猫の便秘がよく分かる!原因、病気、治療、改善のまとめ

猫に限らず、便には沢山の情報が含まれています。

便の状態を確認することは、猫の健康状態をチェックすることでもあるのです。

通常、猫の便は茶褐色や黄褐色で、量は食べ物によって変わります。

1日に1、2回ほど便をしますが、いつまで経っても便をしないという場合には要注意です。

では、猫の便秘にはどんな原因が考えられるのでしょうか?

この記事では猫の便秘についてわかりやすくお伝えしていきます。

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猫は便秘になりやすい

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猫は水分の摂取量が少なく、便が硬くなりがちです。

水分量の少ないドライフードを主食していて、飲み水を飲む回数が少ない猫は特に便秘になりやすくなります。

また腎臓病を患っている猫は脱水による便秘になったり、運動不足が引き金になったりすることもあります。

そのため、毎日必ず便をしているかどうか確認しなければなりません。

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便秘の目安

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猫の状態や日数にもよりますが、1~2日の便秘だったらしばらく様子見で構いません。高齢猫は2日ほど排便をしないことがありますし、健康な猫であっても時々便秘になることがあるからです。

3日以上続くようなら、獣医師に診てもらいましょう。

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便秘の原因

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便秘の原因は、精神的なものか、病気によるものかにわけられます。

具体的な見極め方は下記のとおりです。

精神的な理由

まず精神的な理由としては、トイレが汚れていて排泄ができないという点です。猫はキレイ好きな動物なので汚れているトイレでは排泄をしないことがあります。特に複数の猫を飼育しているのにトイレの数が足りていない場合、猫は排泄ができず困っているかもしれません。

また飼い主が気づいていないだけで、他の場所で便をしている可能性もあります。

トイレが汚れていたら掃除をして、猫が排泄をするかどうか確認してください。

その他の理由としては、ストレスや不安、恐れなどが考えられます。

例として以下のような話があります。

毎回トイレをした後、肛門周りと手足を除菌シートでふき取っていたところ、猫が嫌がって暴れたそうです。それでもかまわずトイレ後のふき取りを続けていたら、猫が便をしなくなったというのです。

おそらく排便後に除菌シートで拭かれることを覚え、排便したら嫌なことがあると学習してしまったのだと思います。

猫という本来自由気ままな動物を、飼い主の生活に合わせることは猫にとって苦痛を与えかねません。そういったストレスや恐怖心が積み重なって、身体的な異常を引き起こすことは多々あります。

猫が安心してトイレを行えるような環境を作ってあげることが、精神的不安を取り除く手立てです。

以下の記事も参考にしてください。

見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

 病気によるもの

毎日トイレ掃除をしていれば、便をしているかしていないかは一目瞭然だとは思いますが、どのタイミングで便秘だと判断するのかわからない方も多いと思います。

まず丸一日排便をしていない場合、猫がトイレに行くかどうかを見てください。

トイレに行って排便ポーズを取るけれど、便が出てこない場合は便秘と考えて良いでしょう。

その際、同時にチェックすることがあります。

  • 嘔吐
  • 体重減少
  • 元気消失

これらの症状を伴っていた場合、動物病院に伝える必要があるのでしっかりチェックしておきましょう。

それでは便秘を引き起こす病気とは、主にどんなものがあげられるでしょうか?

以下の記事も参考にしてください。

猫が餌を食べなくて元気がない理由とは?病気、フード、ストレス等について。

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 便秘になる病気とは?

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腸閉塞

腸管が反転して重なってしまう腸重積(ちょうじゅうせき)や、腫瘍、飲み込んだ異物がつかえるなどして、腸に通過障害が起こります。

食欲不振や腹痛なども発生し、早期の治療が必要になります。

巨大結腸症

骨折や腸管内外の異物、腫瘍のために拡大した結腸に便が詰まることで起こります。猫の慢性性便秘の原因として多い病気です。

先天性の場合、生後数週から症状を発生しますが、後天性の場合は成猫から高齢猫に発症します。

排出された少量の便に血液や粘液が混ざることもあります。

症状として、食欲不振、元気消失、脱水、嘔吐などがみられます。

毛球症

毛づくろいによって大量の毛を飲み込み、被毛が腸の中で便を固めてしまうことで、排便ができなくなります。

毛球症になりやすいのは被毛が長毛種です。

飼い主がまめにブラッシングを行ったり、毛球症対策をしているフードを与えることで予防ができます。

以下の記事も参考にしてください。

猫の毛づくろい(グルーミング)する5つの理由と3つの注意点について。

消化器に発生する腫瘍

胃がん、大腸がん、食道がんなど、消化器にできた腫瘍が便秘をもたらすことがあります。

骨折などの外傷

猫は交通事故や高い所から落下することで、骨折や打撲をしてしまうことがあります。そのまま歩き出す猫もいますが、足を引きずっているようなら骨の異常を疑ってください。

骨盤を骨折してしまうと便の通りが悪くなり、便秘になることがあります。

肛門疾患

猫の肛門には肛門腺という分泌器官があり、そこから分泌された液は肛門嚢という場所に蓄積されます。この分泌液が排出されずにいることで、炎症が起こり膿が溜まることを肛門嚢炎といいます。

