誰でもよく分かる!猫の去勢の費用、時期、メリット、デメリット!

去勢と聞いて、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

猫にとっての去勢は、オス猫が子供を作らないようにするため、手術をすることです。

昔は「猫は自然体であるべきだ」「去勢をするのはかわいそう」という声が多く聞かれましたが、猫を飼う人が増え、動物愛護の普及が進んで行く中で、猫の不妊・去勢は当たり前の考えになってきています。

この記事では、猫にとって何故去勢が必要なのかを改めて確認し、去勢をした後にどんなメリットがあるのかをお伝えしていきたいと思います。

猫を去勢しようとお考えの方は、目を通してみてくださいね。

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猫の繁殖能力

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猫はあっという間に大人になります。

産まれてから約5か月ほどで妊娠が可能になり、気づいたらお腹が膨れている…なんてことも在り得ます。

特に外飼いをして自由にさせている猫は、飼い主の目の届かないところを行き来しているわけですから、その間にオス猫と出会ってもおかしくはありません。

発情兆候は、生後5か月~6か月くらいから見られるようになります。

行動としては、

オス猫の場合

  • 部屋の家具や壁に尿をかける「尿スプレー」

メス猫の場合

  • 甲高い声で鳴く
  • 体をすりつけてくる
  • お腹を見せてくねくねと動く

などが見られます。

猫は交尾排卵動物といって、交尾をした時に排卵する動物なので、メス猫は100%妊娠します。発情期は年に数回、妊娠期間は約63日です。そして1回の出産で産まれる子猫は4~6匹と…放っておけばどんどん増えてしまうのは明らかです。

以上を踏まえて、猫を繁殖させる目的がなければ不妊・去勢はするべきだと考えます。

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去勢をしないとどうなる?

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「うちは室内飼いだし、よその猫と会う機会もないだろうから去勢はしない」

という考えを持つ方は多いのではないでしょうか?

確かに未去勢のオス猫を飼っていても、何の問題もないという家もあります。その反面、オス猫の行動に頭を悩ませている方がいるのも事実です。

それでは去勢をしないでいると、どんな問題が生じるのでしょうか?

順に見て行きましょう。

スプレー行動

発情兆候として前述したスプレー行動、一般的には「尿スプレー」と呼ばれています。その名の通り、あちこちに自分の尿を飛ばしていく行為です。

これはイタズラではなく、特定の場所に自分の匂いを残し、なわばりを示すためのマーキングです。家の家具やカーテンなど、あちこちに尿をかけて回るので飼い主さんの悩みとして、多く聞かれる問題の1つです。

しかも尿といっても、通常の尿とは違い、自分のなわばりを示すことが目的になるため、独特の強い臭いを放ちます。それも広範囲にわたってです。

このマーキングは猫の習性なので、しつけで止めさせることはできません。

オス同士のケンカ

もし家で未去勢のオス猫を複数飼っていた場合、発情の時期になるとメスを取りあってケンカをするかもしれません。

これは経験談ですが、夜中に家の傍から「ウ~ッ」と威嚇するような猫の唸り声が聞こえてきたことがありました。

あまりに唸り声が止まないので、こっそり様子を見に行ったらオス猫が2匹で睨み合っていたのです。まさに一触即発。

下手に手を出すとこちらが怪我をする可能性もあるので、その場からそっと立ち去りましたが、2匹の唸り声はいつまでも止まず、近所中に響いていました。

このように、オス同士のケンカはとても激しいのです。外飼いしている方は、家に帰って来た猫が傷だらけになっていたなんてこともあります。

こういった外傷から感染する病気もありますし、程度によっては大怪我になりかねません。「ただのケンカでしょ」と甘く見ず、オス猫同士のケンカには十分注意してください。

以下の記事も参考にしてください。

猫がマウンティング行動をするのはなぜ?やめさせるべき?飼い主さんに伝えたい対策法とは!

