突然の愛猫の血尿!飼い主さんに知ってほしい6つの原因と予防策について。

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猫がトイレでおしっこをした跡に、赤いものや、ピンク色のしみを見つけたら、びっくりしますね!まずは血尿を疑って、すぐに動物病院に連れていきましょう!

愛猫の様子はどうですか?元気がないですか?トイレへ頻繁に行って踏ん張っていますか?痛がっている様子はないですか?

ここでは猫の血尿について、いくつか考えられる症状と原因、予防策を紹介してみます。

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まず落ち着いてチェックを

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血尿が出たということは、猫の身体に異常なことが起きているので、とにかく動物病院に連れていくことを前提に考えましょう。

慌てる気持ちはわかります、まずは5分だけ落ち着いてください。

おしっこの色を改めて確認し、猫の最近の様子を思い出しましょう。

おしっこの色

トイレの材質によっては見づらい場合もありますが、もう一度よく観察してください。色は、尿にはっきりとした赤が混じっているときもあれば、尿自体が通常よりも明らかに濃い色、薄いピンク色などのときもあります。

明らかにいつもと違う、と思ったら、明るい場所でデジカメやスマホで写真を撮りましょう。撮った写真は、症状の報告のために、動物病院で獣医師さんに見てもらいましょう。

もし実際の尿の採取が可能なら、きれいな容器に入れて持参してみましょう。ただし無理はせずに。

うんちの細菌が原因の場合もありますので、うんちもあれば採取してみましょう。

猫の様子

最近の様子を思い出しましょう。

そういえば何となく元気がなかったような気がする、とか、ここ2,3日は餌を残していた、とか、気になったことはなんでもメモで書き留めてみましょう。

そして、いまの状態をしっかり把握しましょう。

トイレに出たり入ったりしていますか?普段は聞いたことのない声で鳴いていませんか?トイレ以外のところで粗相をしていませんか?撫でると嫌がりませんか?部屋の隅や箱の中で元気なくぐったりしていませんか?

気がついたことはなんでも紙に書き出しましょう。スマホのメモ帳に入力するのでもいいです。

獣医師さんにとって、飼い主さんからの話は、病気の原因を突き止めるための大きな情報になります。

血尿になった猫は、ときには非常に重篤な症状が隠れている場合もあります。

愛猫の命を救うのは、他ならぬ飼い主さんです。話したことがヒントになって、早期の治療につながるかもしれません。

記憶に頼ると、案外と大切なことを言い忘れたりします。可能な限り文字に残して獣医師さんに伝えましょう。

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猫の血尿の原因

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猫の血尿の原因のうち代表的なものを、いくつか見ていきましょう。

尿石症

緊急性があり、命の危険が及ぶ場合もあります。

いわゆる尿結石ができる病気です。

結石が膀胱の中にあるときは、血尿や頻尿といった症状が出ます。排尿するときに痛みを感じるので、大きく異常な声、何かを訴えるような声で鳴き、背中を丸めるなどの姿勢を取ります。

結石が尿道をふさいでしまうと、しきりに排尿姿勢を取るにもかかわらず、尿がまったく出なくなります。すると膀胱に尿が溜まってお腹が膨張してきます。この時点になったら緊急に治療をしないと腎不全、尿毒症を引き起こし、やがて命を落とします。

若いオスが多く発症する一方、高齢猫にはあまりみられません。

オスは尿道が細長く、特におちんちんの中では極めて細くなっていることが、尿石症になりやすい理由と関係しているようです。

ただしメスでも発症することがあるので、当然に注意は必要です。

尿石症の発生原因は

・水を飲む量が少なくなって尿が濃くなる

・餌の成分

・細菌の感染

などが挙げられます。

ですから予防としては

・新鮮な水をいつでも飲めるように用意しておく

・市販のミネラルウォーターは与えない(ミネラルは結石の原因になる)

・餌を尿結石症予防のもの(低マグネシウム)に変える

・塩分の過剰摂取を防ぐために、人の食べ物を与えない

・完全屋内飼いにし、猫の周辺を清潔にするよう心掛ける

ことが大切です。

動物病院で定期健康診断を受ける際に、尿検査をしてもらうことも有効でしょう。

餌については獣医師さんと相談してみると良いです。餌を変えたりサプリメントが必要な状態なら教えてもらえます。

ちなみに筆者が以前飼っていたメス猫も、若い頃に尿石症にかかり治療を受けました。安価なドライフードを与えていたのですが、その成分に原因があったようです。治療を受けてからは獣医師さんの指示で食事療法餌に切り替え、その後は再発することはありませんでした。

膀胱炎

尿石症と同様に、排尿障害を伴います。水を飲む量や回数が増えたり、尿の濁りや血尿、頻尿などの症状が現れます。

尿石症と区別せず、猫下部尿路疾患として総称することもあります。

原因は

・細菌の感染(特にうんち由来の細菌)

・尿石(膀胱の内側を傷つける)

