猫が人になつく理由はあるの?なつきやすい年齢と9つ方法について!

足元にまとわりついて体をこすり付けてきたり、膝に乗ってきたり、「なでてっ」とドテンと横になってみたり…。なついた猫が甘えてくる行動としぐさは愛らしいものです。できればもっとなついて欲しい。けれどツンデレ猫ちゃんは、人の思いどおりにはなりません。なでたり抱いたりすると、嫌がってプイッとあっちに行ってしまったり…。この猫は本当に私になついているの?

ここでは猫が人になつく理由、なつきやすいと言われる年齢や方法についてご説明いたします!

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猫がなつく年齢とその理由について

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猫は、生後2週目くらいから9週目くらいの期間を、人との生活の中で過ごすと、人に良く「なつく」ようになります。

この期間を子猫の「社会化」期といいます。

社会化とは文字どおり、子猫が自分の周りの環境(すなわち社会)との関わりに慣れることです。子猫はこの時期に、母親やきょうだいとの生活(世話、遊び、ケンカ)を通じて、猫としての社会化を学習します。

一番は、子猫の「社会化」期に、人に慣らすこと。
猫の一生の性格や行動が決定づけられる、この大事な時期に、人が生活する環境の中で、人と一緒に暮らし、触れ合うことが、どれほど重要かはお分かりいただけると思います。

さらに言えば、この時期に、お母さん猫が人と良い関係にあれば、子猫が人になつくのに最良の環境といえます。

逆に、「社会化」期に、人と接触する体験や環境を十分に得られなかったときは、人に対する恐怖心が残ってしまう場合もあります。

とりわけ野良の子猫などは、人を怖がって避けるお母さん猫から「人間って大きくて怖い生き物、近づいちゃいけない」ということを教えられ、それが生涯の性格、行動となって残ってしまいます。

ただし、人を恐れる野良猫でも、正しい知識で接すれば、時間はかかりますが、人と暮らせるようになり、最終的にはなつくようになります。

どうしてもそのような猫をなつかせる必要に迫られたときは、まずは動物病院その他の専門知識を持った人に相談するのがベストです。自分だけで対処しようとすると、思わぬ事故やケガの元になります。

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「なつく」程度は猫によって違う

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「社会化」期に人に慣れる機会があったか否かで、その猫がなつく程度は変わってきます。また、遺伝的に両親から受け継いだ性格もあります。

さらに、複数の猫に触れたり世話をしたことがある人はわかりますが、猫って一頭一頭、本当に性格が違います。とっても個性が豊かです。

同じ環境に育った兄弟でも、臆病な子、気が強い子、活発な子、慎重な子、要領が良さそうな子、損ばかりしてる子…まったく性格が異なります。

加えて、飼い猫でも、いま飼われている環境が大きく左右します。飼い主さんの家族構成(5人家族か、一人暮らしか、女か男か)や生活パターン(家にいる時間が長いか短いか)なども影響するでしょう。

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猫になつかれるコツ(方法)

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猫の都合に合わせる

猫になつかれる秘訣は、猫の言うことをよく聞く、猫に従順になる、ということです。

常にマイペースで気まぐれな猫は、人に合わせたり、人の言うことを聞いたりしません。猫自身が気の向いたときに、人に反応して欲しい、自分が喜ぶことをして欲しい、と期待して人に接してきます。

「ご飯ちょうだい」「おやつ食べたい」「なでて」「遊んで」

と要求したときに、その猫の期待に応える人が、間違いなくなつかれます。

逆に人のほうから、自分の気が向いたときに「なでてあげる」「抱っこしてあげる」といった態度を取り続けていると、なかなかなつかれません。

猫は猫自身が「その気になったとき」だけ、「そうしてもらう」のを好みます。リラックスして寝ているときに、急に人からなでられたり、抱かれたりされるのは嫌がります。

すでに十分になついていても、気が向かないときは実に素っ気ない。「本当になついているの?」そう思わせるのが猫という動物です。気まぐれ、ツンデレと言われるゆえんです。