この病気になると排便時に痛みを感じて、便秘になることがあります。

お尻を床に擦り付けて移動していたら、肛門嚢が溜まっている可能性が高いです。症状を悪化させる前に、溜まった膿を取り除く必要があります。

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便秘の治療、改善法

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便秘の治療は下剤を使用したり便を指で取り除いたりします。

他にも家でできる対策がないか調べてみました。

便秘対策のフードに切り替える

どんなもの選べば良いか迷う時は、フードの原材料を確認してください。なるべく食物繊維を多く含み、消化に良いフードを選ぶことが重要です。

しかし過度な食物繊維の摂取は、便秘の原因になるので要注意です。

また総合栄養食ではなく、猫の目的に合った療法食を選ぶ方法もあります。

消化器をサポートするものや毛球症を予防するものなど、さまざまなタイプがありますので猫の状態を見ながら選んでいきましょう。

またドライフードではなく、水分を多く含んだウェットフードに切り替える手もありますが、脂肪分を多く含んだフードばかりを与えていると肥満になる恐れがあります。

適切なフード選びに迷ったら、獣医師に相談してみると良いでしょう。

 ヨーグルトを与える

人間も腸の調子を整えるためにヨーグルトを食べる時がありますが、猫にも同じ効果を得られることがあります。

与える場合には、果物や砂糖が入っていないプレーンヨーグルトを選び、小さじ1杯をフードに混ぜて与えて様子をみます。

 水飲み容器を清潔に保つ

夏はフードが腐りやすくなったり、カビが生えたりと、衛生的で十分な配慮が必要になる時期です。

ただでさえ水を飲むことが少ない猫なのに、飲み水が汚れていたらさらに飲む気が失せてしまいます。

水は毎日取り換えるようにし、容器もきれいに洗ってください。それにより猫の飲水量が増え、便秘の予防に繋がります。

 運動不足を解消する

高齢猫は2日くらい便を出さないことがある、と上記にも書きましたが、運動不足によって便秘がちになるケースがあります。

加齢に伴い、若い頃と比べて運動量が落ちるのは当然ですが、あまりに運動が足りない場合は肥満にも繋がります。

便秘や肥満を予防するためにも、日頃から運動をさせることが大切です。

猫は上下運動を好みますので、キャットウォークやキャットタワーを設置するなど、運動しやすい環境を整えてあげましょう。もちろん飼い主がオモチャを使って遊んであげるのも大事です。

 ストレスを与えない

精神的な理由で排便をしない猫は、人間がストレスを取り除いてあげなければなりません。

猫の排便前後に嫌がることをしていないか、トイレは清潔か、落ち着ける場所にトイレが設置してあるか、など細かく状況を確認して、猫が快適にトイレを使えるようにしてあげてください。

 マッサージをする

猫の腹部を優しくマッサージすることで、排便を促すものです。しかし体をいじくりまわれることを苦手とする子も多いです。

スキンシップを好む猫であれば問題ないかもしれませんが、嫌がるようなら止めましょう。マッサージは他にも全身のこりをほぐし、不安やストレスを取り払う効果があるとされています。

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まとめ

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猫の便秘についてお伝えしてきましたが、ここで今一度原因をおさらいしてみようと思います。

  • 環境的、精神的な原因…運動不足、トイレの汚れ、トラウマ
  • 摂取内容…食物繊維の不足、毛を飲み込むなど
  • 結腸の狭窄…異物や腫瘍による圧迫、
  • 骨盤骨折その他…肛門の疾患

便秘になりやすいと言われているのは、これだけ多くの原因があったからなのですね。

便秘にならないよう気をつけるのは当然ですが、何かしらの病気が関わっている場合には早期発見が重要になります。そのため、日頃から排便回数と便の状態を確認して、いち早く猫の変化に気づけるようにしておきましょう。

便は健康のバロメーターです。そして猫が健康的に暮らしていけるかどうかは飼い主次第です。

愛猫のための配慮を常に心がけていきたいですね。

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