・肥満

・ストレス

などのさまざまな要因が、複合的に絡みます。はっきりとした原因が特定できない場合も多いのが特徴です。

予防としては、尿石を防ぐため、尿石症の予防と同様の対策が必要です。

そのほか

・肥満やストレスにならないよう、猫が落ち着いて暮らせる環境をつくる

ことも大切です。多頭飼いなどもストレスの原因になりますので、1頭で過ごせる場所を確保するなど、普段からの配慮が必要です。

筆者は3年前まで3頭を飼っていましたが、最年長の1頭が膀胱炎を発症しました。獣医師さんに診察してもらっても原因がわからず、何度か通院しているうちに自然治癒する、というのを2回繰り返しました。いま考えると神経質な性格だったので、多頭飼いのストレスがあったのかな、少し配慮が足りなかったかもしれないな、と思い返しては後悔しています。

事故によるケガ

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外に自由に出入りできる猫の場合、思わぬ事故に遭うことがあります。

また屋内でも、誤って高い所から落下したり、大きな重いものが倒れて下敷きになるなどの事故に遭う場合もあります。

事故により、泌尿器管の内臓が傷ついたことが原因で血尿が出ているとしたら、一刻を争う事態です。すぐに動物病院で診察・治療を受けてください。

予防としては

・完全屋内飼いにする

・屋内でも事故に遭わないよう、普段から危険そうな場所をチェックする

など、普段からの心掛けが必要でしょう。

タマネギを食べてしまった

よく知られたことですが、タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクは猫に絶対与えてはいけません!アリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を破壊し、猫が急性の貧血や血尿を発症することがあります。

発症までには1日から数日の時間がかかります。

人の食べ物、たとえばハンバーグやコロッケなどをうっかり与えると、中に入っているタマネギが原因で中毒症状を起こしてしまうケースがあります。

原因となる成分は、加熱しても解毒されません。

症状としては、貧血によるふらつきや血尿のほか、下痢、嘔吐などがあります。

中毒を起こす量には個体差があり、大量に食べても平気な猫もいる一方で、飼い主さんがタマネギを切った手をなめただけで中毒症状を起こす仔もいるそうです。

もしタマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクを含む食べ物をうっかり与えてしまったときは、中毒症状が現れていなくても、すぐに動物病院に連れて行ってください。

予防としてはもちろん

・人の食べ物を与えない

ほか、細かいことですが

・タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクを扱った手で猫を触らない

といった配慮も必要でしょう。

熱中症

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猫の熱中症も最近ではよく知られていますね。人間と同じで、体内の熱を放出するのが間に合わなくなることで起こります。

夏に暑い部屋で留守番をさせたときや、キャリーに入れて車内に放置してしまったときなど、飼い主さんのうっかりが原因で起こります。愛猫への日頃の注意が必要です。

ふらついて歩く、口を開けて息が荒い、大量によだれをたらす、ぐったりする、耳を触ると熱い、嘔吐、下痢、血尿など、はっきりとおかしい症状がみられたら、すぐに動物病院に連絡して連れて行ってください。

動物病院に連絡したら、湿らせたタオルで身体を包む、保冷材を脇の下や首にあてるなど、指示に従って処置をしてください。

異常には早めに気づくことが大切です。血尿が見られたら、その時点ですでに相当に危険な状態です。

処置が遅れると、意識の混濁、けいれんなどの症状の後、死に至ります。

特に夏場の室内は、短時間でも急激に温度が上昇します。

飼い主さんが外出するときは、

・猫が涼しく過ごせる場所を確保する(30℃以下)

・新鮮な水がいつでも飲める場所を複数用意する

といった配慮をしてください。

肝臓の病気

血尿というほどではないですが、尿の色が濃いオレンジ色になっていることに気づいたら、肝臓病の可能性があります。動物病院で検査を受けてください。

人間と同じで、沈黙の臓器といわれる肝臓は、その機能が失われると元に戻すことができません。

原因には炎症をはじめ、細菌によるもの、肝がん、脂肪肝、肝硬変などさまざまな疾病があります。肥満気味の猫はとくに注意してください。

症状としては、全身に倦怠感などの障害が現れ、元気がなくなり、餌を食べなくなります。

治療は一般的に、薬と食事療法餌による対処療法が主になります。

早期発見が、進行を防ぐことが鍵となります。

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まとめ

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血尿は病気のサインです。発見したら当然慌てると思いますが、まずは落ち着いて尿と愛猫の様子を把握してから、すみやかに動物病院に連絡して連れていきましょう。

人間でも健康診断で尿検査をするように、おしっこには身体の状態を知らせるたくさんの情報が詰まっています。トイレ掃除のときなど、普段から尿の様子を観察するよう心掛けましょう。

血尿が出る病気のうち、主なものは尿石症と膀胱炎です。これらの予防のために、水と食べ物に気をつけ、猫が暮らす環境(特にトイレ)を清潔にし、安心して暮らせる環境をつくるよう配慮しましょう。

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