猫が餌を食べなくて元気がない理由とは?病気、フード、ストレス等について。

食事は健康を維持するために必要不可欠です。しかし与えたフードが容器にずっと残ったまま、猫が食べてくれない…なんていうことはありませんか?

人間にも食欲が落ちる時があるように、猫もいろいろな理由によってフードを食べないことがあります。もちろんフードを食べなければどんどん痩せてしまいますので、飼い主は心配になってしまいますよね。

そこで今回は、どうして猫がフードを食べないのか、について探っていきたいと思います。「最近愛猫がフードを残すようになった」「まったく食べてくれない」といった心当たりのある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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どのくらい食べなかったら危険?

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猫が丸1週間何も食べていないという声を聞いたことがありますが、だいたい丸1日食べずにいたら何かしらの異常を疑った方が良いです。

とりあえず様子を見てみようと放置している間に、病気が進行している場合があります。少しでもおかしいと感じたら動物病院に相談してみましょう。

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猫が食べない理由

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猫がフードを食べない理由としては以下のような原因が考えられます。

  • 病気による食欲不振
  • フードの問題
  • 加齢による食欲減退
  • 季節による変化
  • ストレス 
  • その他

猫が食べないといっても、小食なのか完全に食べないかで状況は変わってきます。またいつから食べなくなった、などの情報も重要になりますので、しっかり愛猫の状態を確認しておきましょう。

次に食べない原因について、詳しくみていきます。

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病気による食欲不振

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食欲がないだけでなく、なんとなく元気がなかったり、いつもと様子が違うなと感じたら何かしらの病気が関わっている可能性があります。

症状として食欲不振が見られる病気を以下にまとめました。

感染症

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症
  • 猫伝染性腹膜炎 

さまざまなウイルスに起因して起こる感染症は、食欲不振を伴うことが多いです。猫風邪と呼ばれる感染症は鼻づまりが起こし、嗅覚が反応せずフードを食べないこともあります。

また感染力が強いので、多頭飼いをしている家庭では注意しなければなりません。飼っている猫すべて食欲がない場合、こうしたウイルスに集団感染している可能性が考えられます。感染症はワクチン接種で予防できますし、発症したとしても症状を軽減できることがあります。

多頭飼いをしているのであれば、病気を未然に防ぐ対策が重要になります。

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口の病気

  • 口内炎
  • 舌炎
  • 歯根腫瘍
  • 歯根吸収

口内に異常がみられ、フードを食べられないということが起こります。特に口内炎は口腔粘膜や舌、歯肉など口内全体に炎症が広がっていることが多く、知覚過敏や痛みから食欲不振に陥り、どんどん痩せてしまいます。

人間の口内炎は放っておけば治ることもありますが、猫の場合は口腔内を清潔に保つことが難しいので、自然に治るだろうという考えは当てはまりません。

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消化器の病気

  • 胃捻転
  • 胃腸炎
  • 毛球症
  • 腸閉塞
  • 腸重積
  • 巨大結腸症
  • 肝硬変
  • 肝炎
  • 肝脂肪
  • 膵炎

消化器に関する箇所だけを見ても、食欲不振を引き起こす疾患はたくさんあることがわかりますね。またこれらの病気にかかっている場合は、食欲不振以外の症状も現れているはずです。飼い主が見た目と症状で病気を特定するのは困難ですので、早めに動物病院に相談するようにしましょう。

飼い主が予防できる病気としては「毛球症」があります。これは毛づくろいによって飲み込んでしまった毛が、胃の中で大きな塊となってしまう状態です。とくに長毛種に多くみられます。

飼い主が積極的にグルーミングを行ったり、毛玉対策のフードを与えたりすることで、回避できる場合もあります。

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泌尿器の病気

  • 腎不全
  • 腎炎 

腎不全には急性と慢性があり、どちらも症状として食欲不振や吐き気、下痢を示します。

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内分泌系の病気

  • 糖尿病

 糖尿病になると多食になるという症状がみられますが、猫の場合は逆に食欲が減少していく個体もいます。

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寄生虫

回虫や原虫といった外部寄生虫が体内に寄生することで、食欲不振を引き起こします。

外部寄生虫はネズミやカエルなどの動物を捕食、または虫卵を含んだ便から感染します。完全室内飼育している猫ではあまり見られませんが、外と中を自由に出入りしている猫は要注意です。

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その他

  • 熱中症

夏の暑い時期、とくに気をつけたいのが熱中症ですね。人間でも死亡してしまうことがある怖い病気です。

熱中症になると体温が上がり、口呼吸をするようになります。短頭種や肥満傾向にある猫、また子猫や高齢猫は熱中症になりやすいため、夏場に家で留守番をさせている場合はエアコンを入れっぱなしにしたり、水飲み容器を増やしたりして、熱中症対策を行ってください。

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フードの問題

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猫に与えているフードに原因があって、食事を受け付けない状態です。健康だが完食はせず、容器にフードが残っている場合はフードの問題を疑いましょう。

新しいフードに切り替えた

「新しいフードに変えたら食べなくなった」との声が多く聞かれます。その場合、ほとんどがフードを一気に新しい物に切り替えたことが原因になります。

猫は目新しいものを避けることがあるので、これまで与えていたものとまったく違うものが出てきた場合、デリケートな性格を持った猫だと警戒心から食べないという状態になりやすいのです。