 外へ出て行きたがる

室内で飼っているオス猫は、発情がきたメス猫の匂いを嗅いだり、激しい鳴き声を聞いたりすると、いてもたってもいられなくなってしまいます。

メス猫の元へ行こうとドアや窓の前に立って、「ここから出してー!」と鳴き続けるかもしれません。

だからといって出すわけにはいきませんが、そのような状態が長く続くのは猫にとってもストレスになってしまいます。

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去勢のメリット

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それでは去勢をした後、オス猫はどのように変化をするのでしょうか。

去勢をしたオス猫は尿スプレーをしなくなります。たまにしてしまう猫もいるようですが、回数はかなり減るはずです。それに伴って、オス猫特有の尿の臭いも気にならなくなります。

オス猫同士の激しい争いはなくなり、むやみに外へ出て行きたがることもなくなるでしょう。

またストレスの軽減にも繋がって精神的に安定します。そのため性格がおとなしくなるといった効果もあるようです。

さらに前立腺肥大症という病気も防ぐことができます。

以下の記事も参考にしてください。

見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

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去勢のタイミング

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去勢をするタイミングは発情がくる前に行うのがベストとされています。

メス:生後6~8か月

オス:生後4~7か月

とくにオス猫は早くから去勢を行えば、マーキングを予防できます。

まれにいつまで経っても発情サインが見られない個体もいるようですが、おそくとも1歳になるまでに発情がくると思ってください。

また身体的に十分育った10か月頃に手術を薦める方もいますので、かかりつけの獣医さんとよく相談してから決めましょう。

どんな手術をするの?

去勢手術は、全身麻酔をかけてから睾丸を摘出します。

手術はさほど難しくなく短時間で終わるので、日帰りで帰れる場合もあります。病院によって入院させることもありますが、それぞれ入院日数や検査などが異なるため、しっかり確認してから行ってください。

どれくらい費用がかかるの?

今はペット保険がありますが、犬や猫などの治療費は高額になりがちです。去勢をしたいけれど、手術代がいくらかかるのか…と、気になる方は多いと思います。

値段は動物病院によって違いますが、目安として1万5千円~3万円前後と考えておきましょう。

ちなみにメスの不妊手術は2万円~5万円前後と、オス猫に比べると高めです。そのため、飼う猫はオス!と決めている方もいます。

 助成金制度ってなに?

自治体によって、飼い猫の不妊・去勢手術を助成しているところがあります。これは助成金制度といって、手術費用の一部を行政が負担することです。

例えば東京都の練馬区ではオス猫1500円、メス猫3000円が実際に使った手術費用から差し引かれます。しかし助成金には限りがあり、既に限度に達していれば助成は受けられませんのでご注意ください。

そのほか、保健所などに収容される猫たちを減らすため、飼い主のいない猫(野良猫)を限定とした助成を行っている自治体もあります。主に野良猫の保護活動をしている市民ボランティアの方たちが活用しています。

野良猫の不妊・去勢に努めることで、結果的に殺処分を減らすことができるからです。調べてみると助成金のほとんどが、飼い主のいない猫を対象としているので、飼い猫の助成は対応していない自治体が多いかもしれません。

助成額や対象はばらつきがあるので、気になった方はお住まいの自治体に問い合わせてみてください。

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去勢後に注意すること

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去勢のメリットがあれば、デメリットもあります。

去勢後に1番注意しなければならないのは、猫が太りやすくなることです。

理由として、ホルモンバランスが変わることで代謝が落ち、肥満になってしまうのだそうです。そのため、手術前と同じ食事、量を上げているとどんどん肥満体型になっていくかもしれません。

「太っている方が丸くてかわいい!」と呑気なことは言っていられません。

肥満は病気のリスクを上げてしまいますので、見た目や体重をまめにチェックするようにしてください。もし増えていくようであれば食事の量を見直したり、別のフードに切り替えたりする必要があります。

肥満の猫用に作られたフードもありますので、猫の状態にあった食事を与えるようにしましょう。

またホルモンバランスが崩れることで脱毛する例もあるようですが、本当にまれなケースですので、そこまで心配する必要はありません。

以下の記事も参考にしてください。

猫のダイエットを成功させる3つの方法と3つの注意点!

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まとめ

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飼い主のいない猫の譲渡制度を行っている自治体では、ほとんどが譲渡の条件に「不妊・去勢を行うこと」をあげています。

道徳的な考え方をすれば、本来繁殖をするのが自然な動物に去勢手術を行うことが、完全に正しいことだとは言えないのかもしれません。

ただ保健所には毎年多くの犬・猫が保護収容され、殺処分されています。その中の殆どがまだ幼い子猫なのです。元々繁殖力の高い猫を野放しにし、餌やりだけを続けた結果だと思います。

ボランティアの方たちや、飼い主側の意識が改善されたこともあり、殺処分数は年々減少傾向にあります。その背景には猫たちの不妊・去勢が大きく関わっていることを知っていただけたらと思います。

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