ですから基本的には、猫の都合に合わせるのが、より猫になつかれるコツだと思います。

「お、コイツは俺・私のいうことをよく聞く奴だな」と猫に思わせたら、しめたものです。

どっちが飼われているのかわからない、とは猫の飼い主の誰もが言うことです。しかも嬉しそうに。

具体的な方法と注意点

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ご飯、おやつをあげる

猫とのコミュニケーションの第1歩です。ご飯係の人には、当然猫はなつきやすいです。ただし、あげすぎて栄養過多、おデブにしないよう、量には注意をしてください。

小さめの優しい声でゆっくり話す

よく女性の声が好まれ、男性の低い声は嫌われる、と紹介されています。

猫なで声で話すのが良いでしょう。男性の野太い大きな声はNGだそうです。

大きな物音を立てない

上の話し声とも共通しますが、「犬は鼻、猫は耳」と言われ、猫は五感の中で聴覚が最も敏感です。

ネズミなど小動物が発する超音波の鳴き声や動くときの音を確実に聞き取るため、6万5千ヘルツという高周波の音まで捕えることができるそうです。左右の耳を動かして音源を正確に理解することができ、人間にはまったく聞き取ることができない音を聞き分けています。

ですから猫は大きめの物音を嫌います。よって当然、大きな物音を立てる人を嫌います。掃除機をかけるとたいていの猫は逃げてしまいます。とくに人にあまり慣れていない段階で、大きな物音を立てると、怖がられて避けられます。

身振り手振りは控えめに

自分から見て大型動物のヒトが大きな動きをすると、猫は不安になります。もし自分が、人間よりはるかに大きなゾウやキリンと同じ屋根の下で暮らしたと想像してみてください。ゾウやキリンが大きな動きをしたら怖いでしょ?同じことだと思います。

構わないで、放っておく

人になついていても、いなくても、猫は自分の気が向かないときは、放っておかれるのを好みます。

まだ人になついていない段階の猫なら、なおさら構ってはいけません。なるべく見ることもせず、意識を向けていないふりをするよう心掛けましょう。ご飯などの世話を続けていれば、そのうち猫のほうから興味をもって近寄ってきます。

すでに人になついて気心が通った関係になっても、猫は自分がその気がないときに、人からなでられたり構われたりするのは好きではありません。複数の家族がいる場合、うるさく構ってくる人にはあまり寄り付かなくなります。

あまり目を合わさない

犬と見つめ合っているときは、互いの愛情と信頼関係を感じて幸せな気持ちになりますね。

けど猫の目をじっと見つめるのはNGです。見つめ合うのは、敵意を表していることになります。

すでになついている猫の目をじっと見つめると、猫が目を閉じることがあります。これは、あなたに対する敵意はありませんよ、という意思表示だそうです。

あまり人に慣れていない猫が人をじっと見ているときは、その人に興味を持っているか、警戒しているときだと思います。食べ物をあげるなら、目を合わさないで、静かにそっとあげましょう。

頭、あごの下、首、背中を優しくなでる

猫が近づいてくるようになったら、なでてみましょう。頭やあごの下は喜びます。首と背骨沿いはマッサージ効果もあるらしいので、そのつもりでなでてみましょう。

逆に、おしりと後脚は、なでると嫌がりますので、あまり触らないようにしましょう。

気心が知れた関係になると、猫があおむけになって「お腹なでて♪」と要求してくるようになります。

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一緒に遊ぶ

猫じゃらしを試してみましょう。虫などの生き物に見立てた動きをすると、狩りの本能が刺激されて、喜んで飛びついてきます。

とくに若い猫は遊びが大好きです。ヒトの子どもと同じでいつまでも遊びをやめません、付き合うのが大変です。年を取るにつれ、遊ぶ時間やおもちゃへの興味は減っていきます。

ただし、猫用のおもちゃを買ってきたけど、全然興味を示してくれない、という経験は猫の飼い主なら誰もがしています。いろいろなおもちゃを試して、猫の好みのおもちゃを見つけるといいでしょう。

