾燥させます。ドライヤーは火を噴きますので、大変危険ですので絶対使わないようにしましょう。使用後、少なくても30分は火気又は熱源に近づけない事も忘れずにしましょう。

また目や口および粘膜には使用しないことです。それと猫は毛つくろいをして舐めようとするのでエリザベスカラーを使用するなどしましょう。

使い方

スプレータイプの使い方は体重換算で「何回スプレーする」という使い方になります。例えば250ミリリットル入りボトルの場合、短毛種であれば体重1キログラムあたり2回ですので3キログラムの猫であれば6回スプレーする事になります。長毛の場合は体重1キロあたり4回ですので3キログラムの猫ちゃんであれば12回スプレーする事になります。

やり方はスプレーを真っ直ぐ持ち、猫の体から10~20センチ離して、毛を逆立てるようにして毛の付け根に向けてスプレーしましょう。この時、スプレーを必ず押し切って回数を数えます。

スポットタイプの使用方法は肩甲骨の間に毛を分けて皮膚にお薬垂らすだけです。肩甲骨の間は猫の口も届かない場所なので安心です。

使用後、48時間でノミは駆除されて、その効果は一か月続きます。ですから、例えばお部屋に潜んでいたノミもこのお薬を使っていることにより、猫に寄生して駆除されるのです。

お薬は投与すると成分が体表上の脂分に溶けて広がり、皮脂腺という皮脂を分泌する袋に蓄えられ、そこから徐々に皮脂と共に皮膚や被毛上に放出されるのです。このことにより、長時間の効果の持続とシャンプーや雨などの影響を受けないのです。シャンプーされる場合は使用前、または使用した48時間後以降に行いましょう。

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まとめ

顎なでロシアン

ご紹介した駆除薬は動物病院で扱っている物ですので、獣医さんによくご相談されて使用ましょう。月齢さえ過ぎていれば、スポットタイプが断然おすすめです。

余談ですが、動物病院勤務時代に獣医さんのすすめで、寄生虫博士と有名な先生の本にトリマー、動物看護師仲間でハマった事がありました。サナダムシをご自身のお腹で名前を付けて飼われるなどする方で、寄生虫に対する愛が溢れる内容です。

笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記

ご興味を持った方はぜひご一読してみてくださいね。

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