猫の血便は早期対処が必須です!4つの原因と自宅でのケア、受診時の注意点について

猫は病気や不調を抱えていてもなかなか態度や行動に表さないものです。トイレ掃除をする時は必ず便のチェックをしてあげましょう。便に少量の血液が混ざっている、いつもより色が黒ずんでいる、血液でトイレや寝床が汚れているなどの症状に気がついた時は、実は深刻な病気のサインかも?と考えて上げましょう。もし便に血液が混ざっていたら、すぐに捨ててしまわずに少量を採取する、カメラで写真を撮っておくなどの手順を心掛けておきましょう。この手順を踏むだけでその後の治療がとてもスムーズに進みます。

スポンサーリンク

■血便を伴う病気の数々

cat-2360849_960_720

猫の便に血が混じる症状の原因となる病気には「風邪」のような数日で自然治癒できる病気から、猫エイズと呼ばれる致死率の高い危険な病気まで様々です。残念ながら、目でみるだけでは病気の程度を判断することは出来ないので、血便の症状がある時は動物病院で検便検査を受けてあげましょう。

猫の病気の原因は

〇ストレス

〇寄生虫

〇内臓疾患

〇ウイルス

などを挙げることが出来ます。

症状が軽度の場合であれば、下痢や軟便、粘膜が混じる便で収まり、数日の自然治癒や数日の服薬で完治します。

しかし血液が混入している、血液だけで滴下している場合にはそれなりに症状が深刻であるサインです。

こちらの記事も参照してください。

見逃さないで!猫のストレスの症状とその対処法!

猫の寄生虫、6種類の症状と対処方法について

猫トイレは要チェック

猫は大抵の場合、自分の便をトイレの砂でかくしてしまいます。その為、初期症状で少量の血便を見つけることが難しいという点が難点です。

家族が掃除の傍らで気がつくほどに明確な量の血液が混入しているということ、猫が便を砂で隠さないなどの行動(体調不良が悪化すると、生活習慣が乱れこれまでにできていたことが出来なくなることもあります)がある場合はすぐに対処が必要です。

子猫の血便

生後間もない子猫、ペットショップから購入直後の子猫が血便をする場合、体内に寄生中がいる、極度のストレス状態にあるなどの原因が考えられます。いずれも子猫の命に係わる重大な問題です。血便を一度でも起こした時は、すぐに動物病院を受診しましょう。

食欲不振や嘔吐、発熱を伴っていることもあるので合わせて相談をしましょう。

屋外生活の猫には

成猫で、屋内と屋外とを出入りが自由という生活をしている場合、猫エイズなどウイルス性の病気の感染の可能性が高いと言えます。この場合、一見普段と変わらないように見えていても、症状が急変することもあるので、血便に気がついた時はすぐに病院を受診しましょう。

病気の原因を特定し、症状が感知するまでは、屋外への外出を控えさせ、室内限定生活をさせ、食欲、便の状態をきちんと把握してあげる必要があります。多頭飼いの場合は、症状の出ていない他猫とは隔離し、完治まで過ごさせる必要があります。

日ごろ、トイレは屋外で済ませる習慣の猫の場合、なかなか便の状態の把握が困難で、病気の発見が遅れがちです。そのような生活習慣の猫の場合は年に一度を目安に動物病院で健康診断を受け、病気の早期発見、早期対処に取り組んであげましょう。

こちらの記事も参照してください。

誰でも分かる!猫の多頭飼いの注意点と相性について

スポンサーリンク

■血便をした時の自宅ケア

cat-2245921_960_720

猫が血便をしているときは、動物病院をすぐに受診すること、自宅でも丁寧なケアをしてあげることが大切です。

血便と同時に起こりがちな不調は

〇食欲不振

〇下痢

〇嘔吐

〇元気がない

〇寒がり、震える

などがあります。

食欲不振を伴う時は

食欲不振は単なる気まぐれとの見分けが難しいものですが、血便がある以上は特別な対処が必要になります。

食事の内容は嗜好性が高く、消化吸収しやすい物がよいでしょう。ドライフードをふやかし与えたり、缶詰はすりつぶしてあげても食欲が改善することがあります。

また嘔吐や下痢を伴っている場合、体内の水分量が減少し脱水症状を起こすこともあるので、積極的に水分接取が出来る様工夫が必要です。飲み水の接取量を無理やり増やすことは難しいので、食べ物をふやかす、茹でるなどの方法で含有水分量を増やし、水分摂取につなげてあげましょう。