話しかける

ご飯をあげる、なでる、遊ぶとともに、猫との関係を築くには、話しかけることも有効だそうです。

猫が「なついてくる」のは、決してご飯だけを期待しているのではないそうです。人との触れ合いを望んでいるのです。

人との生活に慣れた猫は、人と一緒にいることを好みます。部屋の隅で静かに寝ているときも、飼い主の姿をきちんと把握できる寝場所を選んでいることが多いです。

人と猫の絆ができて、猫が構ってほしい、甘えたい、となついて鳴いてきたら、人の言葉で応じてあげてください。

猫が喜ぶことをする

猫になつかれるには、猫が喜ぶことをするのが近道です。

猫に嫌われたくなければ、猫が嫌がることをしないのが一番です。

しっぽをピンと垂直に立てているのは、機嫌が良い証拠です。

のどをゴロゴロ鳴らしているのは、喜んでいるしるしです。

足元に寄ってきて、頬や身体をこすりつけてくるのは、猫が自分のにおいを人につけているマーキングの仕草です。「あなたは私の大事な人♪」と言っているのです。

嬉しいときは、嬉しそうな鳴き声をします。甘えたりおねだりするときは、「ちょうだいよぉ」「なででよぉ」と駄々をこねるような、少し悲しげな声をあげたりもします。

嫌なときは、嫌なそぶりをします。不満そうな鳴き声や「嫌だぁ」と言っているような声を上げます。

猫が寝ているところに近寄ってなでたりすると、猫はおもむろに立ち上がって素っ気なく別の場所に移動したりします。「そんな気分じゃない」と拒否している証拠です。

抱っこを嫌う猫も多いです。抱き上げると抵抗して体をよじって降りようとします。

苦手な人がそばに来ると、瞳孔を開き耳を伏せ、困ったような戸惑ったような表情をします。

人間と同じで、猫は感情豊かな動物です。

そして同時に、猫は実に個性が豊かです。喜ぶポイントも、嫌がるポイントも、喜び方も、嫌がり方も、猫によってさまざまです。

猫を日頃からよく観察して、猫が喜んでいるのか、嫌がっているのかを見極めながらつき合っていけば、猫から自然となつかれるようになります。

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猫は人に「なつく」動物

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2004年、地中海の東端に浮かぶ島国キプロスで、ある遺跡からの発掘結果が発表されました。遺跡は紀元前7500年ころのお墓で、そこには人の子どもと一緒に猫が埋葬されていたのです。猫は、おそらくその子のペットとして飼われていたのだろうと推測されています。

今年2017年にはアメリカの科学誌に、猫の家畜化と愛玩動物化は新石器時代に世界中に広まったとする研究論文が発表されました。研究チームは古代の猫230匹のDNAを分析したと、フランスのAFP通信が伝えました。

従来の説では、人間が猫を飼うようになったのは数千年前のエジプトが起源とされていました。

今回および今後の調査研究次第では、これが大きく覆される可能性があります。

よく「犬は人につく、猫は家につく」と言いますが、それは正確ではありません。

猫が、犬よりも環境の変化を嫌がる、という特性に由来するものです。

猫が「人につかない」ということではないのです。

はるか昔から人間と共に暮らしてきた事実。そのことが物語っています。

猫は、人に良く「なつく」動物です。

良く「なつく」からこそ、長い間、人間が一緒に生活してきたのです。

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まとめ

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猫が人になつくようになるには、最適なのは生後2~9週間くらいの時期に、人に慣れさせることです。ただ、その時期をたとえ逃しても、猫と信頼関係を築き、なついてもらうようにすることは十分に可能です。そのためには猫の都合に合わせて生活すること。また猫の特性を理解した上で、その子の個性に合わせて喜ぶことをすれば、猫は自然となついてきます。気まぐれ猫とのハッピーライフのために、本稿が少しでも参考になれば嬉しいです。

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