フードを切り替えるときには、これまで与えていたフードに少量ずつ混ぜ、1~2週間ほどかけて切り替えていくようにしてください。これは新しいフードに変えた時に起こりやすい下痢や嘔吐の予防にもなります。

フードを食べ飽きてしまった

同じフードをずっと与え続けていると、途端に飽きて食べなくなるということが見られます。猫は「またこれか…」とうんざりしているのでしょうか。これは猫だけではなく、他の動物にもみられる現象です。

これを回避するにはフードローテーションといって、日替わりでフードを変える方法があります。いくつかのフードを調達しなければならないので、複数の猫を飼育している家庭では難しいかもしれませんが、余裕があれば試してみてください。

好みの味じゃない

猫にもそれぞれ匂いや舌触り、味の好みがあります。後天的なものなので、生まれつき好き嫌いが激しい猫はいません。

子猫の時から同じものを与え続けていると、将来フードを変えたりおやつを与えたりするときに、食べないといったことが起こります。

幼い頃からいろいろな味を与えるようにしていれば、成猫になってからも偏食しないことが多いです。

現在は食いつきの良さをあげるため、良質な食材を使ったフードも販売されています。ただし、食欲増進するための香りづけや着色で使われる添加物は、体に良くないとされていますので、フード選びは慎重に行ってくださいね。

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その他の原因

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加齢による食欲減退

加齢になると消化機能や運動能力が低下してくるので、若い頃と比べてエネルギーを必要とせず、食欲が落ちる状態がみられます。これは人も同じですね。また、加齢に伴いさまざまな疾患にかかりやすくなるため、それらが食欲に影響しているとも考えられます。

とくに食べ物を取り入れる口ですが、歯や歯肉が衰えると食事が困難になります。また味覚や嗅覚が鈍くなっていくので、やはり食事は取りにくくなるでしょう。

加齢によって体重が減るのは自然なことですが、動物病院での定期的な健康診断は欠かせません。加えて、少量でも十分なエネルギーが確保できる高齢猫にあったフードに変えていくなどの調整が必要です。

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季節による変化

人間も夏は暑さで食欲が落ちますが、猫も季節的な影響を受けることがあります。

とくに猫は夏場に食欲が落ち、冬の寒い時期にエネルギーを必要とするため過食になる傾向があります。暑くても時々フードを食べているなら問題はありませんが、水分を補うためにウェットフードを混ぜて与えても良いかもしれません。

また発情期を迎えた猫は、食欲がなくなることが多いです。これは不妊・去勢手術を行うことで軽減できます。

精神的な問題(ストレス)

猫は環境の変化にとっても弱く、ストレスを受けやすい動物です。環境の変化、フードの変化、新入り猫がやってきたなどなど、さまざまなストレスが原因となって体調不良を起こします。

特に多いのが新しく猫を迎え入れた時や、家族が増えた時、これまで自分を1番に構ってくれていた飼い主の関心が他へ向けられていると気づくと、途端に落ち込んでフードを食べなくなることがあります。

他にも新しい家庭にもらわれていった猫は、与えられたフードに口をつけず、ケージの隅で丸くなっていることがあります。まだ新しい環境に慣れていないせいで、警戒心を保っている状態です。

その場合は無理に食べさせようとせずに、猫が自発的に食べ始めるのをじっくりと待ってあげてください。また、猫が安心して過ごせるような場所を作り、そこにフードを置いてあげるのも良いでしょう。

また、フードを食べている途中に怖い思いをしたり、痛みを感じたりした過去があると、猫はその嫌な記憶を思い出して、フードを食べなくなることがあります。このフードを食べたら嫌なことがある!と覚えているのです。もしそれが原因であれば、容器や置き場、フードを変えるなどして様子を見てみましょう。

猫は人間が思うよりずっと繊細な生き物だということを忘れずにいたいですね。

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見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

食い負け

多頭飼いをしている家庭で、フードの容器をケージごとにわけていない場合、他の猫に食べられてしまうことがあります。力関係で弱い位置にいる猫は、他の猫との争いを避けようとして、フードを食べることを諦めてしまうのです。

その諦めの精神がフードへの関心を減退させ、他の猫が食べている横で無関心な顔をしていたりします。

あまり多く見られるケースではありませんが、多頭飼いをしている家では全部の猫がきちんと十分な食事をとれるように管理する必要があります。

給餌量が多い

フードのパッケージに給餌量の記載があるものの、「だいたいこれくらいかな」と適当にフードを与えている人がいます。

子猫は1日3回、成猫は1日2回のフードを与えるのが基本ですが、容器いっぱいに盛り付けて1日分としている家もあります。しかしこれでは猫が必要としている量よりもずっと多く与えてしまうことになるので、結果的に残ることになります。

衛生上の観点から見ても、フードは与えた分を食べきるのが良いです。特にウェットフードはドライフードに比べて痛みやすく、夏場などはすぐに腐ってしまいます。猫の年齢に合った給餌量をきちんと与え、猫の健康につなげていきましょう。

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 まとめ

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猫が食べない理由には多くの原因が考えられます。

食欲不振以外に何か不調が見られる場合は病気を疑い、元気はあってもフードを残すようであれば、病気以外の理由を探ってみてください。

猫はもともと食欲にムラがあり、食べたり食べなかったりといった光景がしばしばみられる生き物です。そのため食べないからといって、すぐに病気と関連付ける人は少ないように思います。

いつからフードを食べていないのか、時間を確認して、あまりに長引くようだったら動物病院へ連れて行きましょう。

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