こちらの記事も参照してください。

猫の下痢には6つの原因があった!対処、改善策について。

猫が餌を食べなくて元気がない理由とは?病気、フード、ストレス等について。

トイレ管理で体調把握を

併せて、トイレにも工夫が必要です。

血便の症状が改善に向かっているのか、それとも悪化しているので、混入している血液の色も確認をしておく必要があります。

その為には、

〇トイレの砂を取り除きトイレシーツをひいておく

〇トイレ砂を白色の物に変える

〇トイレを自動掃除式でないものに変え、都度飼い主が便の状態を確認する

などのケアをしてあげましょう。

血便といっても混ざっている血の色や量によって、体内のどの部分から出血をしているのかを判断することが出来、血液の量の変化によって症状の程度を把握できます。

また、排便直後は鮮血の色をしていても、時間と共に黒ずみを帯びます。排便の直後からすでに黒ずみを帯びた血のこともあり、この違いは出血箇所の特定に大きな意味を持ちます。

動物病院の受診時に口頭で血液の色を説明することは難しいものです。そのような時の為に、便の状態を写真に収めておくという方法もおすすめです。

早期の完治を目指すためには、都度症状の進行を的確に把握し、動物病院と連携を図りましょう。

スポンサーリンク

■血便をした時の動物病院受診時の注意点

cat-2256562_960_720

猫が血便をしていることに気がついた時は

〇すぐに動物病院受診をしましょう

〇血液が混入している便を少量採取し、サランラップで包み(乾燥予防のため)動物病院受診時に持参し、検便検査を受けます。

(便の持参が無い場合、診察時に採便をしたり、検便検査が後日に先送りになることがあります。)

〇食欲、嘔吐後の有無を確認します

(飼い主の目がと解かないような場所で嘔吐していることもあるので、猫の行動範囲をしっかりと確認してあげる必要があります。)

猫は体調不良の場合でも平然とした素振りを見せるものです。一見では症状を読み取ることが難しい動物です。その為、検便など検査は出来る限り早期に行う必要があります。

また、かかりつけ動物病院を決めておくと、体重推移やこれまでの病歴を把握することが出来、治療がスムーズに進みます。

スポンサーリンク

■血便の治療法

german-longhaired-pointer-2094483_960_720

猫が血便をしているとき、大抵は服薬による治療を行います。風邪など軽度な症状であれば、数日~一週間程度の服薬で完治します。ウイルス性の病気の場合は、服薬と併行して点滴などの治療が必要になることもあります。

寄生虫が原因の場合は、虫下しを服用させ、数日で駆除が完了するでしょう。

猫の服薬を家庭で行う場合、薬の臭いを気にしない猫であれば、普段の食事にふりかけそのまま与えることが出来ます。

ただ、大抵の猫は日ごろ嗅ぎなれていない薬剤の臭いが食事からすることに警戒し、食事を拒否してしまいます。一旦薬剤を拒絶してしまうと、その後はなかなか自らたべさせることは難しいでしょう。一見食べているように見えても、上手に薬剤の箇所をよけていることもあるので見過してはいけません。

猫に薬剤を飲ませる方法は

〇水で薬剤を溶かし、シリンジ(スポイト)で口に流し込む

この方法は、大量に勢いよく飲ませてしまうと誤飲の危険性があるので、方法は動物病院で指導を受け行いましょう。

〇錠剤で処方してもらい、喉の奥に押し込み飲み込ませる

猫が抵抗せず、口を開けてくれる場合におすすめです。確実に飲ませることが出来ます。

〇ゼリーや高カロリー栄養剤チューブなどに薬剤を混ぜ込み、口の中に押し込む

などの方法があります。

甘い食べ物でごまかすことが出来、比較的簡単でおすすめの方法です。

あまりに無理強いをしてしまうと、猫が警戒し爪を立てたり、飼い主から逃げ回るようになることもあります。どのような方法が一番スムーズかはそれぞれの猫の性格にもよるので、動物病院でよく相談をし、処方を受けましょう。

スポンサーリンク

■まとめ

animal-760026_960_720

猫は常にマイペースで生活をし、日中はのんびり昼寝をしていることが大半です。一見いつもと変わらない生活に見えていても、実は体調不良からじっとしているだけという事もあります。

便は健康のバロメーターです。不調のサインは様々な形で便に現れています。便の状態の変化は見逃さないように、掃除の時に都度確認をしてあげましょう。気になる症状や変化がある時は、少量を採取し動物病院で検便検査を受けて上げましょう。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です